2013.4.12 20:46

虎41回無失点! メッセ無四球完封で2勝目(2/2ページ)

メッセンジャーの妻・ベネッサさんと娘のフランチェスカちゃん=甲子園球場(撮影・山田喜貴)

メッセンジャーの妻・ベネッサさんと娘のフランチェスカちゃん=甲子園球場(撮影・山田喜貴)【拡大】

 宿敵巨人を3試合連続完封とたたきのめした。伝統の一戦を2勝1分けと勝ち越し、今季初の連勝も記録。何より、最大のライバルの連勝街道に立ちふさがったこと。チームにとっても大きな分岐点だった。ようやく、猛虎に流れが来た。

 「おととい(9日)に連勝を止めて少し気持ちは楽になったが、投手陣が3日間抑えてくれて、打つ方もヒットもタイムリーも出始めた。きょうで5割に戻ったんで、あしたからが大事」

 前日11日の試合後、和田監督は次戦を見据えた。投手陣はここ3試合で30イニング無失点と盤石。あとは打線の奮起を待つのみ。その打者陣が前夜に続き、この日も躍動した。

 二回だ。先頭の福留が四球で出塁。新井貴の左前打の間に一走・福留が激走し、三塁を陥れた。コンラッドは三振に倒れたが、続く藤井彰が魅せた。高崎の3球目を叩き、三塁へ先制となる適時内野安打を放った。その後もメッセンジャーの投前犠打で二死二、三塁と再度好機を作り、西岡の右前適時打で2-0と追加点を挙げた。

 6試合連続となる「H」ランプを灯したリードオフマンは「絶対に打ってやろうと、この打席は燃えていました。まあ、常に燃えていますけどね」と、西岡節で振り返った。「やっと5割に戻った。気持ちを新たに、もう一度開幕ぐらいの気持ちでやりたい」とも話していた指揮官。思いはナインも同じだった。

 メッセンジャーは九回もマウンドに上がると、三者凡退に抑えて4安打無四球の完封勝利。チームの連続無失点記録を41に伸ばし、自ら2勝目を挙げて3連勝に貢献した。

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