■NY株式：ダウは0.08ドル安、商品市況下落を嫌気も企業決算期待がサポート
NYダウ ナスダック
終値 ：14865.06 終値 ：3294.95
前日比：-0.08 前日比：-5.21
始値 ：14865.14 始値 ：3292.39
高値 ：14865.21 高値 ：3296.50
安値 ：14790.57 安値 ：3271.02
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は0.08ドル安の14865.06、ナスダックは5.21ポイント安の3294.95で取引を終了した。3月小売売上高や4月ミシガン大学消費者信頼感など経済指標が相次いで予想を下回ったことで、下落して始まった。貴金属などを中心に商品先物相場が下落したことも嫌気され軟調推移となったが、来週から本格化する1-3月期決算への期待感から引けにかけてやや下げ幅を縮小した。セクター別では、消費者・サービスや小売が上昇する一方で素材やエネルギーが下落した。
大手銀行のJPモルガンチェース(JPM)とウェルズ・ファーゴ(WFC)は両行とも増益となる概ね予想通りの決算を発表したものの、住宅ローン関連手数料収入が減少したことが嫌気され小幅下落。小売のJCペニー(JCP)は、10億ドルの資金調達を検討していることが明らかとなり下落。資源関連のニューモント・マイニング(NEM)はドイツ銀行が目標株価を引上げたことで売られた。一方でバイオのバイオジェン・アイデック(BIIB)は、バンクオブアメリカの投資判断引上げで堅調推移となった。
金価格は52週安値を割り込んだことで一段安となっており、弱気相場（高値から20％以上下落）入りした。
（Horiko Capital Management LLC）
■NY為替：ドル・円は98円43銭、米が日本に「通貨安競争を避けるべきだ」と要請
ドル・円は99円43銭から98円08銭まで下落し、98円43銭で引けた。予想を下回った米国経済指標に失望したドル売り、米国財務省が半期為替報告書の中で、日本の通貨政策を注意深く監視し、日本に「通貨安競争を避けるべきだ」と要請したことを受けて円の買い戻しが加速した。
ユーロ・ドルは、1.3036ドルから1.3130ドルへ上昇し、1.3108ドルで引けた。ユーロ圏・EU財務相がアイルランド、ポルトガル融資延長で合意に達したことがユーロ買いに繋がったほか、低調な米国経済指標受けて欧米金利差拡大観測に伴う買いが優勢となった。ユーロ・円は、129円85銭から128円70銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5380ドルから1.5341ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9326フランから0.9263フランへ下落した。
■NY原油：続落で91.29ドル、11日からの売りの動きが継続
NY原油は続落（NYMEX原油5月限終値：91.29 ↓2.22）。11日に、5日につけた91.91ドルの安値から成るトレンドライン93.80ドル付近を下抜けた売りの動きが続いた。しかし、通常取引開始後には90.27ドルまで下落して3月6日以来の安値を示した後は下げ止まり、下げ幅を縮小している。
先週発表されていた経済指標では、3月ADP雇用報告や3月ISM非製造業景況指数、労働参加率が1979年以来の低水準となったことが明らかになった週末の3月雇用統計まで景気悪化を示すデータが相次ぎ、経済への現実的な見方を促されるデータが続いていた。12日は、3月の小売売上高が市場予想に反して前月比マイナスとなっている。朝方に、バークレイズが第1四半期GDP予想を3.2％から2.8％に引き下げている。週前半にはゴールドマン・サックスがQ1GDP予想を3.4％から3.2％に引き下げていた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）
バンクオブアメリカ（BAC） 12.17ドル -0.10ドル（-0.81％）
モルガン・スタンレー（MS） 21.82ドル -0.45ドル（-2.02％）
ゴールドマン・サックス（GS）149.12ドル +0.05ドル（+0.03％）
インテル（INTC） 21.67ドル -0.15ドル（-0.69％）
アップル（AAPL） 429.80ドル -4.53ドル（-1.04％）
グーグル（GOOG） 790.05ドル -0.34ドル（-0.04％）
フェイスブック（FB） 27.40ドル -0.62ドル（-2.20％）
キャタピラー（CAT） 85.05ドル -0.65ドル（-0.76％）
アルコア（AA） 8.22ドル -0.10ドル（-1.20％）
ウォルマート（WMT） 78.56ドル +0.77ドル（+0.99％）
《KO》
NYダウ ナスダック
終値 ：14865.06 終値 ：3294.95
前日比：-0.08 前日比：-5.21
始値 ：14865.14 始値 ：3292.39
高値 ：14865.21 高値 ：3296.50
安値 ：14790.57 安値 ：3271.02
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は0.08ドル安の14865.06、ナスダックは5.21ポイント安の3294.95で取引を終了した。3月小売売上高や4月ミシガン大学消費者信頼感など経済指標が相次いで予想を下回ったことで、下落して始まった。貴金属などを中心に商品先物相場が下落したことも嫌気され軟調推移となったが、来週から本格化する1-3月期決算への期待感から引けにかけてやや下げ幅を縮小した。セクター別では、消費者・サービスや小売が上昇する一方で素材やエネルギーが下落した。
大手銀行のJPモルガンチェース(JPM)とウェルズ・ファーゴ(WFC)は両行とも増益となる概ね予想通りの決算を発表したものの、住宅ローン関連手数料収入が減少したことが嫌気され小幅下落。小売のJCペニー(JCP)は、10億ドルの資金調達を検討していることが明らかとなり下落。資源関連のニューモント・マイニング(NEM)はドイツ銀行が目標株価を引上げたことで売られた。一方でバイオのバイオジェン・アイデック(BIIB)は、バンクオブアメリカの投資判断引上げで堅調推移となった。
金価格は52週安値を割り込んだことで一段安となっており、弱気相場（高値から20％以上下落）入りした。
（Horiko Capital Management LLC）
■NY為替：ドル・円は98円43銭、米が日本に「通貨安競争を避けるべきだ」と要請
ドル・円は99円43銭から98円08銭まで下落し、98円43銭で引けた。予想を下回った米国経済指標に失望したドル売り、米国財務省が半期為替報告書の中で、日本の通貨政策を注意深く監視し、日本に「通貨安競争を避けるべきだ」と要請したことを受けて円の買い戻しが加速した。
ユーロ・ドルは、1.3036ドルから1.3130ドルへ上昇し、1.3108ドルで引けた。ユーロ圏・EU財務相がアイルランド、ポルトガル融資延長で合意に達したことがユーロ買いに繋がったほか、低調な米国経済指標受けて欧米金利差拡大観測に伴う買いが優勢となった。ユーロ・円は、129円85銭から128円70銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5380ドルから1.5341ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9326フランから0.9263フランへ下落した。
■NY原油：続落で91.29ドル、11日からの売りの動きが継続
NY原油は続落（NYMEX原油5月限終値：91.29 ↓2.22）。11日に、5日につけた91.91ドルの安値から成るトレンドライン93.80ドル付近を下抜けた売りの動きが続いた。しかし、通常取引開始後には90.27ドルまで下落して3月6日以来の安値を示した後は下げ止まり、下げ幅を縮小している。
先週発表されていた経済指標では、3月ADP雇用報告や3月ISM非製造業景況指数、労働参加率が1979年以来の低水準となったことが明らかになった週末の3月雇用統計まで景気悪化を示すデータが相次ぎ、経済への現実的な見方を促されるデータが続いていた。12日は、3月の小売売上高が市場予想に反して前月比マイナスとなっている。朝方に、バークレイズが第1四半期GDP予想を3.2％から2.8％に引き下げている。週前半にはゴールドマン・サックスがQ1GDP予想を3.4％から3.2％に引き下げていた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）
バンクオブアメリカ（BAC） 12.17ドル -0.10ドル（-0.81％）
モルガン・スタンレー（MS） 21.82ドル -0.45ドル（-2.02％）
ゴールドマン・サックス（GS）149.12ドル +0.05ドル（+0.03％）
インテル（INTC） 21.67ドル -0.15ドル（-0.69％）
アップル（AAPL） 429.80ドル -4.53ドル（-1.04％）
グーグル（GOOG） 790.05ドル -0.34ドル（-0.04％）
フェイスブック（FB） 27.40ドル -0.62ドル（-2.20％）
キャタピラー（CAT） 85.05ドル -0.65ドル（-0.76％）
アルコア（AA） 8.22ドル -0.10ドル（-1.20％）
ウォルマート（WMT） 78.56ドル +0.77ドル（+0.99％）
《KO》
株式会社フィスコ
最終更新:7時32分
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