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イケメン王宮 アラン

【アラン】バレンタイン×スキャンダル 第1話(2) | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

ユーリ「ああ、いらっしゃったよ」

叩かれた部屋のドアを、ユーリが開く。

途端に現れた意外な人の姿に、私は思わず声を上げる。

「ロベールさん・・・・・・!」

ロベール「こんにちは、プリンセス」

画材を持ったロベールさんが、にっこりと微笑んでいた。

・・・・・・

肖像がを描いてくれるというロベールさんの指示に従い、

私は椅子に腰掛けたまま動かずにいた。

「・・・・・・」

真っすぐに窓の外を見つめ、私はわずかに唇を開く。

「・・・・私」

ロベール「ん?」

ロベールさんが、筆を止めずに私を見やった。

「いつまで、この部屋でじっとしていればいいんでしょうか」

「どうすればいいか、わからないんです・・・・」

(このまま、アランとははなれていなくてはいけないのかな・・・・)

呟くと、私は大きく息をつく。

「すみません、ロベールさんに、こんなこと・・・・」

ロベール「・・・・・・」

すると黙って筆を置いたロベールさんが、にこやかに告げた。

ロベール「げむ子ちゃんの気持ちを理解できるのは、ひとりだけだよね」

「え・・・・?」

思わず顔を向けると、ロベールさんが立ちあがる。

ロベール「そうなると、私に出きることは一つだけかな」

そして、その日の夜・・・・ー。

私はロベールさんに言われた通り、部屋で一人待っていた。

(ロベールさんはただ、真夜中まで待つようにって言ってたけど・・・)

(いったい、何があるんだろう)

考えていると突然、窓が叩かれる。

「えっ・・・・・」

慌てて立ち上がり、私はそっと窓を叩いた。

するとそこには、アランの姿がある。

「アラン・・・・!」

アラン「・・・・・・」

部屋の中へと入ったアランが、私を見おろす。

「どうして・・・・」

訊ねると、アランが視線を逸らしため息をついた。

アラン「宮廷画家のロベールに言われたんだよ」

アラン「お前のとこに、行ってやれってさ」

(ロベールさんが・・・・)

ロベール「そうなると、私にできる事は一つだけかな」

ロベールさんの言葉を思い出し、ふっと口元をほころばせる。

(そういうことだったんだ・・・)

アラン「・・・・・」

見上げると、いつの間にかあらんの視線が私へと寄せられていた。

「アラ・・・」

名前をよびかけると、突然ぎゅっと抱き寄せられる。

アラン「ほとぼりがさめるまで会わねえつもりだったけど・・・」

アラン「俺の方が、無理だったかもな」

【アラン】バレンタイン×スキャンダル 第1話(1) | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

吹く風が冷たく頬を撫でる、2月のある日のこと・・・-。

ジルに呼び出され部屋を訪れると、そこにはアランの姿がある。

アラン「・・・・・・・・・・・・・・・・」

(アランまで、一体どうしたんだろう・・・)

ドアを閉めると、やがてジルがため息をつきながら告げた。

ジル「実は、噂が立っています」

「噂、ですか?」

ジルの話しによると、

プリンセスと騎士のスキャンダルが、城内で話題を呼んでいるという。

ジル「若い騎士や使用人の間では、まるで物語のように語られているらしいのですが」

(それって、まさか。。。。)

私ははっと息を呑み、アランを見上げた。

アラン「・・・・・・・・・・・・」

アランは黙ったまま、ジルの言葉に耳を傾けている。

ジル「あなたはまだ正式に王を選んでいるわけではありませんから」

ジル「このような噂は、波紋を起こしかねません」

そしてアランを見やり、告げた。

ジル「噂が薄れるまでの間、あなた方には少し離れて頂きます」

アラン「な・・・・・」

アランが何か言おうと口を開くものの、ジルが睨むように視線を送る。

ジル「何か?」

アラン「・・・・・・・・・・・・・・・・」

アランは眉を寄せ、口をつぐんでしまった。

私はその横で、自分の手をぎゅっと握りしめていた。

(そんな・・・・)

部屋を出ると、私は先を歩くアランを呼びとめた。

「アラン・・・・・!」

アラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

すると足を止め、アランが小さくため息をつき振り返る。

アラン「話しかけんなって、言われただろ」

「・・・・・う、うん」

先ほど言われたばかりのジルの言葉が、脳裏をよぎった。

(たしかに、そうなんだけど・・・・)

黙ったまま顔をうつむかせると、アランが私の頭をぽんぽんと撫でた。

アラン「あんま心配すんな。すぐにこんんあこと終わらせてやるから」

「・・・・終わらせる?」

(どうやって・・・・)

見上げるとアランがふっと目を細め、もう一度軽く頭をたたく。

アラン「だからお前は、大人しく待ってろ」

アラン「じゃあな」

それだけを言うと手を離し、アランは再び歩いていってしまった。

振り返ることもなく見えなくなった背中に、ため息をつく。

「・・・・・・・・・・・・・・」

(アラン・・・・・どうするつもりなんだろう)

思いながら、私は微かな胸の痛みを感じていた。

(離れなくてはいけないこと・・・・・アランは、さびしくは無いのかな)

部屋に戻ると、私はユーリから噂の話を聞いていた。

ユーリ「騎士たちの間で、話題騒然らしいよ」

それは一介の騎士がプリンセスの心を射止め、

のぼりつめていく物語として広がっているようだった。

(そんなおとぎ話のように噂されていたなんて・・・・)

複雑な思いで聞いていると、お茶を用意するユーリがちらりと私を見た。

ユーリ「正式なお相手にともなれば、大変なことだもんねー」

「・・・・・・・・・・・・・」

私はユーリの話にうなずきながら、

あの時ジルに言い渡されたことを思い出す。

ジル「プリンセスにはしばらく、部屋で待機して頂きます」

ジル「今後の対策を決めるまでは、外に出ないでください」

(私は本当に、部屋で待っているだけでいいのかな・・・・)

ユーリの淹れてくれたお茶に自身の姿を映し、ため息をついていると・・・・。

部屋のドアが、控えめに叩かれた。

「・・・?」

顔を上げると、隣に立つユーリがドアを振り返る。

ユーリ「ああ、いらっしゃったよ」

ユーリの頬笑みに、私は小さく首を傾げた。

(・・・・・誰?)

双子のSweet Birthday ★プレミアEND★(4・完結) 【イケメン王宮◇イベント】

アラン「・・・嫌なら嫌って、今はっきり言えよ」

アランに顔をのぞきこまれ、私は言葉を詰まらせた。

「・・・・・」

そして、気が付いてしまう。

(私・・・・嫌じゃ、ないんだ)

(アランのことが、好きだから)

私はアランから視線を逸らしたまま、

震える指先を、自分のドレスの紐にかけた。

アラン「・・・・・・・・・・・」

その様子を見ていたアランがふっと笑みを浮かべ、手を伸ばす。

アラン「お前って、不器用だな」

私の指に手を重ねると、アランが器用に紐を解いていった。

「・・・・あっ・・・・」

アランの方腕が私のうなじを優しく引き寄せ、キスをする。

甘く響くキスを繰り返されると、私の身体がわずかに疼いた。

「ア、アラ・・・・」

名前を呼び掛けた、その時・・・・・。

(あ・・・・この音は・・・)

部屋の中に、真夜中を告げる時計塔の音が響く。

(アランの誕生日に、なったんだ)

アランの手が素肌を撫で、力を失くした私の身体がベッドに落ちていった。

「ん・・・・」

身体じゅうに落とされるキスに唇をかみながら、私は手を伸ばす。

そしてアランの首元にぎゅっと抱きつくと、ささやいた。

「アラン・・・生まれてきてくれて、ありがとう」

アラン「・・・・・・・・・・・」

するとお腹の上にいたアランがわずかに驚いたように顔を上げ、

やがて、嬉しそうな笑みを浮かべる。

アラン「・・・ああ」

そしてベッドを軋ませながら身体を起こし、

もう一度私の唇に、優しいキスをした。

「・・・・・っ・・・・」

私はアランの温かな身体にしがみつきながら、

夜の間中何度も、アランにささやく。

「お誕生日おめでとう、アラン」

その度にアランは、私の肌に優しく指先を滑らせていった・・・。

END



双子のSweet Birthday ★プレミアEND★(3) 【イケメン王宮◇イベント】

そして面白そうに目を細め、アランが告げる。

アラン「・・・我慢してみろよ」

アランが顔を寄せると、私は慌ててその胸を押した。

「なんで、そんなこと・・・・」

アラン「・・・・・」

するとアランが、ふっと笑いながら目を細める。

アラン「今日は俺の誕生日のお祝いなんだろ?」

アラン「・・・このくらい、許されると思うけど」

「あ・・・・・」

(確かに、そうだけど・・・)

思わず手から力が抜けると、アランがぐっと身体を寄せた。

「・・・っ・・・・」

強引に唇を重ねられ、私は軽く目を見開く。

驚くまま息をのむと、その隙間に熱い舌が触れた。

「・・・・っ・・・」

私はアランの言葉を思い出し、必死で声を抑えていく。

アラン「じゃあ、これから声出さないでいられたら、もうしない」

舌を絡めとられても、アランの腕をぎゅっと掴み耐えていると・・・。

(・・・・・!)

アランの指先が、かくように私の脚をなで上げて行った。

「んっ」

その仕草に背中がしびれ、私はたえきれずに唇から声をこぼす。

アラン「・・・・お前の負けだな」

(ずるいよ・・・・)

笑みを浮かべる姿を涙の浮かんだ目で見上げると、

アランが私の腰に手をまわし、身体を起こした。

そして顔を覗き込み、言う。

アラン「・・・嫌なら嫌って、今はっきり言えよ」

(それは・・・)

双子のSweet Birthday ★プレミアEND★(2) 【イケメン王宮◇イベント】

私の胸元に顔を沈めていたはずのアランが、

顔を上げ、そっと唇を重ねた。

「・・・っ・・・・」

アランの髪を撫でていた私は、驚きに手を止める。

アラン「・・・・・」

すると軽く身を起こしたアランが、再びキスを落とした。

アラン「・・・・止めんなって言ったろ?」

少し落ちた私の腕を取り、アランが言う。

「・・・・でも」

(アランの髪を、掴んでしまいそうだし・・・)

考えていると、アランが私の両脇に腕をついた。

アラン「・・・ふーん」

私の顔をじっと覗き込むと笑みを浮かべ、アランがささやく。

アラン「・・・じゃあ、自分で脱いでみて」

アランの言葉に、私はかあっと顔を赤く染めた。

「で、できないよ」

(「じゃあ」って、アランったら何を言って・・・・)

すると私の顔をじっと見つめ、アランがわずかに眉を寄せる。

アラン「なんでだよ」

「・・・・恥ずかしいから」

アラン「・・・・・」

すると少し考えた末、アランが小さく顔を傾けた。

アラン「わかった。これから声出さないでいられたら、もうしない」
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