意地でレポ回収してやったわ!w
にしても今回鬼だったよねー
前々回のバレンタインは余裕を残して12周、
前回のホワイトデーは15ルート周ったけど、あと1、2回はいけたし。
一人少ないのを除いても今回は8周と、絶対に少ない。
これじゃうっかりレポ消しちゃっても、もう一周とかできないよね(・ε・´)
ジルレポをうっかり消さないようにしよう( ´艸`)w
アナタを甘い嘘で誘惑するのはオオカミ王子…?
春の温かな日射しをのせた風が、吹きぬけるある昼下がり…―。
私は一人、書斎の棚を見上げていた。
「……これにしようかな」
夜寝る前に本を読む習慣は、城下にいた時から変わっていない。
目ぼしい本を手に取ると、私はふと棚の上の方に目を留めた。
(あの本は……)
持っていた本をテーブルに置き、私は背伸びをして背表紙に指をかける。
取りだしたのは、一冊の本だった。
(これ、よく子どもたちに読んであげたな……)
それは嘘つきなお姫さまと、王子様の話だった。
私は立ったまま、その拍子を開く。
するとわずかな埃の匂いと共に、美しい挿絵が目に入った。
「……昔々あるところに、一人のお姫様がいました」
懐かしい冒頭を読み上げると、私は静かに目を伏せる。
(そう……どの物語にもお姫様がいて、)
(そして、王子様が……)
私の指先がページをめくったその時、書斎のドアが叩かれた…。
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