今日は久しぶりにピアノと関係のない話題です。
先日、仙台のメディアテ−クであるフォトグラファーの写真展が行われていることを知り、出かけてきました。
写真展を見に行くだなんて、とても新鮮です。
お写真もどれも暖かく、心から楽しめました＾＾

今回なぜこの写真展を訪れたかというと、被写体がフィギュアスケーター達だったからです。
こう見えて、私、大のフィギュアスケートファンでして・・。
伊藤みどりさんにはまり、頭の中で自分もトリプルアクセルを飛んでいる・・そんな妄想をはじめたのが確か小学校6年の時（笑）
それ以来見守り続けてかれこれ20年余りでございます。（歳がばれますね。。）

途中、スケートは6点満点時代が終わり、ちょこまかとルールが変わったりしますが、負けじと新ルールを覚えなおし、選手の方々を応援し続けております。

さて、スケートに興味のない方にとっては聞きたくはないかもしれませんが（笑）今日はお気に入りの選手の皆さんについて書かせてください。

�＾貌�みどりさん

まずは、やっぱり伊藤みどりさん。彼女の存在なしには日本のフィギュアスケートは語れません。
彼女のアルベールビルオリンピックの演技の音楽（ラフマニノフのピアノ協奏曲）に感動したのがきっかけで、私はクラシック音楽の道に進みました。
なので、私にとっては大切な恩人です。（勝手にそう思っています）

伊藤みどりさんといえばやはりトリプルアクセルですが、彼女の本当の魅力はそこだけではないです。
彼女の場合・・高さのある豪快で素晴らしいジャンプの数々はもちろんですが、ただリンクに出ているだけで惹きつけられるというか、そういった不思議な魅力があります。
何十年に一度出るか出ないかという位凄い選手なのに、テレビを通して拝見していても、どこか親しみやすいキャラクター。
それと、物凄いガッツの持ち主なんだろうな・・というのが、今過去の動画などを見ていてもひしひしと伝わってきて、そんな演技を見た後はつい泣いてしまいます。

彼女のアルベールビルはもちろんですが、全試合の中で私が特に好きなのが、若い頃のカルガリーオリンピックでの試合です。
演技後、お客様が総立ちになったあの試合の動画は、特に感動的です。何度リピートして拝見したか分りません。

そして、カルガリーのほかにも、私が感動した演技がもう一つ。
91年の世界選手権だったと思います。（その時の曲は確かワルソーコンチェルト）当時はショートプログラムではなく、オリジナルプログラム、しかもルールは6点満点制ですね。
その試合の冒頭、見事なトリプルルッツを飛んだ直後、コンビネーションジャンプをしようとして誤ってリンクから飛び出してしまった伊藤さん。
素晴らしいリカバリー能力で演技をすぐさま続けるというシーンがありました。
実は、この試合の前の練習で、他の選手とぶつかっていて、そのアクシデントのあとの演技なのですが・・

正にアクシデントにつぐアクシデント！

転んでからすぐリンクへ戻っているようには見えますが、ただの床に落ちた時の衝撃は相当のものだったはず。。。
その運動能力自体凄いことですが、もっと素晴らしいのは、この状況で、演技終了後、飛び出した時当たった壁の壊れ具合を確認しに行き、壊してしまった部分のゴミを拾い、カメラマンさんにも謝りに言っている模様が映っています。
とっさの判断でこういう行動がスマートに取れることにも感動しますし、同じ日本人として誇りに思います。
演技終了後のぽこっと頭をたたくしぐさもなんだかアクシデントの後なのにお茶目です・・＾＾
そして、普段は技術点に比べて下げられがちな芸術点がなんだかいつも以上に高いような（この素晴らしいリカバリーにたいしてでしょうか？？）

お時間のある方は、是非 youtube で検索してみてください。


（つづく・・・）