ルイが顔を寄せ、強引に唇を重ねる。
驚き息を呑むと、その瞬間にチョコの香りの吐息が入り込んだ。
「ん・・・・っ・・・」
舌が重なると、甘さが口のなかいっぱいに広がる。
「・・・・んんっ」
何度もキスを繰り返され、私は息を荒げてルイの腕を掴んだ。
ルイ「・・・・・・・」
やがて音をたてて唇が離れると、ルイが私の顔を覗き込む。
ルイ「・・・・美味しい?」
「・・・・!」
ルイの言葉に、私はかあっと頬を赤く染めた。
(そんなこと、聞くなんて・・・・)
それでも答えを待つルイの視線に、私は小さく頷く。
するとルイが、ふたたびからかうように口を開いた。
ルイ「じゃあ・・・・もっとって言って?」
「え?」
ルイが箱からもう一粒、チョコを口の中に放り込む。
そして私を見おろすと、ふっと目を細めた。
「・・・・っ」
(今日のルイ、意地悪だ・・・・)
思いながらも、私は掠れた声で口にする。
「・・・もっと・・・」
するとルイが嬉しそうに笑みを浮かべ、私の顎に指先を添えた。
ルイ「うん」
そしてわずかに口を開いたまま、顔を寄せた・・・。
「ん・・・・っ・・・」
チョコ味のキスを繰り返しながら、ルイが甘いため息をつく。
ルイ「・・・・・」
そして私の身体をぎゅっと抱きしめると、耳元で呟いた。
ルイ「・・・・・もう、離れたくないんだ」
「・・・・え?」
(今、何て・・・)
身体に回る腕にぎゅっと力が込められ、私はルイの肩に指先を置く。
ルイ「離さないけど、いい?」
耳に触れたルイの唇が震え、低いささやきが聞こえた。
「・・・・っ」
私は指先に力を込めながら、小さく頷いて答える。
(嫌な訳は、ないから・・・)
「・・・・私も、ずっと側にいたい」
ルイ「・・・・・」
そっと告げると、笑みを浮かべたルイが私の身体を軽く抱き上げた。
そうして私の身体を離さないまま歩き、ベッドに腰掛ける。
「ルイ・・・?」
膝に乗ったまま、私は戸惑いの目でルイを見おろした。
するとルイが私の頬に手を伸ばし、
指先をそっと曲線をなぞるように動かして行く。
「あ・・・・」
思わず唇を開くと、ルイが上目遣いのまま軽く首を傾げた。
ルイ「・・・げむ子から、キスしてくれる?」
膝の上に乗せた私の顔を覗き込み、ルイが小さな声で言う。
「・・・っ」
その不安そうな視線に、私の鼓動が大きく跳ねた。
(ルイも・・・何か不安に思う時があるのかな・・・)
私はそっと、ルイの滑らかな頬に触れる。
そして鼓動を高鳴らせるまま顔を寄せ、音も無く唇を重ねた。
「・・・・・・」
唇を離し、顔を上げようとすると、ルイの手が私の腰元を引き寄せる。
そして下からすくいあげるように、深いキスをした。
「ん・・っ・・」
まるで本物のキスはこれだと教えられるように何度も舌を絡めとられ、
私はルイに必死で応えていく。
ルイ「・・・・・・」
やがてルイの背中がベッドにつくと、私の身体もルイの上で横になった。
「・・・・ぁ・・・」
ルイの手が、ドレスのリボンを解いていく。
指先が肌に触れる度、腰元が跳ねるように震えた。
(きっともう、ルイ以外の人は選べないんだろうな)
(こんなに、甘さを知ってしまったら・・・・)
ルイ「もっと」
ルイの手が、私の首筋を優しく引き寄せて行く。
ねだられるまま唇を重ねると、ルイが私の身体を反転させた。
「・・・っ」
今度はルイが私の身体に覆い被さると、胸元にキスを落として行く。
やがて胸元に顔をうずめたまま、ルイが呟いた。
ゆっくりと視線を上げ、私を捉える。
ルイ「まだ足りないから・・・・」
ルイ「全部、くれる?」
「・・・・ぁ・・・」
私は柔らかなルイの髪に指先を伸ばしながら、何度も頷いた。
(ルイにだったら・・・・全部、あげてもいい)
そして一晩中、身体に触れるルイの優しいキスに声をあげていった・・・。
END
驚き息を呑むと、その瞬間にチョコの香りの吐息が入り込んだ。
「ん・・・・っ・・・」
舌が重なると、甘さが口のなかいっぱいに広がる。
「・・・・んんっ」
何度もキスを繰り返され、私は息を荒げてルイの腕を掴んだ。
ルイ「・・・・・・・」
やがて音をたてて唇が離れると、ルイが私の顔を覗き込む。
ルイ「・・・・美味しい?」
「・・・・!」
ルイの言葉に、私はかあっと頬を赤く染めた。
(そんなこと、聞くなんて・・・・)
それでも答えを待つルイの視線に、私は小さく頷く。
するとルイが、ふたたびからかうように口を開いた。
ルイ「じゃあ・・・・もっとって言って?」
「え?」
ルイが箱からもう一粒、チョコを口の中に放り込む。
そして私を見おろすと、ふっと目を細めた。
「・・・・っ」
(今日のルイ、意地悪だ・・・・)
思いながらも、私は掠れた声で口にする。
「・・・もっと・・・」
するとルイが嬉しそうに笑みを浮かべ、私の顎に指先を添えた。
ルイ「うん」
そしてわずかに口を開いたまま、顔を寄せた・・・。
「ん・・・・っ・・・」
チョコ味のキスを繰り返しながら、ルイが甘いため息をつく。
ルイ「・・・・・」
そして私の身体をぎゅっと抱きしめると、耳元で呟いた。
ルイ「・・・・・もう、離れたくないんだ」
「・・・・え?」
(今、何て・・・)
身体に回る腕にぎゅっと力が込められ、私はルイの肩に指先を置く。
ルイ「離さないけど、いい?」
耳に触れたルイの唇が震え、低いささやきが聞こえた。
「・・・・っ」
私は指先に力を込めながら、小さく頷いて答える。
(嫌な訳は、ないから・・・)
「・・・・私も、ずっと側にいたい」
ルイ「・・・・・」
そっと告げると、笑みを浮かべたルイが私の身体を軽く抱き上げた。
そうして私の身体を離さないまま歩き、ベッドに腰掛ける。
「ルイ・・・?」
膝に乗ったまま、私は戸惑いの目でルイを見おろした。
するとルイが私の頬に手を伸ばし、
指先をそっと曲線をなぞるように動かして行く。
「あ・・・・」
思わず唇を開くと、ルイが上目遣いのまま軽く首を傾げた。
ルイ「・・・げむ子から、キスしてくれる?」
膝の上に乗せた私の顔を覗き込み、ルイが小さな声で言う。
「・・・っ」
その不安そうな視線に、私の鼓動が大きく跳ねた。
(ルイも・・・何か不安に思う時があるのかな・・・)
私はそっと、ルイの滑らかな頬に触れる。
そして鼓動を高鳴らせるまま顔を寄せ、音も無く唇を重ねた。
「・・・・・・」
唇を離し、顔を上げようとすると、ルイの手が私の腰元を引き寄せる。
そして下からすくいあげるように、深いキスをした。
「ん・・っ・・」
まるで本物のキスはこれだと教えられるように何度も舌を絡めとられ、
私はルイに必死で応えていく。
ルイ「・・・・・・」
やがてルイの背中がベッドにつくと、私の身体もルイの上で横になった。
「・・・・ぁ・・・」
ルイの手が、ドレスのリボンを解いていく。
指先が肌に触れる度、腰元が跳ねるように震えた。
(きっともう、ルイ以外の人は選べないんだろうな)
(こんなに、甘さを知ってしまったら・・・・)
ルイ「もっと」
ルイの手が、私の首筋を優しく引き寄せて行く。
ねだられるまま唇を重ねると、ルイが私の身体を反転させた。
「・・・っ」
今度はルイが私の身体に覆い被さると、胸元にキスを落として行く。
やがて胸元に顔をうずめたまま、ルイが呟いた。
ゆっくりと視線を上げ、私を捉える。
ルイ「まだ足りないから・・・・」
ルイ「全部、くれる?」
「・・・・ぁ・・・」
私は柔らかなルイの髪に指先を伸ばしながら、何度も頷いた。
(ルイにだったら・・・・全部、あげてもいい)
そして一晩中、身体に触れるルイの優しいキスに声をあげていった・・・。
END