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'13/4/12

マダムジョイが小型店出店へ



 スーパーのマダムジョイを運営する広電ストア(広島市中区)は、広島市内で小型スーパーの出店を始める。大手と対抗するため、住宅地の徒歩圏内にエリアを定め、生鮮食品と総菜に力を入れる。2018年までに10店を目指す。

 新しい小型スーパーは商圏を半径500メートルと想定。店舗面積は千平方メートル以下で、親会社の広島電鉄(同)のバスや電車の路線がある中区や南区などに開く。広電の遊休地などの活用も検討する。

 加工食品や生活雑貨は大手との価格競争が激しいため、野菜や肉、魚など生鮮食品の品ぞろえを強化。生鮮食品と総菜の割合を従来の5割から6割に引き上げ、魚売り場は市場の雰囲気を再現して新鮮さをアピールする。

 6月下旬、広島市東区牛田旭に約850平方メートルの「マダムジョイ牛田店」を開く。今月19日で閉店するスパーク(西区)の「サンベルモ店」跡に入る。

 広電ストアの13年3月期の売上高は92億円を予想。年12億円の売り上げがあったアルパーク店を2月に閉め「マダムジョイ楽々園店」(佐伯区)など5店を市内で運営する。

 尾崎義昭社長は「規模では大手に勝てない。食品に特化し、鮮度をアピールする」と強調。18年までに、小型店と合わせ15店体制にし、年150億円の売り上げを目指す。

【写真説明】スパークに代わって広電ストアが2階部分に新店を開くビル(広島市東区)




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