阪神−DeNA DeNAを完封しタッチを交わす阪神のメッセンジャー(右)と藤井彰のバッテリー(左)=甲子園で
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◇阪神2−0DeNA
阪神はメッセンジャーが4安打で無四球完封し、球団記録の4試合連続無失点とした。打線は2回に藤井彰の適時内野安打で先制し、西岡の適時打で加点。チームは1分けを挟む3連勝で貯金1。DeNAは二塁も踏めず今季初の零敗。
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次々にゼロが重ねられる。今季、甲子園でいまだ無失点の中、先発したメッセンジャーは他の投手を上回る投球を披露した。許したのはわずか4安打。二塁すら踏ませない。無四球完封は来日4年目で初。圧巻の今季2勝目だ。
「プレッシャーはなかったよ。自分の投球をすることだけを心掛けた。完封は、試合前の練習からやりたかった」
5日の広島戦では2イニングで5失点KO。汚名返上を果たすとともに、球団史上初となる4試合連続完封の偉業も成し遂げた。メッセンジャーが5回を抑えた時点で37イニング連続無失点。1972年の36イニングを上回る2リーグ分立後のチーム最長を更新し、その後、連続無失点は球団史上2位タイの41イニングまで伸びた。
連続無失点のプロ野球記録は、阪神が1リーグ時代の1942年に打ち立てた52イニング。更新のバトンは次の投手に委ねたが、メッセンジャーは「乗っていけるし、そうじゃなきゃいけない」と、信頼を口にしていた。
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