トップページ社会ニュース一覧「震源は野島断層の南側か」
ニュース詳細

「震源は野島断層の南側か」
4月13日 6時51分

「震源は野島断層の南側か」
K10038888611_1304131249_1304131250.mp4

兵庫県で震度6弱以上の激しい揺れを観測したのは、今から18年前の平成7年1月の阪神・淡路大震災以来です。
阪神大震災では兵庫県の淡路島や神戸市内の直下を走る活断層が動いてマグニチュード7.3の地震が発生し、現在の淡路市の一部や神戸市、宝塚市、芦屋市、西宮市などで、震度7の揺れを観測しました。
地震のメカニズムや活断層に詳しい東北大学の遠田晋次教授は「今回の地震の震源は、平成7年に阪神・淡路大震災を引き起こした野島断層の南側とみられる。この地震により、野島断層の周辺にはひずみがたまり、今回の地震もその影響で起きた可能性がある」と話しています。
そのうえで、「地震が起きた場所は断層が分かっているだけでも複数存在している。浅い場所で地震が起きると規模の割に強い揺れになることもあるので引き続き余震に注意する必要がある」と話しています。
また、阿部勝征元東京大学名誉教授は「今回、地震が起きた場所は新潟県から兵庫県にかけて続く地盤のひずみが集中し、地震が比較的発生しやすい場所の西の端に当たる。この地域では過去に阪神・淡路大震災も起きている。ただし、今回の地震は断層が縦にずれ動く『逆断層』とみられ、断層が横にずれ動いた阪神・淡路大震災との関連は現時点ではまだ分からない。震源が浅いことから今後、数日程度は淡路島などで強い揺れの余震が起きるおそれもあり、警戒が必要だ」と話しています。

[関連ニュース]
k10013888861000.html

[関連ニュース]

  自動検索

野島断層に新たなひびか (4月13日 16時31分)

このページの先頭へ