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イケメン王宮 アラン

双子のSweet Birthday 第4話(2) 【イケメン王宮◇イベント】


するとドアの高いところに右手のこぶしをつけ、

アランが身体の距離を縮める。

アラン「何隠してるんだよ」

「・・・・・っ」

アランに間近から顔をのぞきこまれ、私は思わず顔をうつむかせる。

「あの、準備が・・・・・・」

(まだ途中なんだけど・・・)

すると不機嫌そうに眉を寄せ、アランが息をついた。

アラン「・・・・お前だって、勝手におれの部屋入ってきたじゃねえか」

その言葉に、私はアランの部屋に入った時のことを思い出す。

アラン「あれ?お前・・・・」

アラン「・・・・何でこんなとこにいんの?」

(確かに、そうだった・・・・)

アラン「・・・誰かいるのかよ」

「まさか、誰もいないよ」

突然小さな声でたずねられ、私は慌てて顔を上げる。

すると眉を寄せるアランが、ドアにかけた手を降ろしドアノブをひねった。

「あ・・・・っ」

私が背にしていたドアが開き、アランが部屋を覗き込む。

そして中の様子に、目を丸くした。

アラン「・・・・なんだ?」

私はアランを見上げ、告げた。

「ハッピーバースデー、アラン」

アラン「・・・・・・・・・・・・」

やがて部屋の中に入ると、アランが手作りのチョコケーキを見下す。

アラン「・・・ああ、そういうことか」

どこかほっとしたように目を細め、アランが笑みを浮かべた。

アラン「あー、びびった」

「え?」

見上げると、アランがふっと目を細める。

アラン「いや、こっちの話」

そうして私の髪を、くしゃっと撫でた。

アラン「ありがとうな」

(良かった・・・・アラン、すごく喜んでくれてるみたい)

「・・・・・アラン、ろうそく吹き消してくれる?」

おそるおそる言うと、アランが私へと視線を向ける。

アラン「・・・・・・・・・・・・・」

(もしかして、嫌かな・・・)

思っていると、アランが吹き出すように笑った。

アラン「んなこと、ガキの時にもしとことねえな」

「え?」

アラン「一人、先に吹き消すやつがいたからな」

(あ・・・・)

レオのことを思い出し、私は口元をほころばせる。

アラン「・・・・・・・・」

そしてアランは黙ったまま、ろうそくの灯を吹き消してくれた。

アランがろうそくを吹き消し、2人きりのお祝いが始まった・・・-。

アラン「美味いよ」

私が作った料理を口に運びながら、アランがふっと笑みを浮かべる。

「良かった・・・・」

ほっと胸をなでおろし、私は短く息をついた。

そして先ほどのろうそくの話を思いだし、尋ねる。

「昔も、こういう風にお祝いしたりした?」

アラン「ん?」

するとアランが一瞬だけ懐かしそうに目を細め、つぶやいた。

アラン「・・・・そういうことも、あったかもな」

(その時も、やっぱりチョコケーキを食べたのかな)

(レオと、2人で・・・)

子供の頃の2人を想像して笑みをうかべた。

アラン「・・・・何笑ってんだよ」

「ううん、何でもない」

わずかに首を横に振りながら顔を上げると、私はふと気が付く。

「アラン、ついてるよ?」

アランの口元に、微かにチョコがついていた。

私は自分の唇を指差し、アランを見上げる。

アラン「ん・・・・・」

私のしぐさに指で拭おうとしたアランが、突然動きを止めた。

「・・・・?」

(どうしたんだろう・・・・・・?)

面白そうに笑みを浮かべながら、アランが私の方に身体を寄せる。

アラン「お前がとれよ」

アラン「俺がどーして欲しいか、わかるだろ?」




双子のSweet Birthday ★プレミアEND★ 【イケメン王宮◇イベント】

アラン「お前がとれよ」

アラン「俺がどーして欲しいか、わかるだろ?」

顔を寄せるアランの姿に、私の鼓動が早鐘を打つ。

アラン「・・・・・・・・・・・」

じっと見つめられ、私は思わず視線をそらし口を開いた。

「・・・・・・・・・わからないよ」

するとアランが軽く首を傾げ、面白そうにささやく。

アラン「口でとって」

「え・・・・・」

(口でって・・・・)

頬を赤く染めちらりと見ると、アランが目を細めた。

アラン「早くしろよ」

「・・・・っ」 

わずかにためらった後、私は立ち上がりアランの目の前に立つ。

肩に手を置くと、少しずつ顔を寄せていった。

アラン「・・・・・」

口の端を微かに舐めると、甘さがじわりと広がる。

顔を離し見下ろすと、アランがにやりと笑った。

アラン「・・・・・・・・・美味いだろ?」

「・・・・・・・・・・・・・・」

(味なんて、わからなかった)

私は顔を真っ赤にしたまま、アランから顔を背ける。

楽しそうに笑うアランが、ケーキを食べ続けていき・・・。

やがてケーキを食べ終えると、アランがベッドにごろりと横になった。

アラン「あー、食ったな」

(アラン、結局全部食べてくれたんだ・・・)

テーブルを片づけながら口元をほころばせると、名前を呼ばれる。

「げむ子・・・・・」

振り返ると、寝そべったままのアランが小さく手招きをしていた・・・。

ベッドに寝転び、アランが私を手招いている。

「・・・・?」

(なんだろう・・・・)

呼ばれるままゆっくりと近づくと、アランの手が私の腕を掴んだ。

そのまま強く腕をひかれると、

私は体勢を崩し、アランの胸に倒れ込んでしまった。

「・・・・・あっ」

気が付くとアランは私の胸元に顔を寄せ、目をつぶっている。

アラン「腹いっぱい」

「・・・・・・・・・・・・・」

そっと見下すと、アランの黒髪が目の前にあった。

(アランの髪って、すごくサラサラだな・・・・)

私は思わず手を伸ばし、その髪を指先で優しく撫でる。

アラン「・・・・・・・・・・・・・」

目を閉じていたアランが、ゆっくりとまぶたを開いていった。

アラン「・・・・・・・お前の手って、気持ちいいな」

「え」

胸元に吐息がかかり、私はびくりと指先を震わせる。

アラン「・・・・・・・・・やめんなよ」

アランが腕に力を込め、再び目を閉じた。

「う、うん・・・・」

(髪撫でられるの、好きなのかな・・・・・何だか可愛い)

そのまま手を動かし続けていると、不意にアランが顔を上げる。

(え・・・・?)

じっと目を見つめられ戸惑ううちに、顔が寄せられて・・・。

双子のSweet Birthday 第4話(1)【イケメン王宮◇イベント】

(誕生日のこと、もう話してしまおうかな・・・・)

私は考えながら、アランを見上げた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

(そうしたら、欲しいものも教えてくれるかもしれないし)

アラン「・・・・・?」

わずかに首を傾げ、アランがじっと目を細めている。

(サプライズで、お祝いもしたかったけど・・・・)

「あのね、アラン・・・・」

そして口を開いたとき、同時に夕刻を知らせる鐘が響いた。

(あ・・・・)

思わず顔を上げると、アランも鐘の音の鳴る方を見やっている。

アラン「・・・・・帰るぞ」

「あ、うん」

そして話は出来ないまま、城へと戻ることになり・・・・・・・・・・-。

私は部屋でケーキの材料を見下しながら、ため息をついていた。

(結局、欲しいものの話をすることはできなかったけど・・・・)

「・・・・・・・・・・・・」

チョコを手に取ると、甘い香りがふわりと香った。

「アランって、何ケーキが好き?」

アラン「・・・・・・・・・・・・」

アラン「・・・・・・・・・・チョコ」

(うん、がんばってケーキを作って喜んでもらおう・・・・!)

そして、誕生日前日・・・・-。

私は一人、部屋で誕生日をお祝いする準備を進めていた。

(思ったよりも、ケーキに時間がかかっちゃったな)

失敗を繰り返しながらも作り上げたケーキを真ん中に、

テーブルに料理を並べていく。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(こんな感じでいいのかな・・・・)

私は首を傾げ、わずかに唸り声をあげた。

(なんだか城下の子供たちの、誕生日パーティーみたいになっちゃったけど)

そうして試行錯誤していると、不意に部屋のドアが叩かれた。

「あっ・・・・」

私は慌てて駆け寄り、部屋の外へと出て行った。

アラン「・・・・なに」

後ろ手にドアを閉め見上げると、そこには目を輝かせるアランの姿がある。

「ちょっとだけ待って、アラン」

アラン「なんでだよ、お前が呼んだんだろ」

(その通りなんだけど・・・・)

隠すようにする背にしたドアをちらりと見やり、私は何も言えずにいた。

アラン「・・・・・・・・・・・・・・」

するとドアの高いところに右手のこぶしをつけ、

アランが身体の距離を詰める。

アラン「何隠してるんだよ」

「・・・・っ」

アランの顔が、私の間近に迫り・・・・。



双子のSweet Birthday 第3話(2)【イケメン王宮◇イベント】

アラン「・・・・・・・・・チョコ」

「・・・・・・・・・・チョコのケーキ?」

思わず聞き返すと、アランがほんのりと頬を染めて私を見る。

アラン「なんだよ」

「ううん」

(何だか、可愛いなぁ・・・・・)

私はアランに気づかれないように、口元をほころばせた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして公務の合間、私はジルのゆるしを得て城下を訪れていた。

「あった・・・・・・・・・!」

チョコケーキの材料を手に、私はほっと息をつく。

(良かった・・・・これで作れるよね)

そうして帰ろうと、歩いていると・・・。

男「ねえねえ、何してるの?」

「え?」

ゆく道を遮る男の人に声をかけられ、私は足をとめた。

男「これから、一緒にいいところいかない?」

「あの、どいてください・・・・・・」

男「ちょっとだけだからさ」

しつこく迫る男の人に眉をひそめ、私は思わず顔をうつむかせる。

(どうしよう・・・・・・)

するとその時、後ろから力強く肩をひかれた。

「え・・・・・・・・・・・っ」

驚くうちに、私の身体が誰かの腕の中にすっぽりと包まれる。

???「触んな」

(この声は・・・・)

アラン「・・・・・・・・こいつ、俺の連れだから」

(アラン・・・・・!)

私の身体を片手で抱き寄せ、アランが目の前の男の人をにらみつける。

低く鋭いアランの声音に、男の人が震えるように眉を下げた。

男「な、なんだよ。 先に言えよな」

「・・・・あ」

人ごみに走り去っていく男の人の後姿を見つめ、

私はほっと胸をなでおろす。

(良かった・・・・)

すると肩からアランの腕が離れて行った。
 
「アラン、あの・・・・」

アラン「・・・・・・・・・・・・・」

振り返ると、アランが私をじーっと見降ろして言る。

「ありがとう、助けてくれて」

その時、騎士姿のままのアランに、

私を探しに来てくれたのだと気づいた。

「それと・・・・・・ごめんなさい」

するとアランが深く息をつき、諦めたように言う。

アラン「別にいいけど。慣れたし」

アラン「ほら、もう満足しただろ」

そうして伸ばされたアランの手を自然に取ると、

そのまま引き寄せ、アランが人ごみのなかを歩いていく。

「・・・・・・・・・・」

(こうして当たり前のように手を引いてくれて、嬉しいな)

私はアランを見上げたまま、そっと尋ねた。

「・・・・・・・・・ねえ、アラン。本当に欲しいものはないの?」

アラン「・・・聞いて、どうするんだよ?」

「えっと・・・・」

(どうしよう・・・・誕生日のこと、もう話してしまおうかな・・・・)


双子のSweet Birthday 第3話(1)【イケメン王宮◇イベント】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

すみません、なんと、PCがフリーズして冒頭が消えてしまいました・・・・・

2話の終わりで、レオに呼び止められて、

レオ「アランは悩みがあると料理をするんだよーん」

的なことを言われて、

ふむふむと思いながら調味料を持って帰り、アランに遅い!!と言われながらも

レオの言葉を思い出してぼーっとしてたら、

ちょこっと指先を切っちゃった・・・・という感じでした。

そして↓↓↓↓↓↓↓に続きます・・・ ほんとすみません;;

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 

アラン「仕方ねえなぁ」

アランが私の手を取り、薄く切って指先を口に含んだ。

「っ・・・ア、アラン・・・!」

顔が途端に赤く染まり、私は思わず声を上げる。

すると至近距離で目が合い、鼓動が大きく跳ねた。

アラン「消毒、だろ?」

ふっと笑みを浮かべ、アランが告げる。

アランの口から離れた指先が、空気に触れひやりとした。

「あ・・・・」

その途端、足首から力が抜け転びそうになってしまう。

「・・・・・っ・・・」

アラン「あぶね」

片手で私の身体を支えたアランが、私の靴を見おろして息をついた。

アラン「料理の時にこんなの履いてんなよな」

(そうだよね・・・)

わずかにうつむいた私の顔を覗き込み、アランが目を細める。

アラン「今度出かける時に、はいてこいよ」

「・・・・う、うん」

何気ないデートの約束に頬を染めると、アランが顔を寄せてキスをした。

唇が触れ、一度だけついばむと、アランが顔を上げる。

アラン「・・・・・・・・・・・」

そっと息をつくアランに、私は小さな声で聞いた。

「あの・・・アラン、何かあった?」

アラン「・・・・・何もねえよ」

つぶやき、アランが私から離れていった。

そしてーーー。

一緒に出来上がった料理を食べながら、私は自然と訊ねる。

「アランって、何ケーキが好き?」

アラン「・・・・なんだ、それ」

そうしてけげんな表情を浮かべながらも、アランがぽつりと答えてくれた。

アラン「・・・・・・・」

アラン「・・・・・チョコ」

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