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ちしきの金曜日 2013年4月12日
 

後付けバルコニー「後バ」を鑑賞する

余裕の屋根使いを見せるこの後バも
余裕の屋根使いを見せるこの後バも
こんな風に、瓦に乗っているだけでもっていたりして、いいなあ、って思うのよ。
こんな風に、瓦に乗っているだけでもっていたりして、いいなあ、って思うのよ。
あとこの家、側面がすごいことになってた。
あとこの家、側面がすごいことになってた。
素人目からすると、屋根に乗せるだけで大丈夫なのか、とちょっと心配になる。重さとか固定とか。たぶんちゃんと柱か梁かの上に乗るように場所選んでるんだろうけど。屋根いっぱいを使わないのは、重さに耐えられないから、という理由なんだろうなー。だからめいっぱい系は独立して脚を立てるわけだ。後バもああ見えていろいろたいへんだ。
こちらは屋根の上タイプだが、なかなかのダイナミックな物件。いいねえ、これ。かなり気に入った。
こちらは屋根の上タイプだが、なかなかのダイナミックな物件。いいねえ、これ。かなり気に入った。
そして足元はご覧のような乗っかり&ふんばり具合。いいねえ。
そして足元はご覧のような乗っかり&ふんばり具合。いいねえ。

アプローチ問題

前述した「腰高の窓から」という点で言うと、後バへのアプローチはけっこうたいへんだ。きっと、よいしょ、っていつも窓を跨いで出入りしているのだろう。洗濯物を持って。

たいへんだなあ、と思っていたら、こういうのを見つけた。
2階の窓の外に作られた後バだが、アプローチは地面から階段経由で!こういうのもあるのか。
2階の窓の外に作られた後バだが、アプローチは地面から階段経由で!こういうのもあるのか。
いやはや、後バの世界は奥深い。
これは今回見た中で最も思いをはせさせられた後バ。この完成形に至るまでの経緯を想像するだけで酒が飲める。
これは今回見た中で最も思いをはせさせられた後バ。この完成形に至るまでの経緯を想像するだけで酒が飲める。
逆転の発想。もともとアプローチ階段があった脇に後バか。1階部分を後バを作るに際して増築したのではないか。なんかすごく良い造形。ほしい。
逆転の発想。もともとアプローチ階段があった脇に後バか。1階部分を後バを作るに際して増築したのではないか。なんかすごく良い造形。ほしい。

大工よ、後バを高く上げよ

まだまだ語りたいことはたくさんあるのだが、ここまで読んでくれている人がいるのかどうかもあやしいので、これで最後にしよう。

1階の屋根にも乗れず、独立もできないケースだ。
手前はスタンダードな1階に乗ってる後バ。そして奥を見ると、2階の屋根に…!
手前はスタンダードな1階に乗ってる後バ。そして奥を見ると、2階の屋根に…!
そうなのだ。中には正真正銘「屋根の上」に後付けしている例もあるのだ。
誇らしげ。凛々しい後バ。それにしても階段とそこに出るための2階の扉も後付けだろうか。
誇らしげ。凛々しい後バ。それにしても階段とそこに出るための2階の扉も後付けだろうか。

後バ情報お待ちしております

いつにもまして賛同が得られないっぽいテーマで突っ走ってしまった。が、本望だ。もし面白いと思ってくれる方がいたら、ぜひすてきな後バを発見し次第情報を寄せてほしい。あと、後バに詳しい工務店の方とかも。
バルコニーじゃないケースも。どうやらお風呂っぽい。後風呂。
バルコニーじゃないケースも。どうやらお風呂っぽい。後風呂。

【告知:大阪でトークイベント開催します!】


現在大阪心斎橋で開催中(2013年3月31日(日)〜4月20日(土))で工場やジャンクションの写真展を開催中なのですが(詳しくはこちら)、最終日の4月20日16時から同会場でトークイベントやります。題して「ぼくらはなぜ工場に萌えてしまうのか?」。いままでデイリーで書いてきたことの紹介を交えつつお話ししますよ。近畿方面のみなさん、ぜひ!詳しくは→こちら


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