美羽のにゃんにゃん物語

イケメン王宮×王子様のプロポーズSeason2
次世代を担う異種混合プリンセスブログ……かもしれない(・∀・)


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ルイ「うそ、ついたでしょ……」


私の手を握り、ルイが尋ねる。


「嘘って……」


(もしかして、お花のことかな……)


私は晩餐会で配った花のことを思い出した。


(ルイには、飾るだけだって嘘をついていたから……)


「あ、あの……」


言いかけると、それを遮るようにルイが口を開く。


ルイ「……違う」


(え……?)


突然の言葉に目を瞬かせ顔を上げると、ルイが私から手を離した。


ルイ「嘘をついたのは、俺の方かも」


「……ルイ?」


思わず声をかけると、ルイがすっと視線を逸らす。


ルイ「自分のことだけ考えていてって、言ったけど……」


(それって……)


私は、ルイの言葉を思い出した。



―ルイ「……○○は、○○のことだけ考えていて」―



ルイ「本当は……」


ルイの視線が、ゆっくりと私へと降りてくる。

その瞳に、私の胸の奥の何かが動いた。


「……っ」


(何だろう、この感じ……目が、離せない)


やがて、ルイが告げる。


ルイ「俺のことも、考えてほしいから……///」


「……っ」


ルイの言葉と視線に、鼓動が高鳴っていく。

やがて小さく首を傾げ、ルイが私の顔を覗きこんだ。


ルイ「……わがまま、かな///」


掠れたような低い声で尋ねられ、私ははっと息を呑む。


(そんなこと……)


「…………」


ルイをただ見つめ返し、私は伝えるべき言葉を探していた。


(いつだって私は、ルイのことを考えているのに)

(……どうしたら、伝わるの?)


甘くわずかに息苦しい沈黙が、部屋を満たしていく。

やがて私は、呟くように口を開いた。


「ルイ……」


降りてしまったルイの左手を、両手で掴むように握る。


「私は……」


ルイ「…………」


その時…―。

部屋のドアが叩かれ、私は驚きに肩を揺らした。




メイド「失礼致します」


仕度を整えにやってきたメイドさんが、

ベッドの中の私へと視線を向けている。


「……っ」


私は目を閉じ、必死に眠ったふりをしていた。

隣では私を抱きしめるように、ルイが横になっている。


(いくら暗いからって、ばれてしまうんじゃ……)


不安にぎゅっと、目を閉じた時…―。


(え……っ)


ベッドの中に隠れていると、ルイの指先が私の腰をくすぐった。


「……っ」


こぼれそうになる声を押さえ必死に耐えていると、

そのうちにドアが閉まる音が響く。

私はすぐに身体を起こし、ルイを見おろした。


「ル、ルイ……っ」


見おろすと、ルイが口元に悪戯めいた笑みを浮かべている。


ルイ「ごめん」


「…………」


見上げる視線に、喉の奥がぐっと音をたてて締まった。


(こんな風に見上げられたら、何でも許してしまいそうになる)


慌てて顔を背けると、ルイの手が私の頬に伸びる。


ルイ「……○○、続きは?」


「……え?」


頬に触れるルイの指先に抗うように、私はまつ毛を揺らした。


ルイ「……さっきの」


「…………」


(きっともう、わかっているんだろうな)


そう思いながらも、私はルイに視線を向けた。


(それでも逆らえないのは……)


ルイの視線が、促すようにじっと目を覗きこんでいる。


「……ルイだけ、だよ」


(私が、ルイのことだけを考えているからなのかな)


すると嬉しそうに目を細め、ルイが身体を起こして顔を寄せた。


ルイ「……わかった///」


ルイが顔を傾け、ゆっくりと唇を重ねた。

唇に触れる温かな感触に、私の鼓動が鳴る。


「……ん…」


甘くかむようなキスに、私の唇が痺れていった。

やがて熱い吐息をつきながら、ルイが唇を離す。


ルイ「…………」


そして触れるか触れないかの距離で、ささやくように言った。


ルイ「……屋敷で笑ったのは、初めてかも///」


「…………」


ルイの顔を覗きこむと、どこか戸惑うような表情を浮かべている。


(ルイ……)


私は思わず、口元をほころばせた。


「……もっと、味方が増えるといいね」


(このお屋敷で、ルイの笑顔がもっと見れるように)


ルイ「…………」


するとふっと息をついて笑い、ルイが首を傾げる。


ルイ「味方が増えたら……隠れることもないね」


「え……?」


ルイの手が私の肩を押すと、背中がベッドへと落ちていく。


ルイ「そしたら、もっと……」


ルイがベッドを軋ませ、私の顔を覗きこんだ。


ルイ「声も、出せるよ……?」


そうして隠れていた時と同じように、私の腰元をくすぐる。


「っ……や…ルイ」


身をよじり身体を起こすと、ルイが面白そうに目を細めた。

私の肩から落ちたショールを拾いあげ口づけると、告げる。


ルイ「うそだよ……」

ルイ「ごめんね、○○」


ショールから視線だけを上げ、ルイが私を見る。


(ルイ、うそつき……)


私は喉の奥をぎゅっとさせながら、唇を結んだ。


(たぶん、ごめんだなんて思っていないのに)


分かっていながらも私は黙ったまま、

寄せられるルイの唇を受け止めていく。


「…ん…っ……」


そうして私は、寄せられる甘い疼きに翻弄されていった…。







そして、翌朝早く…―。

目が覚めた私は、ルイが眠るベッドの上で絵本をめくっていた。


(孤独だった野獣は、人間に戻ることが出来たんだ)

(お姫様の、力で……)


夢中で視線を落としていると、不意に髪に触れる手に気がつく。


「あ……」


見おろすと、寝ぼけた様子のルイが私の髪を優しく引いていた。


ルイ「……それ、あの絵本?」


「うん……すごく気に入ったから、持ってきていたの」


やがてルイがシーツの舌で身じろぎをし、私の腰元にぎゅっと抱きつく。


「……っ」


私の膝の上に頭を乗せると、そのままささやくように言った。


ルイ「……俺にも、読んでくれる?」


「え……」


甘えたような仕草でお願いをされ、私は息を呑む。

じっと見つめているとやがて、ルイと目が合った。


ルイ「…………」


「う、うん……」


慌てて視線を絵本へと落とし、私は最初から読み始める。




そして…―。


「めでたし、めでたし……」


王子様とお姫様のハッピーエンドで物語を終えると、ルイが息をつく。


ルイ「……こんな感じなんだ」


「……え?」


何か考えた様子のルイがぽつりと呟いた。


ルイ「こんな風に読んでもらうの、初めてだから」


(ルイ……)


その言葉に、私はふっと目を細める。


「じゃあこれからは、私が読んであげる」

「ルイのお願いなら、いつでも」


ルイ「…………」


するとルイが笑みを浮かべ、私の膝に頭を乗せたまま手を伸ばした。


ルイ「じゃあ、お願いしてもいい?」


「……?」


ルイの手が、私の頬の側でぴたりと止まる。


ルイ「キス、してくれる……?///」


「……っ」


(さっきのは、絵本を読むお願いのことだったんだけど……)


私は絵本を閉じ、ベッドの上に置いた。


(でも……)


ゆっくりと、顔を寄せていく。

そうして唇を重ねると、ルイが笑みを浮かべた。


(こんな笑顔が見れるなら、何度でも聞いてあげたくなってしまうな……)


考えているうちに、ルイからのキスが深くなる。

舌が絡め取られるうちに、乱れた服の下に再び指先が入っていった。


「ぁ……っ…」


素肌に触れるルイの指先に声をこらえながら、

私はシーツの上に、皺を刻んでいった…。




Premiere End



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