美羽のにゃんにゃん物語

イケメン王宮×王子様のプロポーズSeason2
次世代を担う異種混合プリンセスブログ……かもしれない(・∀・)


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レオ「俺のお願い、聞いてくれる?」
レオ「約束、覚えてるよね?」

レオの言葉に、私は約束を思い出す。



―レオ「負けた方は勝った方の言うことを一つだけ聞くっていうのは、どう?」―



「うん……」

真っ赤になりながらも頷くと、レオがにっこりと微笑んだ。

「でもその前に……お茶、入れてもいい?」

レオ「もちろん」

レオが笑いながら頷く様子に、私は緊張しながらティーポットに手をかける。

(レオのお願いって、何だろう……)

そうして頭を悩ませていたせいで、私は誤って指先に熱いお茶をかけてしまった。

「……っ…」

わずかに走った痛みに驚き思わず腕を引くと、レオが立ち上がる。

レオ「やけどしたの?」

「ううん、少しかかっただけだから……お茶を替えてくるね」

慌てて立ち上がると、レオが私の腕を取った。

レオ「だめだよ」

そしてそのまま強引に私の手を引き、部屋を出ていった。






お風呂へとやって来ると、レオが私の手に水をかけた。

「大げさだよ」

レオ「女の子なんだから、跡が残ったら大変でしょ」

そして視線を上げ、ふっと目を細める。
濡れた私の手を持ちあげると、
わずかだけ赤くなった指先にキスをした。

レオ「大切にして」

レオの唇が指先に触れ、私の鼓動が一つ大きくなった。

「あ……」

(こんな風に大切に扱われると、ドキドキしちゃうな……)

レオ「…………」

すると目を細め、レオが私の顔を覗きこむ。

レオ「何か今すごい色っぽい顔してるけど、どうしたの?」

「え……っ…」

レオの言葉に驚き顔を上げると、途端に唇をふさがれた。

「……んっ…」

湯気のたつお風呂場で交わされるキスに、私は目まいを覚えてしまう。
絡まった舌が微かに音をたてて離れると、レオが深く息をついた。

レオ「○○ちゃん///」

「…………」

間近からレオに見つめられ、私は思わず背中を後ろの壁に預ける。
すると、その瞬間…―。

「……!」

私の背中にノブが触れ、壁際のシャワーから水が降ってきた。

「ご、ごめんレオ……」

慌てて謝りシャワーを止めると、レオがわずかに顔をうつむかせる。
そして吹きだすように、笑い声を上げた。

レオ「ほんと飽きないよね、○○ちゃんは」

そしてゆっくりと、私のドレスに手をかけた。

レオ「脱いだ方がいいかも。……どうする?」

「……っ…」

レオに尋ねられ、私はわずかに息を呑む。
濡れたドレスからは、水が滴っていた。

レオ「……脱がせてもいい?」

レオはそう言うと私の身体を抱き寄せ、耳元に唇をつける。

レオ「お願い///」

その言葉に、私はレオとのやりとりを思い出す。



―レオ「俺のお願い、聞いてくれる?」―

―「うん……」―



「……ずるいよ」

小さな声で呟くと、レオがくすっと笑った。

レオ「やだな、そんなこととっくに知ってたでしょ」

そして私の身体を抱えあげると、浴槽の縁に座らせる。

「レ、レオ……あの」

レオの肩に手をつくと、私は背中を震わせた。
レオの指先が紐を探り解くその仕草に、吐息が熱く変わっていく。
やがて顔を上げたレオが唇をふさぐようにキスをした。

「……んっ」

レオの口づけが深く変わっていく間に、私の肩からドレスが降ろされる。
落ちたドレスがお湯の張られた湯船に、その端をつけた…。



夜のお風呂場に、私とレオが交わすキスが甘く響いていく。
濡れた肌が空気に触れ、私は寒さにわずかに肌を震わせた。

レオ「…………」

すると気づいたレオが私を抱きしめ、そのまま湯船へと入っていく。

「レオ、服が…っ…」

レオ「……ん?」

レオが湯船に浸かりながら、舐めるような甘いキスを繰り返していった。
やがて首筋に触れると、
濡れて張りついた私の髪を、指先でかくようによける。

レオ「……顔も身体も、真っ赤だね」

「……っ…」

レオのからかうような笑みに、私は顔を逸らした。

「そんなこと、言わないで」

レオ「かわいいな、○○ちゃんは。本当に……///」

レオが笑いながら、私の身体をぐっと寄せた。






のぼせそうになった私の身体にドレスを着せ、
横抱きにしたまま、レオが部屋のドアを開けた。
レオの髪からは、水滴がまだしたたっている。

(綺麗……)

思わずほうっと吐息をつくと、レオが私の身体をベッドに横たえた。
その時、どこからか真夜中を告げる鐘の音が響いてくる。

レオ「…………」

(今日は、レオの生まれた日……)

私は静かに、口を開いた。

「レオ……」

レオ「ん?」

優しく響くレオの低い声音に触れたくて、
私はそっと、その唇に手を伸ばす。

「あのね……」

(レオが生まれた日に、伝えたいと思ってた)

私は真っ直ぐにレオを見上げ、静かに口を開いた。

「生まれてきてくれて、ありがとう」

レオ「…………///」

一瞬動きを止めたレオが、唇に笑みを浮かべる。
そして伸ばした私の手を優しく取ると、音をたててキスをした。

レオ「そんな風に言ってくれるんだね、○○ちゃんは///」

手を離すと、すでに乱れた私のドレスを器用に脱がせていく。

「ぁ……っ」

身体中の曲線を確かめるような仕草に、声がこぼれた。

レオ「……俺は、○○のために生まれてきたのかもね///」

「……レオ?」

名前を呼ぶと顔を上げ、レオが微笑んで告げる。

レオ「好きだよ///」

「…………」

レオの言葉に、涙が浮かびそうになった。

(そんな言葉を、もらえるとは思わなかった)

「私も……」

微かに震える声で答えると、レオが目を細める。
そして何も言わないまま、触れるだけのキスをした。

「……っ…」

身体中が震えるようなキスに、私はレオの背中に手をまわす。
そして長く甘い夜を想い、
目を閉じると、私はレオの背中に指先を深く沈めていった…。






Premiere End






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