'13/4/9
外国人実習生が厳しさ訴え
外国人技能実習生の相談会が7日、福山市の本庄コミュニティセンターであった。個人労働者でつくる福山ユニオンたんぽぽが主催。江田島市の実習生による殺傷事件を受け、影響を不安がる声も出た。
広島県東部と岡山県西部の溶接工場や縫製会社に勤めるフィリピン人と中国人の男女15人が参加。殺傷事件について「実習生の印象が悪くなっている」などの声が出た。
労働環境については「休日にただ働きさせられる」「給料明細をもらえない」「会社が山間部で、経営者の送迎がないと買い物できない」などの訴えが相次いだ。
たんぽぽは年4回、相談会を開いている。渡辺正佳書記長は「備後地方にも実習生に頼る企業は多い。多くの市民に関心を持ってほしい」と話した。