美羽のにゃんにゃん物語

イケメン王宮×王子様のプロポーズSeason2
次世代を担う異種混合プリンセスブログ……かもしれない(・∀・)


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ルイが首を傾け、私の唇を何度もついばんでいく。

熱い吐息が舌先に吹きかかると、私の唇から声がこぼれ落ちた。


「ん……」


唇が離れると、乱れた息にわずかに肩が揺れる。


ルイ「…………///」


ルイの手が、優しく私の身体を抱き寄せてくれた。

その腕の中で私はふと、ポケットの中のものを思い出した。


(そうだ……)


「これを、返すね」


カギを取り出し、それをルイの手のひらに置く。


ルイ「……何のカギか、わかった?」


(ルイは、私への贈りものだって言ってたけれど……)


「どこかの部屋の、カギ?」


(カギと言えば、それくらいしか思いつかない……)


すると笑みを浮かべ、ルイが立ち上がった。


ルイ「…………」


そのまま棚の上の箱を手に取ると、振り返り私を見おろす。


(え……)


私も同じように立ち上がり近づくと、

ルイが私へとカギを差し出しながら、言った。


ルイ「開けてみて」


「うん……」


ルイの手の中の小さな箱に、私は言われるままカギを挿し入れる。


(何だろう……)


やがてわずかな金属音が響き、箱のふたが開いていった…。

ルイの手の中の小箱にカギをさし、その蓋をゆっくりと持ちあげていく。


「え……」


やがてその小箱からは、綺麗な音色が聞こえてきた。


(これってもしかして……)


ルイ「この間、欲しいって言ってたでしょ?」


ルイの言葉に、私は先日の他愛もない会話を思い出していく。



お伽話の中に出てくる挿し絵を眺めていた私に、ルイが尋ねた。


―ルイ「オルゴール……?」―


―「うん。いつか本物も見てみたいな」―


あー、オルゴールとかない時代なのか。



(あの時の私の言葉を、覚えていてくれたの……?)


その貴重な音色に耳を傾けながら考えていると、

ルイがオルゴールを持ったまま私の顔を覗きこんだ。


ルイ「……驚いた?」


「うん、ありがとう……すごく、嬉しい」


言葉にかぶさるような勢いで告げると、ルイがふっと笑みを浮かべる。

そして間近まで顔を寄せ、ささやいた。


ルイ「○○の喜ぶところが、見たかったから///」


わーいヽ(゜▽、゜)ノ←


「……っ…」


唇が重なる寸前で、ルイがささやきをこぼす。

ルイの吐息が、私の唇をくすぐっていく…。


「…っ…ぁ……」


唇の震えが伝わり、私は思わず顔を引いた。

するとルイの片腕が、私の腰をぐいっと引き寄せる。


ルイ「だめだよ」

ルイ「さっき、間違えたでしょ?」


だからお仕置き的な?w


その言葉に、ルイの言葉を思い出す。



―ルイ「……何のカギか、わかった?」―


―「どこかの部屋の、カギ?」―



そしてルイが、私の耳にわざと音をたてるようにキスをした。


「んっ……」


びくりと身をすくめるものの、

ルイが動きを止めることなく、キスを繰り返していく。

耳には、ルイの落とすキスの音しか聞こえなくなった。


「待ってルイ、オルゴールの音が聞きたいのに……」


その腕を軽く押しながら訴えると、ルイがオルゴールの蓋を閉めた。


ルイ「おあずけだよ」


おあずけでしたーーーー(*ノωノ)♡♡


そしてオルゴールの箱を元の棚に戻すと、私の身体を横に抱き上げた。


「…っ…!」


その首元にしがみつくと、

ルイの視線がじっと服に注がれていることに気がつく。


ルイ「この服って……」


ルイの言葉に、私は微かに息を呑んだ。


(そうだ。私、ずっとメイド服のままで……)


ルイに抱きあげられたまま、私は慌てて口を開く。


「今すぐ、着替えるね」


ルイ「……そのままでいいよ」


私の身体をベッドへと運びながら、ルイが呟いた。


ルイ「可愛い」


「……っ」


ルイの視線を感じ、私は顔を赤く染めたまま、

わずかに上がってしまったスカートの裾を抑える。


「でも……」


ルイ「…………」


やがて足を止めたルイが、私をベッドに降ろした。

そして私の身体の両脇に手を置くと、覆いかぶさるようにして尋ねる。


ルイ「じゃあ、脱がせばいい?」


イイ!(・∀・)ww


(え……!)


ルイの手がスカートの裾にかかり、私は慌てて言った。


「待って、ルイ……」


しかしルイの手は止まることなく、スカートの裾を上げていく。


「じ、自分で……」


ルイの手を抑えながら訴えると、ルイの動きがぴたりと止まった。


ルイ「…………」


(え……?)


恐る恐る視線を上げると、ルイと目が合う。


ルイ「わかった……」


おおぅ、何かありますな( ̄▽ ̄)




「……っ…」


私は背中越しにルイの視線を感じながら、

一個一個、ブラウスのボタンを外していた。


(こんなことになるなんて……)


心臓は高鳴り、指の先が緊張で細かく震えてしまう。


(恥ずかしい……)


めちゃくちゃ見られてるんだろーなー(///∇//)


真っ赤に染まった顔をうつむかせると、私は指の動きを止めた。


ルイ「……手伝う?」


呟いたルイの手が、背中から私を抱きしめるようにブラウスにかかる。


「え……っ、ルイ」


ルイの指先が、そのまま器用に私のボタンを外していった。


「あ……」


次第に露わになる素肌に、夜の空気が触れる。

それだけで、肌が粟立つ感覚が走った。


「ルイ……自分で…」


背中に触れるルイの胸が熱く、私は微かな声で告げる。

するとルイが、私の耳たぶを甘くかんだ。


「んっ……」


ルイの唇が耳に触れたまま、ささやきをこぼす。


ルイ「○○がメイドだったら……困る///」


「え…っ…」


ボタンを外し終えた手が私の頬を振り向かせ、強引な姿勢でキスをした。

開いたままの唇に、ルイの舌がゆっくりと入ってくる。


「ん……っ…」


私は体重をルイへと預けながら、ルイの笑みを見上げた。


ルイ「……部屋から、出たくなくなるから///」


ルイの手が、露わになった私の胸元をゆっくりと撫でていく。

その仕草に身体を疼かせながら、私は目を閉じた。


(私も同じなのかもしれない)

(もしもルイが私の仕える主人だったら……)


深くなるキスに、私は必死に応えていく。


(もう二度と、このお屋敷からは出られないかもしれない……)




Sweet End




わはっ、楽しかった:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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