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宮崎 少年審判で“無罪”決定4月12日 20時26分
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知り合いの少女の体を触ったとして警察に補導された宮崎市の中学校の男子生徒の少年審判で、家庭裁判所が「否認している生徒に長時間の調べが行われた」などとして、刑事裁判の無罪に当たる不処分の決定をしていたことが分かりました。
付添人の弁護士によりますと、この男子生徒は、13歳だった去年6月、知り合いの少女の体を触ったとして警察に補導され、宮崎家庭裁判所に送られました。
これに対し、家庭裁判所は、ことし2月、少年審判で「否認している生徒に長時間の調べが行われたうえ、生徒が話した内容も具体性が乏しい」として、刑事裁判の無罪に当たる不処分の決定をしたということです。
弁護士によりますと、生徒の両親は「何の連絡もなく、教頭が息子を警察に連れていった。不当な取り調べで自白を強要された」と主張し、学校や警察に損害賠償を求めるか検討しているということです。
これについて、宮崎市教育委員会学校教育課の近藤満主幹は「保護者への連絡は警察がすると聞いていた。結果的に連絡しなかったことは配慮が足りず、すでに謝罪した」と話しています。
また、宮崎県警察本部少年課は「警察の調べに問題はなかった」としています。
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