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ベトナム「空爆写真少女」講演=「許し選べる」初来日―名古屋

時事通信 4月13日(土)22時21分配信

 ベトナム戦争で重傷を負いながら生き延びた女性ファン・ティ・キム・フックさん(50)が初めて来日し、名古屋市内で13日講演した。約300人の聴衆を前に、怒りと憎しみを超え、敵を許すことの尊さを説いた。
 キム・フックさんは9歳だった1972年、南ベトナム軍が落としたナパーム弾でやけどを負った。衣服が焼け落ち、裸で逃げる姿をAP通信の記者が撮影。写真は世界中に配信され、翌年度のピュリツァー賞を受賞した。
 重度のやけどを負ったキム・フックさんは、17回の手術を経験。後遺症に悩み、「私を傷つけた人たちを憎み、私と同じように苦しめばいいと思った」という。
 心の平安を与えたのは、19歳で出会った新約聖書。敵を許すことを学び、怒りや憎しみから解放されたという。「許しは選べる。私にできたのだから、あなた方にもできるはず」と聴衆に呼び掛けた。 

最終更新:4月13日(土)22時28分

時事通信

 

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