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【ゴルフ】

遼「優勝争いするために来た!」 71で5打差23位タイ

2013年4月13日 紙面から

第1R 14番で木の間から3打目を放つ石川遼。初日1アンダー23位と健闘=12日、オーガスタ・ナショナルGC

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◇マスターズ<第1日>

 ▽11日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)▽曇り、気温21・7度、弱風▽94選手(アマ6選手)

 【オーガスタ(米ジョージア州)大西洋和】男子メジャーの今季初戦、マスターズが開幕した。石川遼(21)=カシオ=は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71、1アンダーで首位に5打差の23位タイ発進。本人は手応えを感じたようで「優勝争いをするために来た」と強気な発言も飛び出した。昨年の日本の賞金王、藤田寛之(43)=葛城GC=は7オーバーで87位タイ。首位はマーク・リーシュマン(オーストラリア)とセルヒオ・ガルシア(スペイン)で6アンダー。

 前日まで我慢していた言葉が、つい石川の口から飛び出した。「優勝争いをするためには、このスコアが必要なんです。優勝争いをするために来たんですから」。目線がブレることなく、しっかりとした口調で言い切った。納得できる内容の71だった。

 1番でいきなりドライバーを右に押し出し、見る者に今季6度予選落ちして意気消沈していた姿を思い返させた。だが、本人は「逆にこれで落ち着けた」という。4つのパー5で3バーディーは「ロングショットと小技のバランスが取れている証拠」と満足顔。そしてそれ以上に喜んだのが、17番パー4のパーセーブだ。

 2打目を受けグリーンの奥20ヤードに大きくこぼした。3打目は人の背丈ほどもある土手を越えなくてはならない。その先は急な下り傾斜。石川は考えた末に、球を低く打ち出し、ライナーで土手の斜面にガツン。ワンクッションしたボールは真上に跳ね上がった後、ゆっくり下ってピン30センチに止まった。「ピン手前5メートルの所に止まってもいいと思って打った。結果的に最高」と自画自賛の一打だ。

 5度目のマスターズは初出場以来11ラウンド目、アンダーパーは4度目だが、今まで最も落ち着いてプレーできたという。「結果も内容も非常にいい。思ったより上位のスコアが伸びていないので…」。オーガスタ入りして以来、口から出るのは前向きな言葉ばかり。2日目もこの調子が続けば、2度目の決勝ラウンド進出は確実だ。

 

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