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亘理町 津波被害の校舎に戻り新学期4月8日 13時48分
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震災の津波で大きな被害を受けた宮城県亘理町の荒浜小学校では、2年ぶりに元の校舎に戻って新学期を迎えました。
荒浜小学校は津波で校舎の1階まで水につかり、学校の周辺も大きな被害を受けたため、内陸部にある逢隈小学校を間借りして授業を続けてきましたが、校舎の修復が終わったことから、2年ぶりに元の校舎に戻りました。
始業式で齋藤博校長は「学校の周りにはまだ家なども建っていませんが、みんなで力を合わせて新しい荒浜地区を元気にしていく学校を作っていきましょう」とあいさつしました。
続いて6年生の児童の代表が「3年生までの児童はこの校舎で初めて学ぶので、いろいろと教えてあげて好きになってもらいたい」と述べました。
このあと、子どもたちはきれいに改修された教室に入り、ことし1年の目標を確認していました。
4年生の男の子は「2年間はこの校舎に通えなかったので、元の学校に戻れてうれしいです。校庭でみんなで一緒に遊びたいと思います」と話していました。
荒浜小学校の周辺には高い建物がありませんが、2年前の津波でも浸水は1階だけだったことから、津波のおそれがあるときには、児童は校舎の屋上に避難することにしています。
学校では、授業のときだけでなく休み時間などにも津波を想定した避難訓練を繰り返し行うほか、6月には地域と合同で防災訓練を行うことにしています。
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