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イケメン王宮 ルイ

【イケメン王宮】ルイ攻略まとめ(Honeyルート)

ルイHoneyルートが確定したので、選んだ選択肢のまとめページを作ってみました。


実は、一部失敗しちゃってるんですが、
一応、下の選択肢を選んだら、最終的にHoneyに行きました!ので、
失敗したところについては、それ以外を選んでいただければよりバッチリ?かと思いますー!

 
【イケメン王宮 ルイ=ハワード Honeyルート】

1話
前半:着いてきてくれるんですか?
後半:戻らなきゃいけません

2話
前半:※(さっきはごめんなさい、を選んだらSugar寄りにいってしまいました)
後半:※(つらそうに見えて、を選んだらSugar寄りにいってしまいました)

3話
前半:どうしてここに?
後半:何も知らないから

4話
前半:ちょっとぼんやりして・・・
後半:※(苦しそうに見えるから、を選んだらSugarへいってしまいました

5話
前半:※(元は庶民だった・・・?、を選んだら変化なしでした
後半:本当にありがとう

6話
前半:ちゃんと、こっちを見て
後半:私もルイと話したかった

7話
前半:傷、痛む・・・?
後半:どうして知ってるの?

8話
前半:ルイ・・・本当にありがとう
後半:見てくれてたんだね

9話
前半:びっくりした・・・
後半:ルイ、可愛い

10話
前半:そういう顔?
後半:私は平気だよ


11話
前半:行かないで
後半:うん・・・そうだよ


 詳しい内容は、日々のレビューページを見ていただけると嬉しいです


【イケメン王宮】ルイ 11話 Honeyルート後半(●´ω`●) ★ネタバレ注意★

【6/10】
★★
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馬の腹を蹴り、走らせ、ルイが厩舎から出て行ってしまう。

「待って、行かないで・・・っ」

私の呼び声に振り向きもせずに、ルイの背中はみえなくなった。

「ルイ・・・」

呆然として立ち尽くす私の耳に、不意にあの時の会話がよみがえる。

子ども「お兄ちゃんが、先生を悪い人から守ってくれるの?」

子ども「だって、王子様はプリンセスを守る人のことでしょ?」

ルイ「・・・うん、そうだよ」

ルイ「げむ子も、げむ子の守りたいものも、俺が守るから」

微笑むルイの瞳の奥には、ゆるがない決意があった。

(乗馬なんて、したことないけど・・・)

(でも・・・)

馬を見上げてから、ルイが立ち去った方を見る。

迷っている時間はない。

「・・・守られてるだけなんて、嫌だよ・・・」

近くに置かれていた鞍を掴んで、馬の背に載せる。

馬に乗り上げ、思い切って腹を蹴る。

ルイが去った方を目指して走り出した。

(ルイ・・・待って・・・!)

「もっと早く・・・っ」

急かすように手綱を打つと、驚いたように馬が前足を持ち上げた。

「・・・っ!!」

落ちそうになりつつ、なんとかこらえて馬の首にしがみつく。

「どうして・・・」

しかし、馬はその場で立ち止まり、動かなくなってしまった。

「・・・お願い、走って・・・っ」

腹を蹴っても、私を振り落とそうとするように体を揺らすだけで、

馬は言う事を聞いてくれない。

(ルイに追いつけなくなる・・・)

焦る私の耳に、楽しそうな声が届いた。

???「何だ、プリンセスがこんなとこでお馬の練習か?」


【7/10】
顔を上げ、声がした方を見ると、

★★
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そこには、笑みを浮かべたシドが立っていた。

「シド・・・、・・・きゃっ!」

そのとき、馬がひときわ大きく暴れて、振り落とされそうになった。

シド「・・・ったく」

「え・・・っ」

近づいてきたシドが手綱を掴み、ひらりと私の後ろにまたがる。

慣れた手つきでシドが手綱を引くと、馬はおとなしくなった。

シド「あの朴念仁のどこがいいんだか・・・」

呆れきったようなシドの声が、背中越しに聞こえる。

「ぼくねんじん・・・?」

シド「・・・どうせ、これもルイのためなんだろ?」

★★★ここで選択肢です〜★★★
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うん・・・そうだよ
「うん・・・そうだよ・・・」
「ったく、しょうがねえな」
→ Honeyキープしました!

このままじゃ大変な事になる
「きっと、このままじゃ大変な事になるから・・・」
シド「まあ、そうだな・・・」

ルイを守りたいの
「・・・ルイを・・・守りたいの」
シド「そういうだろうと思った」

★★★

シドがふっと笑う気配がする。

シド「・・・報酬はたっぷり頂くからな」

シド「どこへ行きたいんだ?」

「国境へ・・・!」

私の声を合図に、馬が走り出した。

ーー国境線近く。

シュタイン騎士団と、ウィスタリア騎士団がにらみ合ってから、

数時間が経とうとしていた。

アラン「緊張を解くなよ」

アラン「・・・いつ攻撃してきてもおかしくねえ」

騎士「はい」

前線での緊張下に置かれ続けたアランや騎士たちの表情は硬い。

アラン「・・・!」

不意に、背後から蹄の音が聞こえて、あらんが振り返った。

アラン「・・・ルイ?」

現れたルイの姿に、騎士たちがざわつく。

騎士1「・・・疫病神だ」

騎士2「ハワード公爵のせいで、こんな戦に・・・」

アラン「お前ら、うるせえぞ」

アランが一喝すると、騎士たちは気まずそうに口をつぐんだ。

年配の騎士「ハワード卿」

ぎこちない空気が流れる中で、年配の騎士がルイの前へと進み出る。

ルイ「・・・何だ」

年配の騎士「ハワード卿は、拾われ子だと聞いた」

年配の騎士「・・・本当はシュタインの人間なのではないかと疑う人間もいる」

年配の騎士「命をかけ、戦う前に・・・本当の事が知りたい」

核心をつく騎士の質問に、静寂が落ちた。

ルイは表情を変えず、じっと騎士を見つめ返している。

ルイ「どちらの地が流れているのかは、俺にもわからない」

皆の注目が集まる中で、静かなルイの声が響いた。

ルイ「・・・だが、俺の心はウィスタリアのものだ」

ルイ「たとえシュタインの血であろうと、ウィスタリアのために流そう」

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ルイの静かな言葉に、わずかなざわめきさえ止み、

騎士たちは完全に黙り込んだ。

ルイ「アラン」

アラン「・・・何だ」

ルイ「・・・絶対に、攻撃させるな」

アラン「・・・お前・・・何をするつもりだ?」

アランがいぶかしげな視線をルイへ注ぐ。

ルイ「絶対に攻撃しないと、約束してくれ」

しかしルイは質問には答えず、もう一度そういった。

アラン「・・・ああ」

それ以上の追求はせず、アランが頷く。

アラン「約束する」

ルイ「ありがとう」

誠意のあるアランの反応に、ルイはほんのわずかな安堵を見せた。

それからシュタインの方へ馬を向け、ためらわずに駆け出す。

アラン「あいつ・・・まさか・・・」

アランがはっとした戸のとき、再び蹄の音が近づいてきた。

「いた・・・!」

シド「あれか・・・」

木々の向こうに、ウィスタリアの騎士団が馬を連ねているのが見えた。

その中に見覚えのある背中を見つけ、叫ぶように名を呼ぶ。

「アラン・・・っ!」

アラン「げむ子!?」

アランは驚いて振り返り、同様をあらわにしている。

アラン「なんでお前がここに・・・」

「ルイは・・・っ、ルイがここにこなかった・・・!?」

必死に訊ねる私から視線を外し、アランが反対方向へ顔を向ける。

アラン「ルイはおそらく・・・シュタインを話をつけに行った」

「・・・っ、シュタインと・・・?」

アランが見ているその先を目で追いかけ、息をのんだ。

夜霧にかすむ草原の向こうに、ルイの姿が見えた。

「ルイ・・・っ!!!」

反射的に叫ぶと、ルイが馬を止め、こちらを振り返った。

(ルイ・・・)

ルイは驚いたような表情をした後、

私を安心させるような、あの微笑みを浮かべる。

ー回想ー

ルイ「きっと守ってみせるよ、君も・・・君の大事な人たちも」

ルイ「俺は君の『王子様』だから」

ーーー

あの時を思い出させる微笑みに、胸が詰まった。

「ルイ・・・っ、ルイ!」

ルイの馬をシュタインの騎士が取り囲むのが見える。

「シド、ルイのところへ・・・」

シドを急かし、ルイを追いかけようとする。

しかし、馬の前にアランが立ちはだかった。

アラン「だめだ」


【9/10】

「どいて、アラン・・・!」 

悲鳴まじりの私の訴えを聞いても、アランは動こうとしなかった。

アラン「お前を危険にさらすわけにはいかない」

馬の前に立ちはだかったまま、アランが厳しいまなざしで私を見上げる。

アラン「お前は、プリンセスだろう」

「・・・っ」

アランの言葉にひるんだその瞬間、

騎士団員たちに馬の周りを固められてしまった。

(そんな・・・)

絶望的な思いで、ルイがいる方向を見る。

ルイの胸元には、シュタインの騎士の剣が突きつけられていた。

敵国の騎士「・・・お前は?」

ルイ「俺は・・・」

ルイは毅然としてシュタインの騎士を見つめ返した。

落ち着き払ったその態度に、騎士のほうが軽くひるむ。

ルイ「シュタインの大公を捕縛させた、ルイ=ハワードだ」

敵国の騎士「何・・・っ」

ルイ「俺の身柄をもって、兵を引いてほしい」

ルイの言葉に、騎士たちがわずかに同様を見せ、ざわめく。

アルバート「・・・いいだろう」

そこに、低く冷たい声が響いた。

敵国の騎士「アルバート様・・・」

アルバート「ゼノ様も、今回の件についてお前と話したがっていた」

アルバート「・・・ルイ=ハワードを拘束しろ」

ルイ「・・・・」

(ルイ・・・)

ルイが胸を縛られるのが、遠くに見える。

「・・・・っ」

ぎゅっと拳を強く握る。

そうでもしないと、泣き叫んでしまいそうだった。

(嫌だ・・・行かないで)

(行かないで・・・ルイ・・・っ)

シド「・・・ゼノは話のわかる奴だ」

茶化すような表情は浮かべず、シドも静かにルイを見つめていた。

シド「すぐには殺さねえだろ」

アラン「おい」

アランが射抜く強さでシドをにらむ。

アラン「・・・そういうことじゃ、ねえだろ」

シド「・・・」

ルイがシュタインの騎士の群れに消えると、

それを合図にしたかのように、シュタイン騎士団は兵を引いていった。

騎士「ルイ様が・・・とめてくれたのか・・・」

ウィスタリアの騎士たちも、その光景に呆然としている。

(ルイが・・・守ってくれたんだ・・・)

ルイ「・・・大事なものを、やっとみつけたんだ」

ルイ「何に変えても・・・絶対に失いたくない、かけがえのないものを」

「・・・っ」

気がつくと、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちていた。

(私だって、見つけたのに・・・)

(・・・何を失ったって、ルイだけは絶対に・・・・失いたくない・・・!)


【10/10】
こぼれた涙を無造作にぬぐってから、

私はシドを振り仰いだ。

「・・・シド」

シド「・・・何だ・・・?」

「どんな報酬でも払うから・・・手伝ってほしいの」

(・・・絶対に、ルイを助ける・・・!)

アルバート「ルイ=ハワードを連れて参りました」

ゼノ「ああ」

両手を縛られたままのルイが、ゼノの前へと進み出る。

ゼノ「・・・アル、外せ」

ゼノ「2人で話がしたい」

ゼノの言葉にアルバートは小さく頷き、部屋を出て行った。

扉が閉まる音を聞いてから、ゼノがルイを真っすぐに見据える。

ゼノ「単刀直入に言う」

ゼノ「大公を襲わせたのは、お前の指示か」

ルイ「・・・違う」

ルイはゼノから目をそらさず、毅然としたまま答えた。

ゼノ「・・・やはりそうか・・・」

意外そうな素振りも見せずに、ゼノが目を細める。

ゼノ「会議のとき、お前にそんなことを企んでいる様子はなかったから・・・」

ゼノ「間違いだろうとは思っていた」

思案げに目を伏せ、ゼノは難しそうに眉をしかめた。

ゼノ「・・・しかし、今回は相手が悪い」

ゼノ「相手は、騎士団にも強い影響力を持つ大公だ」

ゼノ「言葉だけでは、止められない」

ルイ「・・・・」

ルイは身じろぎすらせず、黙ってゼノの言葉を聞いている。

ゼノ「お前がやっていないという、確たる証拠が無い限り」

ゼノ「この戦争を止めることはできない」

ルイ「・・・俺の首を、差し出しても?」

すでに覚悟を決めているようなルイの一言に、ゼノが視線を上げた。

その真意を探るように、真顔でルイを見つめる。

ゼノ「・・・・お前はなぜ、無実の罪のために、そこまでする」

ゼノの声には、戸惑いがにじみ出ていた。

それにすらルイは表情を動かさず、ただ、凛とゼノを見つめかえしている。

ルイ「・・・俺に生きる意味をくれた、大事な人を守るために」

 

【イケメン王宮】ルイ 11話 Honeyルート前半(*´Д`*) ★ネタバレ注意★

ルイ様Honeyルート確定しました〜(●´ω`●)

自分の恋愛傾向診断チックになってたんですね!


イケメン王宮



【あなたの恋愛傾向】
あなたはとにかく甘くて刺激的な恋を望みます。いつでも彼と寄り添っていたいと思っています。そんなあなたは・・・

Honeyルートスタート

おおお〜

嬉しい!

まだハニーENDを読み切ってないうちから、
シュガーもやらなきゃ〜!って気持ちに
なりました

Sugarルートと読み比べるためにメモメモ・・・
★以下、ネタバレご注意くださいっ!

ルイ11話(Honeyルート)

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★★

↓ ↓ ↓

【1/10】
( ルイは・・・私が他の人を選んでもいいの・・・?)

ルイの目は、覚悟を決めているように見えた。

(でも、私は・・・)

「ルイ・・・私・・・」

震える私の声に、ドアをたたくノックの音がかぶさった。

はっとしてベッドから体を起こすと同時に、ドアが開く。

レオ「・・・ごめん」

申し訳なさそうな表情のレオがそこから顔をのぞかせた。

レオ「医者が、薬の調合が終わったって」

ルイ「ああ・・・ありがとう、レオ」

顔色は悪いけれど、ルイは冷静さを崩さず、医師を部屋へ迎え入れた。

医師「薬をお飲みになったら、すぐにお休みください」

ルイ「・・・わかった」

医師「プリンセスも、レオ様も・・・」

医師「ルイ様のお体にさわりますので、申し訳ありませんがご退出を・・・」

「はい・・・」

レオ「げむ子ちゃん・・・」

廊下へ出ると、レオが優しく肩に触れてきた。

(レオ・・・気遣ってくれてるんだ)

思いやりが伝わってきて、レオを見上げる。

「・・・ありがとう、レオ」

滲んでしまっていた涙を拭い、無理矢理微笑みを作ると、

レオもぎこちなく笑い返してくれた。

「私は・・・大丈夫」

部屋に戻り、大きく深呼吸をする。

(・・・・無いてばかり、いられない・・・)

ジル「貴女がここで誰も選べずに・・・」

ジル「現国王がご逝去され、ウィスタリアの王座が空席になれば」

ジル「ハワード卿をはめた人間の思うツボでしょう」

ジルが言っていた通り、今回の件は、

ルイを王位に就かせないために仕組まれたものなのだろう。

(それでも・・・私はルイ以外選べない)

たとえ他に、王の座にふさわしい人間がいると言われても、

私の気持ちは一つだった。

(・・・なら、・・・ルイの疑いをはらさなきゃ)

胸の中で決意を固め、引き出しからあのメモを取り出す。

(このメモはきっと、シャルがルイへ運ぶはずだった手紙・・・)

それを、ユーリが持っていた。

しかも・・・この手紙には、

誘拐犯を誘導したのは、ユーリだと書かれていた・・・。

(信じたくないけど・・・)

(・・・きっと、これだけが、唯一の手がかり)

「 ・・・ルイへの疑いは、きっとはらしてみせる・・・」

(ユーリのところへ行かなきゃ)


【2/10】 
ユーリの部屋の前まで来て、私はメモをぎゅっと握りしめた。

(もし、私の予測が本当なら・・・)

(ルイの疑いは、きっとはらせる)

「ユーリ、入るよ」

断りを入れてから、思い切ってドアを開けた。

ドアの向こうに見えた光景に、一瞬、目を疑った。

「ユーリ・・・?」

生活感のない部屋の中央に、ユーリが立っている。

ユーリはいつもの見慣れた格好ではなく・・・。

シュタインの騎士を象徴とする装いをしていた。

(どういう事なの・・・?)

呆然とする私の手から、するりとメモが落ちる。

ユーリ「げむ子様・・・」

ユーリは驚いた様子も、隠す様子も見せずに、私を見つめ返していた。

「・・・ユーリ・・・」

「どうして・・・そんな格好を・・・?」

震える声で問う私へと、ユーリがどこか自嘲気味に笑う。

ユーリ「・・・ルイ様の書簡をねつ造して、罠にはめたのは俺だよ」

「・・・っ!」

ユーリは平然として、何でもないことのように言い切った。

心臓が凍りそうになり、体から熱が引いて行く。

ユーリ「ルイ様の書簡を盗んで、サインを写したんだ」

「どうして、そんなこと・・・」

愕然とする私を見据えて、ユーリは冷たく目を細めた。

ユーリ「・・・俺の目的は、王の座を空白にすること」

ユーリ「時期国王が決定しないまま、今の国王が死ねば・・・」

ユーリ「ウィスタリアは不安定になる」

そこまではジルが予測していた通りのないようだった。

ユーリ「・・・そうすれば、ゼノ様がウィスタリアを手に入れられる」

「ゼノ様が・・・ウィスタリアを・・?」

ユーリの口からゼノ様の名が出たことに驚き、うろたえる。

(全部、ゼノ様の企みだったというの・・・?)

けれど、ゼノ様と会った時はみじんもそんな気配を感じなかった・・・。

ユーリ「ゼノ様のためになることなら、何だってできる」

ユーリの冷酷な声が、胸につきささる。

ユーリ「俺は・・・シュタインの騎士だから」


【3/10】
ジル「シュタインの騎士団が国境線を超えました」

レオ「ああ・・・聞いた」

ジルとレオは、深刻な表情で顔を見合わせていた。

レオ「城中がその話で大騒ぎになってる」

レオ「・・・もう、城下にも噂が広まってるんじゃないかな」

気遣わしげに眉を寄せ、レオが小さく息をつく。

ジル「すでに国境付近にアラン殿率いる騎士団を配置してはいますが」

ジル「・・・戦力は圧倒的に、不利です」

レオ「・・・・・」

絶望的な状況に、ジルもレオも黙り込むしか無かった。

(ユーリが・・・シュタインの、騎士・・・?)

ユーリの言葉一つ一つに、胸がざわついていた。

信じられなくて、信じたくなくて。

ユーリ「・・・報復に、ルイ様が襲われるところまでは、予測してたよ」

一瞬だけ、ユーリは苦しげな表情を垣間みせた。

ユーリ「ウィスタリアがそれだけで、」

ユーリ「シュタインを攻撃することはないと思ってたから」

ユーリ「戦争が起きてしまったことは・・・予想外だった」

「・・・・・っ!」

それを聞いた瞬間、私は右手を振り上げ、

ユーリの頬を思い切り引っぱたいていた。

乾いた音が響き、少し遅れてから手がじんじんと熱を持つ。

ユーリ「げむ子様・・・」

ユーリは苦しげに瞳を揺らした。

「・・・・許さない」

「・・・っ」

私の一言に、ユーリがひるむ。

「・・・シュタインの人間だって、隠してたことはいいよ」

「ウィスタリアの人間じゃなくたって、ユーリは、私を支えてくれた」

「・・・でも」

うったえるように、ユーリをきつくにらむ。

「・・・ウィスタリアの人たちを危険にさらしたこと」

「ルイを・・・傷つけたことは」

「絶対に許さない」

ユーリは頬を押さえたまま、苦しげに視線をそらした。

ユーリ「許してほしいとは・・・言わないよ」

一言呟いてユーリが背を向け、窓枠に足をかける。

「・・・っ、待って」

このまま去るつもりなのだとわかり、ユーリへ追いすがろうとした。

けれど間に合わず、ユーリがひらりと窓の外へ飛び降りる。

ユーリ「・・・さよなら、げむ子様」


【4/10】
「待って、ユーリ!!」

窓辺へ駆け寄り、外を見下ろすが、すでにユーリの姿は消えていた。

ほんの一瞬の出来事だった。

(証拠を・・・)

(ユーリから、ルイの無実を証明する、証拠を手に入れなきゃ・・・)

ぐっと拳を握りしめ、ユーリを追うために部屋を飛びだした。

廊下へ出ると、ちょうど通りかかったメイドに出くわし、

互いに慌てていたせいか、ぶつかってしまった。

「きゃっ・・・!」

メイド「げむ子様! 申しわけございません・・・!」

ぶつかってしまっただけだというのに、

やけに青ざめた顔をしているメイドが引っかかった。

「・・・何かあったの・・・?」

胸騒ぎがして、抑えた声で問いかける。

するとメイドは悲痛げに唇を震わせた。

メイド「ルイ様が・・・」

その名前に、ぎくりと心臓が跳ねる。

「ルイが・・・? ルイがどうしたの・・・?」

余裕を失い、私はメイドへ詰め寄った。

メイド「・・・シュタイン騎士団とウィスタリア騎士団が、」

メイド「国境近くでにらみ合っていると聞いて、部屋を飛び出されたんです」

メイド「まだ熱も下がってらっしゃらないのに・・・!」

口元を手で覆い、嘆くメイドを呆然として見つめる。

(まさか・・・国境へ・・・?)

青ざめて、ぐったりしていたルイの顔がまだ目に焼き付いている。

ルイ「げむ子・・・好きだよ」

ルイ「・・・たとえ君が、他の人を選んだとしても、ずっと」

(・・・ルイを止めなきゃ)

反射的にくるりと方向転換し、私はその場から駆け出していた。

(今ならまだ、間に合うはず・・・)

メイド「あっ・・・げむ子様!?」

メイドが慌てる声さえ耳に入らなかった。

(待って、ルイ・・・! 行かないで・・・!)


【5/10】
息を切らしながら厩舎へ駆け込むと、思った通りの人影を見つけた。

(やっぱり、ここにいた)

「ルイ・・・っ! 待って!」

ルイ「・・・げむ子?」

今まさに馬にまたがろうとしていたルイが、驚いた表情で振り返る。


※選択肢が!

★★★

どこへ行くの?
「どこへ・・・行くの・・・?」
ルイ「それは・・・」
言いかけて口をつぐみ、ルイは苦しそうに黙り込んでしまった。


部屋へ戻ろう
「ルイ・・・部屋へ戻ろう」
ルイ「・・・戻れないよ」
緩く、けれどはっきりした拒絶を込めてルイが首を横に振る。


行かないで
「行かないで・・・」
ルイ「・・・っ」
唇を噛んだルイの瞳が、苦しげに揺れる。
→ Honeyをキープしました!


※共通部分
「馬になんて乗ったら、傷に障るよ。 早く、傷、治さなきゃ・・・」

ルイに近づき、そっと手を取る。

ルイ「・・・この戦争は、俺から始まってるんだ」

ルイは視線を落とし、抑えた声で訴える。

ルイ「俺が、行かないと」

「・・・違う! ルイが始めたんじゃない・・・!」

何としてでも引き止めたくて、ルイの手をぎゅっと強く握った。

「聞いて。 ルイが無実だって、証明できるの」

「犯人を、見つけたんだよ」

目を合わせようとしてくれないルイを見つめながら、熱く語りかける。

「証拠さえ手に入れば、・・・戦争も止まるよ」

「だから・・・っ」

ルイ「・・・間に合わないんだよ」

静かに、ルイは私の言葉をさえぎった。

「え・・・」

目を伏せていたルイが、真剣な眼差しで私を見る。

ルイ「今、国境で騎士団同士がにらみ合ってる」

ルイ「どちらかが攻撃を開始したら、」

ルイ「俺の無実を証明したって・・・戦争は止まらない」

ルイはすべてを受け入れたかのように、淡々と告げた。

「そんな・・・」

ルイ「・・・大丈夫」

呆然と立ち尽くす私を安心させるように、ルイが微笑む。

ルイ「だから、俺が止めに行くんだよ」

ルイは私の手を離すと、鞍を載せた馬に素早くまたがった。

「・・・っ、止めるって、どうやって・・・」

追いすがる私を見おろし、ルイが馬上で儚く微笑む。

ルイ「・・・げむ子」

優しい声に名を呼ばれた。

いつもなら幸せな気持ちでいっぱいになるはずなのに・・・。

大好きな笑顔のはずなのに・・・。

今は、たまらなく胸が苦しい。

ルイ「きっと守ってみせるよ、君も・・・君の大事な人たちも」

ルイ「・・・俺は、君の、『王子様』だから」

そうして笑ったルイの笑みは、息をのむほど綺麗だった。

ルイのかかとが、馬の腹を蹴る。

「・・・嫌」

私の声をかき消すように、馬の蹄が鳴った。

「嫌だ、ルイ行かないで・・・!」

「ルイ・・・っ!!」



【イケメン王宮】 ルイ攻略 10話

大分佳境に入って来た、ルイ様のストーリー・・・(´Д⊂) 第10話です。
攻略終わっちゃったら、さみしいな。。。

今のところ1話ずつ画像とかも入れちゃって書いているので、
まとめページを作りたいです。
きっと自分もやりなおすので・・・


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選択肢です


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そういう顔?
「そういう顔って・・・?」
ルイ「・・・こうして欲しそうな顔」
⇒ Honey維持しました!


なんのこと?
「なんのこと?」
ルイ「・・・とぼけてもだめだよ」


私、どんな顔してた?
「私、どんな顔してた?」
ルイ「・・・知りたい?」


※以下は同じお話!
楽しそうに笑い、ルイが唇を寄せてくる。
かすめるようにキスされて、軽く、びくんと肩がふるえた。
ルイ「・・・こうして欲しいって顔」
「そ、そんな顔してない・・・っ」
ルイ「してる」
もう一度唇が重なり、ルイはそのまま私を抱きしめ、部屋へ押し戻した。
よろけてバランスを崩し、ベッドに倒れ込む。
「ん・・・、ル・・・っ、イ・・・だめ」
ベッドに倒れ込みながら首筋に口づけられた時、
小さなさえずりが聞こえ、ルイの動きが止まった。



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このままHoneyエンドにいけたらいいなぁ~

【イケメン王宮】 ルイ攻略 9話

もはや氷の人形ではないルイ様と
ラブラブな展開になってきた第9話


画像1



ルイ様の台詞に注目っ
実は ロールキャベツ男子?
選択肢もこんな感じです



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もう・・・
「もう・・・」
そんな言葉しか出てこなくて、恥ずかしさに目をそらす。
ルイ「・・・ごめん」

びっくりした・・・
「びっくりした・・・」
少しの抗議を込めて、ルイを見上げる。
ルイ「・・・うん、ごめん」
ふっと苦笑するルイにドキリとした。
→Honeyをキープしました!

レオが来るよ・・・ 
「レオが来るよ・・・」
ルイ「ああ・・・そうだね」
ルイもわかっていたのか、苦く笑った。


※つづきは共通です!

レオ「げむ子ちゃん?」
背中にレオの声がかかると、ルイは一度だけ私の頭を撫でて離れた。
レオ「こんなところにいたの?」
近づいてきたレオが正面に立った。
「レオ、ごめんなさい。遅刻して・・・」
レオ「これがジルとのレッスンだったらお仕置きだよ?」
レオ「ほら、行こう」
くすっと笑うレオに背中を押されて、歩き出す。
(よかった、みられてなかったみたい・・・)
ほっと胸をなでおろした直後、
レオ「・・・まったく・・・。朝からごちそうさま」
背後から聞こえた小さなつぶやきに、背筋がぎくりと伸びた。


ルイ様Honeyをなんとかキープできてます~

★☆
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