地域社会とのコミュニケーション

いきいきと社員とともに

事例紹介 : 環境保全

地球環境問題に取り組みます。

●「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に協力

本社会議センターの自動販売機コーナー旭山動物園の坂東園長。本社新宿センタービルの会議センター内自動販売機コーナーにて

大成建設は、2009年12月より、本社内や東京支店作業所に寄付機能付き飲料自動販売機を設置し、その収益をBCTジャパンに寄付する社会貢献活動を行っています。現在、マレーシア国ボルネオ島では熱帯雨林が年々減少しており、サバ州キナバタンガン川流域に棲息するオラウータンやボルネオ象等野生動物の生態系が大きく崩れようとしています。そうした中、NPO法人BCT(ボルネオ保全トラスト)ジャパンは、旭山動物園の坂東園長とともに「ボルネオへの恩返しプロジェクト」を立ち上げ、ボルネオの野生動物を保護する運動を始めました。本年5月までの寄付実績は、約26万円。BCTJから感謝状が贈られました。

●「富士山南陵の森計画 フォレストセイバープロジェクト」による森づくり

富士山南陵の森計画
富士山南陵の森計画

「富士山南陵の森 フォレストセイバープロジェクト」は、大成建設が開発中の「富士山南陵工業団地」を舞台にして、当社と進出企業とが、行政・大学・地元NPOや地域との協働による周辺の森づくりに参画し、10年かけて豊かな森に育てるというものです。「森林を守り育てる人づくり」を目指して、息の長い取り組みを展開中です。 2009年10月23日には、工業団地の隣接地に、当プロジェクトの活動拠点となり、雨水利用装置など自然の力を取り入れたエコ施設「富士山環境交流プラザ」が完成し、富士宮市に寄贈しました。また、10月31日には、「第11回うるおいの森植樹祭」を富士宮市と共催するなど、続々とイベント開催予定です。

富士山南陵工業団地HP

http://www.fuji-nanryo.jp/index.html

●アニマルパスウエイ研究会への支援

アニマルパスウエイアニマルパスウエイ

ヤマネは国の指定する天然記念物ですが、道路建設等により森が分断され、その生息域が狭まり絶滅の危惧にさらされている樹上小動物です。ヤマネの生息域を確保し、その繁殖を促して生態系を維持するため、大成建設は(株)キープ協会や清水建設と協働で「アニマルパスウェイ研究会」に当初から参画しています。清里高原の公道上に道路で分断された森と森を結ぶ小さな吊り橋「アニマルパスウェイ」を普及する活動を2004年より行い、2007年に7月に1号機を設置し、建設の技術的協力、及びそのモニタリングシステムの実証研究で協働し、ヤマネの実態データをとることに成功し2008年に土木学会環境賞、第1回いきものにぎわい企業活動コンテストを入賞しました。また、2010年3月北杜市で2機目となるアニマルパスウェイが完成し、運用を開始しました。

●公益信託大成建設自然・歴史環境基金

公益信託大成建設自然・歴史環境基金は、1993年に10億円を信託し、設立されました。現在および将来の人類共通の財産である自然環境や、歴史的建造物の保護及び活用に関する事業に助成し、これらを次世代に継承することによって、人類の健康で文化的な生活を確保することを目的としています。

公益信託大成建設自然・歴史環境基金 松毛川河畔林観察会の様子
写真提供:NPOグランドワーク三島

(主な助成先)
2003年度 (NPO)日本ウミガメ協議会、ブータンの歴史的建造物保護活動協力会 ほか21件
2004年度 海の哺乳類情報センター、能舞台移築保存会 ほか21件
2005年度 富士山高所科学研究会、民家を未来につなぐ会 ほか21件
2006年度 (NPO)楽竹会、中越震災復興プランニングエイド ほか21件
2007年度 (財)天神崎の自然を大切にする会、村野藤吾の設計研究会 ほか22件
2008年度 (NPO)小石川後楽園庭園保存会 ほか22件
2009年度 (NPO)グランドワーク三島 ほか24件

リンク:大成建設自然・歴史環境基金

http://www.taisei.co.jp/about_us/society/kikin/index.html

ページの先頭へ