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統幕長「冷静に対応していく」
自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は、北朝鮮がミサイルの発射準備ともとれる動きを見せていることについて、11日の会見で「冷静に対応していきたい。情報収集に力を入れ、いかなる事態にも対応できるようにしたい」と述べました。
そのうえで「今回は複数のミサイルが発射されることも想定しなければならない」と述べ、発射されたのが1発だった去年12月とは対応が異なるという考えを示しました。
防衛省は、今回、手の内をさらすことになるなどとして、自衛隊の配備状況を公表していませんが、万が一、ミサイルの一部が国内に落下する場合に備えて、迎撃ミサイル「SM3」を搭載し高性能レーダーでミサイルを追尾する能力があるイージス艦2隻を、日本海に展開させています。
また発射予告がなく、飛行コースを絞り込めないため、地上配備型の迎撃ミサイルPAC3を、防衛省などあわせて10か所に展開しています。
04月11日 16時41分