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【大リーグ】

怪童ハーパー、7度目マルチ安打 チームも今季2度目の3連勝

2013年4月13日 紙面から

◇ナショナルズ7−4ホワイトソックス

 “怪童”の名が球史に残るようなシーズンになるかもしれない。1−1と同点の3回、ハーパーが痛烈な勝ち越し打を中前に放ち、8回には右前打で7点目を加えてとどめを刺した。これで3試合連続、両リーグ最多タイとなる今季7度目のマルチ安打。打率4割1分7厘はリーグ3位で、15安打は同1位。今季270安打ペースは、イチローが2004年に樹立したメジャー記録の262安打を上回る。まさに手がつけられない暴れっぷりだ。

 バットを振らずとも強烈に存在を示したのは4−3で迎えた4回だ。2死二塁で、相手は20歳のハーパーを敬遠で歩かせ、通算153本塁打の4番ジマーマンと勝負。結局、右翼線二塁打で裏目となり、ホ軍のベンチュラ監督は、球団公式サイトなどによれば「ハーパーは絶好調だから」とお手上げ。勝負されたジマーマンも「俺が投手ならば、ブライスとは勝負したくない」と納得の表情を浮かべた。

 ハーパー自身は「一塁が空いていたし、右投手を良く打っているからね」と涼しい顔。これでチームは本拠地で土つかずの6連勝となり、ハーパーがマルチ安打をマークした7試合は全勝だ。

 まだ16歳だった09年、レイズの本拠地トロピカーナフィールドで飛距離502フィート(約153メートル)の特大弾を披露し、「チョーズンワン(選ばれし者)」と称された。飛び級進学で10年のドラフトで一番指名されてナ軍に入団し、昨季は22本塁打、59打点で新人王。底知れぬ若武者に通算423本塁打を誇るホ軍のコネルコも「20歳なのに、ワールドシリーズで優勝できるようなチームで(メジャー最強の打順である)3番だもんな」と称賛を惜しまない。

 どんな高みまで登るのか。優勝候補筆頭のチームともに目が離せない。

 

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