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イケメン王宮 ジル

【ジル】バレンタイン×スキャンダル プレミアEND・最終話 | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

そして、その夜・・・・ー。

チョコを用意した私は、部屋で一人頭を悩ませていた。

(どうやってジルに渡したらいいんだろう・・・)

「・・・・・・」

(審問を終えたばかりのジルが外出する姿を見られたら)

(また噂がたってしまうかもしれない・・・・でも)

手の中のチョコを見おろし、息をつく。

「やっぱり、直接わたしたい」

呟くと、私は腰掛けていたベッドから立ち上がった。

・・・・・・

そうしてチョコを渡すために、

私はこっそりと部屋を出て、ジルの部屋へと向かっていた。

(見つからないように、気をつけないと・・・・)

身長に足を進めていると、曲がり角で人影を見つける。

「・・・・あ」

(とにかく、どこかに隠れなくちゃ)

慌てて逃げようとした時、後ろから腕を取られた。

「・・・・!」

???「げむ子」

(この声は、もしかして・・・・)

名前を呼ばれ驚くまま振り返ると、そこには見知った人の姿がある。

ジル「あなたは、何をしているんですか?」

「ジ、ジル・・・!?」

廊下で会ったジルとともに、私はこっそりと部屋を訪れていた。

ジル「全く、あなたは・・・」

ため息をつきながら、ジルがドアを閉める。

振り返りジルを見上げながら、私は口を開いた。

「すみません、今日のうちにどうしても・・・」

持っていたチョコを差し出し、私は静かに告げる。

「いろいろとありがとうございました、ジル」

(コレを、渡したかったから)

ジル「・・・・・・」

チョコを見おろし、ジルが唇に笑みを浮かべた。

そして小さく首を傾げると、私の顔をのぞきこむ。

ジル「ありがとうございます、げむ子」

ジル「ですが、もっと他の言葉を頂いてもいいですか?」

「え・・・・」

(他の言葉って・・・・)

戸惑いに目を瞬かせ見上げると、ジルがふっと目を細めた。

ジル「今日はバレンタインデー・・・」

ジル「城下では、想いを告げる日だと聞きましたが?」

「・・・・っ」

ようやくジルの言おうとしていることに気づき、私は小さく息を呑んだ。

高鳴る鼓動が、耳に低く響いて行く。

ジル「・・・・げむ子?」

「・・・っ」

ジルの呼び声に促されるように、私は静かに口を開く。

私の掠れた声が、静寂の部屋に響いて行った。

「・・・・好きです、ジル」

ジル「・・・・・・・」

頬が真っ赤に染まっていることに気づきながらも顔を上げ、

私はもう一度、はっきりとした声で告げる。

「好きです」

ジル「ええ、わかっていますよ」

ジルが笑みを滲ませたまま、手を伸ばした。

そして私の身体を抱き寄せると、唇を耳に押しあてるようにささやく。

ジル「・・・・今回の事で思いました」

ジル「あなたのことを手放せたら、どんなに楽かと」

「え?」

ジルの言葉に、私の心臓が痛いほどに跳ねた。

(・・・・ジル?)

不安げに見上げると、どこか困ったように微笑むジルが告げる。

ジル「でも、もう・・・遅いようです」

そして私の髪をかきあげるようにすくと、顔を寄せた。

ジル「あなたなしの人生など、考えられないですから」

「・・・っ・・・」

ジルの吐息が唇にかかり、ゆっくりと重なっていく。

落とされた限りなく優しいキスに、 

ジルの背中に触れる指先が、ぴくりと跳ねた・・・。

全身をつらぬくような痺れが走る。

(そんな風に言ってもらえるなんて・・・・)

見上げると、ジルと視線が重なった。

「・・・・っ・・・」

黙ったまま、引き寄せ合うようなキスを交わす。

ジルと舌が絡まり、私は声をこらえながらその腕を掴んだ。

「んっ・・・」

何度も飽きる事無く深く激しいキスを繰り返すと、

やがてジルが唇を離し、私の身体をぎゅっと抱きしめる。

そして今度は、耳をたどるように舌先をはわせた。

「ぁ・・・・・・っ」

身体がびくりと震え、私は思わず目を閉じる。

するとジルが吐息をこぼしながら、笑みをにじませた。

ジル「せっかく頂いたチョコが、とけてしまいますね」

そうしていつの間にかテーブルに置かれていたチョコを取ると、

包みを開け、そのうちの一つを口の中に放り込む。

そして私を見おろすと、言った。

ジル「チョコ味のキスというのは、より甘いんでしょうか?」

「・・・・っ・・・」

チョコの香りの吐息が、唇にかかる。

ジル「試してみますか?」

ジルがわざと吐息を吹きかけるようにして、唇を重ねる。

口中に甘いチョコの香りが広がり、私は目眩を覚えた。

「ん・・・・」

(すごく、甘い・・・)

いつの間にか腰元に回っていたジルの手が、私の身体を抱え上げる。

「ぁ・・・・っ・・・」

キスを繰り返すまま、ジルは私の身体をベッドの脇まで抱えて行った。

舌がもつれ声が零れると、ジルがようやく唇を離し私の顔を覗き込む。

ジル「どうですか?」

「・・・・・・・」

ジルの問いかけに頬を真っ赤に染めたまま、私は小さく頷いた。

ジル「・・・・・・・」

すると満足げに目を細め、ジルが私の身体をベッドへと降ろす。

そのまま私の身体に触れると、ジルがささやいた。

ジル「チョコのお礼を、させて頂いてもよろしいですか?」

「え・・・・」

ジルの手が私のドレスの紐を、ゆっくりと解いていく。

やがて足下から手を這わせると、低く甘い声で告げた。

ジル「今夜はあなたに、つくしますよ」

「・・・・ぁっ・・・っ」

ジルの指先がドレスの下のかくれた素肌を暴いていく。

ジル「どうしてほしいか、口にしてみてください・・・・」

片手で足を撫でながら、ジルが言葉を促すように私の唇に触れた。

ジル「ほら・・・・」

ジルの誘いに涙をにじませたまま、私は震える唇を開く。

「私は・・・・」

そうしてジルに促されるまま、

私はチョコの香りに満ちた部屋に、甘くほろ苦い声をこぼしていった・・・・。

END




【ジル】バレンタイン×スキャンダル 第3話 | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

ジル「迎えにきましたよ」

静かに重なった唇が、ゆっくりとはなれていく。

吐息が吹きかかる距離で、ジルが告げた。

ジル「・・・・審問は無事に終わりました。頭の固い官僚たちを納得させるのに時間はかかりましたが・・・・」

ジル「これでようやく、元にもどれます」 

(元通り・・・)

その言葉に、私の胸が微かに痛む。

(私たちが正式にみとめられたわけではないんだよね)

(ジルは、私の教育係なんだから・・・・)

当たり前のことに気づき、私はジルを見上げた。

「ありがとうございます、ジル」

(離れなくてはいけないと、分かっているのに・・・)

ジル「・・・・・・・」

私の視線に気付き、ジルがふっと目を細める。

そしてゆっくりと、私の頬に手を添えた。

ジル「今は舞踏会に夢中で、誰も私たちの事など見ていません」

ジル「もう少しだけ・・・こうしていてくださいますか?」

「・・・・っ」

ジルの甘い願いに、私の鼓動が高鳴っていく。

「はい」

私は静かに頷くと、舞踏会の曲を聴きながら目を閉じていった。

・・・・・・

それから舞踏会を抜けだし部屋に戻ると、私は振り返る。

「ジル、今夜はゆっくり休んで・・・・・」

ジル「・・・・・・・・」

するとその言葉を遮るように、ジルが私の腰を引き寄せた・・・・。

私は声を落としたまま名前を呼んだ。

「ジル・・・・」

ジル「・・・・・・・・」

するとジルが、顔を肩口にうずめたまま言う。

ジル「わかっていますよ」

ジル「ネーブルスで、これ以上あなたに触れるような馬鹿な真似はしません」

低く響くジルの呟きに、私は微かに息を呑んだ。

ジル「ですが・・・貴女の顔を見たら、急に眠くなりました」

「え?」

・・・・・・

一緒に眠ることになり、私はベッドの上、ジルの隣に潜り込んでいた。

(緊張して、眠れない・・・・・)

考えながら寝返りをうつと、

ジルの綺麗な寝顔が、窓から射し込む月明かりに照らされている。

「・・・・・・・・・・」

その寝顔に息をつき、私はそっと身体を起こした。

そして、その額に静かにキスを落とす。

「ありがとうございました、ジル」

再びお礼の言葉を口にすると、私はシーツにもぐりこみ、目を閉じた。

・・・・・・・・・

げむ子が寝息を立て始めたころ、ジルが一人ベッドの上で身体を起こしていた。

優しくげむ子を見おろし、その髪を撫でる。

ジル「困りましたね・・・・」

ジル「いつか堂々と触れられる日が来てほしいと、願ってしまいます・・・・・」

ジルのつぶやきは、夜の闇に溶けて行った・・・。

翌朝、私はドアが叩かれる音に目を覚ました。

「・・・・っ」

隣で眠るジルの姿に、鼓動が跳ねる。

(もしも、こんなところを見られてしまったら・・・・)

慌ててベッドから飛び起きると、私はドアを小さく開いた。

「レオ・・・・」

レオ「おはよう・・・どうしたの? げむ子ちゃん」

廊下に立つレオが、目を瞬かせている。

答えようと口を開きかけた瞬間、ドアが大きく開かれた。

ジル「もう出発の時間ですか? レオ」

「・・・・・っ」

後ろから突然に現れたジルの姿に、私は驚き振り返る。

レオ「そうだよ、支度してね」

すべて分かっているようににっこりと微笑むレオが、去り際に言った。

レオ「よく眠れたみたいで、良かったね」

ジル「・・・・おかげさまで」

腕を組むジルが目を細め、後ろ手に手を振るレオを見ている。

(レオは全部知っているのかな。。。それとも)

考えていると、ジルがゆっくりとドアを閉めた。

ジル「なにをぼーっとしているのですか。早く支度をしてください」

ジルの言葉に、私ははっと顔を上げる。

(いつもの、ジルだ)

見上げると、ジルがふっと笑みを浮かべた。

ジル「プリンセス」



そして、ネーブルスからの帰り道、

私たちは途中にある湖に立ち寄っていた。

「綺麗・・・・鏡みたいですね」

ジル「ええ・・・・・」

新しいブーツに、わずかにその透明な水がかかる。

気を使ってくれたのか、レオは馬車近くで待っていてくれていた。

「少し、散歩してもいいですか?」

ジル「もちろん」

そうして私は、ジルの少し前を歩き始める。

湖面を揺らす風が、私の髪をわずかに浮かせた。

ジル「・・・・・・・」

静寂の中、やがてジルがぽつりと呟く。

ジル「今回のことで反省しました。もう少し、考えられたでしょうに」

「え・・・・?」

(今、よく聞こえなかったけど・・・・何ていったんだろう)

私は振り返り、ジルの顔を見上げた。

「ジル、今なんて・・・・」

わずかに眉を寄せるジルが、私の言葉に表情を緩める。

そしてそっと近づくと、私の肩を抱き寄せた。

ジル「何でもありませんよ」

ジル「あなたとこうして過ごせて、幸せだと言ったんです」

(ジル・・・・)

私はジルの背中に手を回し、ぎゅっと抱きつく。

ジル「あなたはずっと、そのままでいてください」

「・・・・?」

ジルの言葉を不思議に思いながらも、私は背中に添えた指先に力を込めた。

「はい・・・・・」

・・・・・・

そして私がお城へと向かう馬車に乗り込むと、

ジルは行きと同じように、馬で一足先に帰路についていた。

「・・・・・・・・」

(ジル、無事にお城に着いたかな)

黙ったまま外を眺めていると、同乗するレオが呟くように口にする。

レオ「そういえば・・・今日はバレンタインだって、知ってた?」

「あ・・・・・」

私は呟き、レオの顔を見上げる。

レオ「その顔は、忘れてたって顔だね」

面白そうに言うレオが、窓枠にほおづえを着いた。

レオ「今からでも、間に合うんじゃないかな」

レオの言葉に、私はジルとの会話を思い出す。

ジル「あなたとこうして過ごせて、幸せだと言ったんです」

ジル「あなたはずっと、そのままでいてください」

「うん。ありがとう、レオ」

(バレンタインは想いを伝える日だから・・・・)

(私もジルの想いに、応えたい)



【ジル】バレンタイン×スキャンダル 第2話 | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

レオ「どうする? 行く?」

レオに訊ねられ、私は手の中の招待状を改めて見おろす。

(ジルがいないことは少し不安だけど、私は・・・)

私はレオを見上げ、ゆっくりと頷いてみせた。

「行きます」

・・・・・・・

ネーブルスに行く事を決めた私は、準備に追われていた。

(レオも側にいてくれると、わかってる。 でも・・・・)

(ジルがいなくて、私は本当に大丈夫なのかな)

静けさの中で、部屋のドアが叩かれる。

(もしかして・・・・)

微かな予感に顔を上げると、そこにはやはりジルの姿があった。

「ジル・・・・」

ジル「・・・・・・・・」

名前を呼ぶと、ジルが人差し指をたてて静かにという合図をする。

そして近づくと、声を潜めて言った。

ジル「レオから聞きました。 ネーブルスに行くらしいですね」

「・・・・・はい」

頷くと、ジルがふっと目を細める。

ジル「私はついていけそうにありませんね」

「ですが・・・・」

ジルの手が、優しく私の髪に触れた。

「・・・・っ」

さらりと一房手のひらに取ると、私の目をのぞきこむ。

ジル「心配いりません。あなたなら、大丈夫ですよ」

「・・・・・・・」

ジルの言葉に、鼓動が大きく跳ねる。

そのとき、私は初めて気がついた。

(私はきっと、その言葉を聞きたかったんだ)

(ジルに『大丈夫』だって)

胸をもやのように覆っていた不安が拭われていくのを感じ、私は息をつく。

(もう、大丈夫だけど・・・・)

思いながらも私は、そっとジルの服の袖を引いた。

ジル「・・・・・・」

気付いたジルが、私の身体をぎゅっと抱きしめてくれる。

「頑張ってきますね、ジル」

肩に額をあてるようにして呟くと、ジルがわずかに笑みを浮かべた。

・・・・・・・・

げむ子の部屋を出ると、ジルは向かいに立つレオに視線を寄せた。

やがてレオが笑みを滲ませて言う。

レオ「本当は、何をしてでもついていきたいって言えばいいじゃない」

ジル「・・・・・・・」

するとジルが視線をそらし、わずかに目を細めた。

ジル「私がいなくても、大丈夫でしょう」

ジル「・・・・げむ子様は私よりずっと、しっかりしていますよ」

ネーブルスを訪れた私は公務を終え、あてがわれた部屋へと戻っていた。

「・・・・・・・・」

無言のままソファに腰掛けると、

明日の予定を読み上げるレオが、私を見おろして言う。

レオ「明日は舞踏会だよ」

「舞踏会・・・・」

呟きながら、私はジルと交わした会話を思い出して言った。

ジル「心配いりません。あなたなら、大丈夫ですよ」

(ジルのためにも、頑張りたい・・・・)

私は顔を上げ、レオを見上げた。

「わかりました」

はっきりとした声で頷くと、レオがふっと目を細める。

レオ「その調子なら心配いらないね」

やがてドアに手をかけると、レオが小さく振り返った。

レオ「・・・ジルもウィスタリアで頑張ってるみたいだよ」

「・・・・・・・・」

ドアが閉まると、私は深く息をつく。

(正式に相手を選んでいない今、ジルと一緒にすごすためには)

(私はしっかりとしたプリンセスでいなくちゃいけない)

私は立ち上がり、窓の外の星空を見上げた。

・・・・・・・

そして、舞踏会当日・・・ー。

私はウィスタリアのプリンセスとしての支度をととのえ、

ネーブルス国王の前で挨拶をしていた。

ドレスの裾を持ち静かに膝を折ると、国王が気付いたように声をあげる。

国王「・・・・ん?いつもの側近がいないようだな」

「え?」

 思わず顔を上げ、私は国王の顔を見た。

(もしかして、ジルのことかな・・・?)

ひげを撫でるネーブルス国王の視線に、鼓動が跳ねる。

私はわずかな動揺を隠すように視線を落とし、告げた。

「・・・・彼は今、自国から私を支えてくれています」

国王「それは、ずいぶん遠いな」

からかうような国王の言葉に、私はジルの姿を思い出す。

「・・・・気持ちは、誰よりも近くにいますから」

国王「ほう・・・・なるほどな」

にっこりと微笑む国王が、最後に告げた。

国王「では、楽しんでいくといい。ウィスタリアのプリンセス」

・・・・・・・・

曲が流れるホールを抜け、私はバルコニーへと出ていた。

「・・・・・・・・・」

ぼんやりと外を眺め、息をつく。

(ウィスタリアは、あっちかな・・・・)

そして視線を送ろうと身を乗り出したとき、

バルコニーの下に見える、ある人の姿に気がついた。

「え・・・・・」

(ジル!? まさか・・・・)

ジル「・・・・・・・・」

バルコニーの下にジルの姿を見つけた私は、慌てて庭へと降りてきていた。

「・・・・・っ」

乱れた息を整え、私はそっと声をかける。

「・・・・ジル?」

ジル「・・・・・・・・」

すると笑みを浮かべたジルが、近づき私の耳に触れた。

ジル「やはり、こちらの方がよく似合っていますよ」

ジルの指先が、私の耳のピアスをもてあそんでいる。

(コレは、ジルにほめてもらったピアス・・・・)

ーーー回想ーーーーーー

「・・・・うーん」

ジル「まだ悩んでいるのですか?」

後ろから覗き込まれ、私の鼓動が跳ねる。

ジル「・・・・こちらの方が、似合いますよ」

ジルが鏡台の引き出しの中から、買ったばかりのピアスを出した。

「もったいなくてまだつけていなかったんです。何で知っていたんですか?」

訊ねると、ジルがくすっと喉をならして笑う。

ジル「・・・・あなたのことなら、何でも知っていますよ」

ジル「買ったばかりの装飾品は、すぐにここに仕舞うでしょう?」

ーーーーーーーーー

「どうして、ここに・・・・」
 
そっと見上げると、ジルが告げる。

ジル「迎えにきましたよ」

そして耳元に触れていた指先に力が込められ、

静かに唇が、重なった・・・・ー。

【ジル】バレンタイン×スキャンダル 第1話 | イケメン王宮◇真夜中のシンデレラ攻略

星が空高く輝く、ある冬の夜・・・・ー。

ジル「待ってください、プリンセス」

明日の予定を聞くためにジルの部屋を訪れていた私は、

ジルに呼び止められ、ドアの前で振り返る。

「え?」

振り返ろうとすると、近づいてきたジルが私のドレスのリボンに手をかけた。

「・・・っ」

思わず顔を赤く染め見上げると、ジルが吹き出すように静かに笑う。

ジル「リボンが、崩れていますよ」

「あ」

ジルの指先が器用にリボンを直す仕草に、私はますます頬を染めた。

(びっくりした。私は、てっきり・・・)

ジル「・・・解かれると思いましたか?」

「・・・っ」

ジルのからかうような声音に、鼓動が跳ねる。

返事もできずに顔をうつむかせていると、ジルが耳元に顔を寄せた。

ジル「そのような反応をされると、期待に応えたくなりますね」

「ジ、ジル・・・っ・・・」

ジルの唇が、耳の輪郭をたどる。

静寂の中に、ジルが落とすキスの音だけが響いて行った。

 「ん・・・・」

ドアに背を向けた私の髪を、ジルの指先がかきあげた、その時・・・・。

ジル「・・・・・」

ジルがふと、顔を上げた・・・。

ジル「少し、こちらに来てください」

(え・・・・?)

視線に促されるまま私が一歩部屋の中へと入ると、

ジルが静かに、ドアを開けた。

ジル「・・・・・・・」

再び音も立てずドアを閉め切ると、ジルがため息をつく。

(どうしたんだろう・・・・)

不安げに見上げる私に気付き、ジルがふっと笑みを浮かべた。

そのまま手を伸ばし、私の身体をぎゅっと抱き寄せる。

ジル「少し面倒なことになるかもしれませんね」

ジルのつぶやきが、部屋に低く響いていった。

・・・・・・・・・

そして数日後の朝、私はユーリから驚くような話を聞いていた。

「え!」

ユーリの話によると、ジルが審問にかけられることになったという。

ユーリ「プリンセスとの関係を疑われているみたい」

「そんな・・・・」

(私のせいだ・・・)

責任を感じ顔をうつむかせていると、教育係の代理としてレオがあらわれた。

レオ「そんな不安そうな顔しても、俺はなぐさめられないよ?」

からかうような笑みを浮かべレオが告げたとき、部屋のドアが叩かれた。

「ジル・・・・!?」

ジル「・・・・・・」

黙ったまま部屋に入ってきたジルが、私からレオへ視線をうつす。

レオ「災難だったねー」

ジル「ええ」

笑みを浮かべるレオが、ジルとすれ違うように部屋を出て行った。

やがて部屋にジルと2人きりで残されると、私はそっと顔を上げる。

「ジル、すみません。私は・・・」

小さな声を上げる私の元に近づき、ジルがふっと目をほそめた。

ジル「・・・・そのような表情をしているのは、私のせいですね」

「え?」

ジルの指先が、ゆっくりと私の前髪をなぞり眉をあらわにする。

ジル「眉が下がっていますよ」

「・・・っ」

慌てて眉を隠すように手を挙げると、ジルが愉しそうに笑った。

ジル「本当に可愛らしい反応をしますね、げむ子は」

「・・・・ジル、からかわないでください」

掠れた声で告げ見上げると、ジルが口元に笑みを浮かべて言う。

ジル「今のあなたを誰にも見せたくないと思うのは、私のわがままでしょうか?」

「ジル・・・・?」

見上げると、ジルが優しく私の背中を抱き寄せた。

耳元に唇を寄せると、そっとささやく。

ジル「とても寂しそうで、抱きしめたくなりますからね」

「・・・・っ」

そうして私を抱き寄せる手に力を込めると、ジルがため息をついた。

ジル「私は少し離れますが・・・他の男に目移りなどしないでくださいね」

「あ、当たり前です」

ジルの言葉を聞き、私は慌てて口を開く。

「私には・・・」

かあっと頬を染めると、ジルが私の顔を覗き込み目を細めた。

ジル「・・・・・・・・」

すると私の言葉を遮るように頬に触れるだけのキスを落とすと、言う。

ジル「その続きは、また今度聞かせてください」

「ジル・・・?」

そっと私の身体を離し、ジルが大きく息をついた。

ジル「片付けなくてはいけないことが、たくさんありますからね」

ジル「・・・・私がいない間も、しっかり勤めを果たしてください。プリンセス」

私は笑みを浮かべるジルを見上げ、しっかりと頷いてみせる。

(ジルにも迷惑をかけないように、私も頑張らなくちゃ・・・・)

翌日から、ジルが側にいないまま、プリンセスとしての生活が始まった。

「・・・・・・・・・」

机の上に積まれた書類を前に、私はため息をつく。

(やっぱり、ジルがいないと寂しい。 でも・・・・)

私は改めてペンを握り直し、目の前の髪に視線を落とした。

そして、昨日のジルの言葉を思い出す。

ジル「私がいない間も、しっかり務めを果たしてください。プリンセス」

(約束だから、私はプリンセスとして、立派に務めを果たさなくちゃ)

そうして公務に没頭していると、レオがやってきた。

レオ「ジルも審問の席で、頑張ってるみたいだよ」

レオ「怖いくらいにね」

にっこりと微笑むレオが、ジルの現状を教えてくれる。

レオ「この調子じゃ、審問もすぐに終わりそうだよ」

「そっか・・・」

(良かった・・・)

心からほっとしている私の前に、レオが何かを差し出した。

「・・・・手紙?」

差し出された封筒を受け取り見上げると、レオが真面目な視線を向ける。

それは、ネーブルスからの、公式な招待状だった。

レオ「ウィスタリアとしては招待を受けた方がいいかもね」

農業が盛んな隣国ネーブルスとは、浅からぬつながりがある。

(こんな時期に・・・・)

思わず小さく息を呑むと、レオが訊ねる。

レオ「どうする?行く?」

【イケメン王宮】ジル 11話 Honeyルート後半(●´ω`●) ★ネタバレ注意★


選択肢でてきたらすぐアップしますヾ(´ω`=´ω`)ノ


※1/4 選択肢出てきたので追記します!

また何か
「また何か、言われちゃうかな・・・」
思わず苦笑いした。

また色々と
「またいろいろと、言われちゃうな・・・」
くすっと笑みが漏れた。

またさりげなく → Honeyキープしました!

「またさりげなく、いわれちゃうかも・・・」
胸に甘い思いが広がる・・・。




※以下、ネタバレご注意ください・・・!


???「・・・どこへ行く」

低く響いた声に、踏み出しかけた足が止まる。

(・・・ゼノ様・・・)

ゼノ様はこちらへと近づきながら、間近で私を見つめた。

ゼノ「・・・お前のそんな顔は珍しいな」

(え・・・?)

ゼノ「泣きそうな顔をしている」

「っ・・・」

ゼノ様の言葉にハッとする。

(私は・・・)

(こんな顔をしないと、自分で決めたはずなのに・・・)

ゼノ「・・・・」

ゼノ様の身体が目の前に迫り、思わず顔を見上げた。

ゼノ「・・・ユーリが行っていた。お前は強い人間だと」

(ユーリが・・・)

ゼノ「だが、俺にはそうは見えない」

「・・・っ・・・」

ゼノ「お前が「プリンセス」・・・国のトップであることは認める」

ゼノ「しかし・・・」

ゼノ「お前はいつだって、ぎりぎりのところにいるように見える」

すべてを見透かすような視線に、私は黙って息をのむ。

(ゼノ様はわかっていらっしゃるんだ・・・)

(私の強がりやプライドなど、とうに見透かされていて・・・)

(でも・・・だからこそ・・・)

一瞬目を伏せ、それから真っすぐにゼノ様の目を見返す。

「ゼノ様・・・ありがとうございます」

私の言葉に、ゼノ様がわずかに驚く。

「国のトップであるなら」

「こんな顔をしていてはならないと、今、教えていただきましたので」

ゼノ「・・・・・」

「・・・先ほど、ゼノ様は私が泣きそうだとおっしゃいましたが・・・」

「私は、泣いたりしません」

ゼノ「・・・何故?」

「それは、今や国のトップである「プリンセス」が」

「この場ですることではないからです」

「私は・・・」

遠くに見えるジルの後ろ姿が、一瞬、視界をすぎる。

「彼らを信じているからこそ」

「絶対に、そんなことをしてはならないと思っています」

ゼノ「・・・なるほど」

ほんのわずかだけれど、ゼノ様の口もとに笑みが浮かぶ。

「ゼノ様」

私は思い切って口を開いた。

「改めて、お願いがあります」

【7/10】
私の言葉に、ゼノ様が目をすっと細める。

ゼノ「何だ・・・?」

(今、私にできること・・・)

それは、この状況を悲観することではない。

(今すべきは、一国も早く事件の解決をはかること)

(だとしたら・・・私も事件解決に協力させてほしい・・・)

「ゼノ様が公務で出かけられる際、私の同行をお許しいただけないでしょうか?」

(・・・私のためだけに護衛をつけて頂くのは無理だけれど・・・)

(私は、そのついでで良い・・・)

「私も、事件解決の糸口を、少しでも見つけたいんです」

ゼノ「・・・・」

迫るゼノ様の身体が、私の横を通り過ぎる。

(ダメだったかな・・・)

諦めかけたとき、通り過ぎざま小さく呟く声が聞こえた。

ゼノ「考えておこう」

(ゼノ様・・・)

その頃、ウィスタリアでは・・・ー

いすに腰掛けたジルに対し、国王が柔らかく問いかけていた。

国王「ジル・・・ずいぶんと無理をしているね」

ジル「陛下、申し訳ありません・・・ですが・・・」

国王の言葉に、ジルは苦く笑う。

ジル「まだ、こんなのは無理のうちに入りません」

国王「・・・身体の調子は?」

ジル「私の事は、良いんです」

ジル「私は、どうなったって・・・構わないんです」

悔しさのにじむ声に、国王は小さく息をつく。

国王「そんな感情的なお前を見るのは久しいな」

国王「お前が取り返したいのは「プリンセス」なのか」

国王「・・・それとも、「げむ子」なのか」

ジルは真っすぐに国王を見つめ、口を開く。

ジル「・・・どちらもです」

国王「・・・・・」

ジル「今や、彼女以外の「プリンセス」はあり得ません」

国王「・・・ジルは、げむ子を心から信頼しているんだな」

国王は小さな笑みを浮かべた。

国王「確かに・・・」

国王「お前の言っていたシュタインとの会食の場での話を聞く限り・・・」

国王「そこで自ら人質になるような選択をできる人間は、そうはいない」

ジル「・・・・ええ」

しばしの沈黙の後、ジルが重い口を開いた。

ジル「陛下」

ジル「お願いがございます」

【8/10】

数日後・・・ー

4回目の ウィスタリアとシュタインの報告会議の朝。

「あっ・・・」

以前、ジルにもらった髪飾りをつけようとして

それを取り落としてしまう。

(・・・こんなところをジルに見られたら・・・)

ーーー選択肢ーーー

また何か
「また何か、言われちゃうかな・・・」
思わず苦笑いした。

また色々と
「またいろいろと、言われちゃうな・・・」
くすっと笑みが漏れた。

またさりげなく → Honeyキープしました!

「またさりげなく、いわれちゃうかも・・・」
胸に甘い思いが広がる・・・。

ーーーーーーーーー 

私はかつての懐かしい記憶を思い出していた。

(あれは・・・確か、ふたりで一緒に迎えた朝・・・)

ジルが私の髪をブラシでそっと梳いてくれていた。

ジル「おや・・・」

「どうしたんですか?」

鏡越しにジルを見上げる。

ジル「・・・髪が絡んでしまっていますね」

ブラシを置くと、ジルが器用にもつれた髪をほどいてくれる。

それが終わると、ジルが耳元で囁くように告げた。

ジル「今度、貴女に昨夜のようなことをする時には・・・」

ジル「髪が絡まないように、気をつけなければなりませんね」

一瞬、ベッドの上で見た私の髪に絡む長い指を思い出してしまった。

(っ・・・!)

同様のあまり、手に持っていた髪飾りを落としてしまう。

「あ・・・」

ジルは小さく笑うと、髪飾りを拾い上げてくれた。

ジル「・・・可愛い方ですね」

髪飾りを私の頭につけながら、ジルが小さく笑う。

ジル「プリンセス。そんな顔では人前に出れませんよ」

「わ、わかっています」

(ジルがあんなこと言うから・・・)

恥ずかしくなってうつむくと、ジルの唇が私の髪へそっと押当てられる。

ジル「さあ、参りましょう・・・プリンセス」

(ジル・・・)

その時の事をドレッサーの前で思い出していると、扉をたたく音がした。

ユーリ「げむ子様、準備はできた?」

「・・・うん」

部屋の前までくると、ユーリがいつものように扉をあけてくれる。

(ジルは、無理していたりしないかな・・・)

私は部屋の中にジルの姿を探す。

しかし・・・

レオ「・・・・」

(レオ・・・?)

今までの会議でジルの座っていた席に、レオの姿がある。

(レオがどうしてここに・・・?)

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