<力道山>刺した74歳元受刑者、病院で死去
毎日新聞 4月13日(土)7時25分配信
戦後のヒーローとして国民的人気があったプロレスラーの力道山(当時39歳)をナイフで刺して死亡させたとして、懲役7年の実刑判決を受けた当時暴力団組員の村田勝志元受刑者(74)が亡くなっていたことが12日、関係者への取材で分かった。関係者によると、死因は病死とみられ、東京都内の病院で9日ごろに死亡したという。
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東京地裁の判決などによると、1963(昭和38)年12月8日深夜、千代田区永田町のナイトクラブで力道山とけんかになり、腹をナイフで刺した。当初、命に別条はないとされたが、力道山はこの傷が原因で1週間後に死亡。村田元受刑者もボディーガード役に殴られて入院していたが、容体が回復後に逮捕された。
力道山は40年に角界入りし、関脇まで昇進した後に引退してプロレスラーに転身。空手チョップで人気を博し、プロレス中継する街頭テレビは黒山の人だかりとなった。
最終更新:4月13日(土)9時28分