美羽のにゃんにゃん物語

イケメン王宮×王子様のプロポーズSeason2
次世代を担う異種混合プリンセスブログ……かもしれない(・∀・)


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立ち上がったアランを振り返り、私は尋ねる。


「アラン、どうしたの?」


アラン「お前、今は俺の世話すんのが仕事なんだよな?」


(……どういうことだろう)


疑問に思いながらも頷き答えると、アランが口元に笑みを浮かべた。


アラン「着替えたいんだけど」


「……えっ」


えっ(///∇//)イイノ?←


アランの言葉に、私はとっさにその意図を知る。


(もしかして、私に着替えさせてってこと……?)


戸惑っている私の顔を覗きこみ、アランが小さく眉を寄せる。


アラン「横になりてーんだよ。早く手伝え///」


微かに唇をとがらせ、どこか甘えたようなアランの表情に、

私の鼓動が大きく跳ねた。


「……っ」


(そんな顔されたら、断れない……)


「うん……」


私は促されるまま、アランの肩にかかった甲冑に触れた。

そして…―。


「…………」


脱いだマントを片付けた私は振り返り、私服姿のアランを見上げる。


Σ(・ω・ノ)ノ!

大事なところが全部抜けている…!

下はどうしたんだろう…。←そこか


(何だかすごく緊張した……メイドさんはいつもこうなのかな)

(それとも……)


赤らんだ頬を冷ましきれないまま、アランと目が合った。


アラン「……お前」


近づいてきたアランが、私の額を軽く小突いた。


アラン「メイドが、赤くなってんじゃねーよ」


「……あ」


見上げると、アランの頬もわずかに赤らんでいる。


(アランの言う通りだよね。メイドさんは、これが仕事なのに……)


顔をうつむかせながら、私は思っていた。


(きっと私が赤くなってしまうのは、相手がアランだからだよね……)

(このままだと、アランにも迷惑をかけてしまいそう)


私はそっと顔を上げ、アランに告げる。


「……ごめんなさい、アラン。やっぱり私、外の掃除を…」


アラン「…………」


すると私の行く手を遮るように手を伸ばし、アランが低く呟いた。


アラン「だめだっつったろ」


「え?」


驚き見上げると、アランが眉を寄せたまま私を見ている。

アランの言葉に、私の脳裏にレオとの会話が蘇ってくる。


(それって……)



―レオ「……○○ちゃんが、アランの専属メイドになっちゃったら?」―



アラン「お前は、ここにいればいいんだよ」


独占欲ー!!(*ノωノ)

わがままアラン♡♡


「う、うん……」


アランの言葉に鼓動が高鳴り、私は思わず頷き答えていた。


「でも、もうやることが……」


掃除を終えた部屋を見渡し、私は小さく呟く。

するとアランが目を細め、私を見おろして言った。


アラン「そこらへんに、座ってりゃいいだろ」


「そんな……仕事なのに、そんなこと出来ないよ」


横になったまま見上げるアランの姿に、私はふとひらめく。


(そうだ……)


「じゃあ、アラン。マッサージしてあげる」


アラン「は?」


(城下にいた時、よく近所のおばあさんにやってあげていたから)


わずかに目を丸くするアランに、私は笑みを浮かべた。


「肩揉みは、得意だから」


じゃあ、私にも| 壁 |д・)


アラン「…………」


すると息をついたアランが身体を起こし、私に背を向ける。


アラン「……ん」


(マッサージしてもいいってことかな……)


私は緊張しながらも、アランの肩に指先を置いた。

そしてゆっくりと力を込めると、アランが長いまつ毛を伏せるのがわかる。


(……あれ?)


アランの肩をマッサージしながら、私はどこか違和感を感じていた。


(おばあさんにやってあげた時と、何か違う)

(何だか……)


胸が高鳴り息苦しさを感じると、私はアランの肩から手を離す。


「……やっぱり、他のことをしようかな」


アラン「…………」


アランがわずかに身をよじらせ、離れていく私の指先を取った。


「……アラン?」


掠れた声で呼びかけると、アランが私を見上げる。


アラン「お前、俺と出かける予定はどうなったんだよ」


「え?」


突然のアランの言葉に、私は小さく首を傾げた。


アラン「メイドやるほうが、大事ってことか」


「…………」


(アラン、もしかして怒っていたんじゃなくて……)


拗ねた様子のアランを見おろし、私は口を開く。


拗ねあらんらん( ̄▽ ̄)カワユイ


「ごめんなさい、アラン……」

「……もう少しで終わりの時間だから、それから行かない?」


(アランも、同じように思ってくれているとは思わなかった)

(私だって、アランと出かけるのを楽しみにしていたから)


アラン「…………」


アランは黙ったまま、私の手を離してくれた…。







そしてメイドとしての一日を終えた頃…―。

着替える時間も惜しんで、私はアランの元へと走っていた。


(今はただ早く、アランに会いたい……)




「……アラン?」


ドアを叩き、私はそっと部屋の中へと足を踏み入れた。

すっかり陽が傾いてしまった部屋のベッドで、アランが眠っている。


「…………」


その寝顔を見おろしながら、私は小さく息をついた。


(……私は本当に、自分のことしか考えていなかったんだな)


静かにベッドに腰を降ろし、アランの髪に手を伸ばす。


(ごめんね、アラン)


そうして指先が、アランの柔らかな髪に触れようとした時…―。


アラン「おい」


「……っ」


眠っていると思っていたアランが突然目を開き、低い声をあげた。


アラン「優秀なメイドは、やたら人のもんに触れねーだろ」


「あ、ごめ……」


謝ろうと口を開いた瞬間、アランの手が私の後ろ頭を引き寄せた。


「……んっ…」


唇が重なり、私は驚くままアランの腕を握る。

熱く柔らかなアランの唇が、私の唇の輪郭をなぞっていった。

その甘く優しい仕草に、背中がぞくりと粟立った。


「…っ…あの、アラン…出かけるんじゃ」


掠れた声で尋ねると、アランがわずかに顔を離し笑みを浮かべる。


アラン「もういいだろ」


そして私のうなじに手のひらを添えながら、告げた。


アラン「今日は一日、奉仕してろよ……」


俺様ーーーー!!!!

たっっっくさんご奉仕いたしますヘ(゚∀゚*)ノ



分岐:


彼からのお礼を受け取る→プレミア

彼の傍で待つ→スイート




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