フェイスブック:創業者が政治団体を設立
毎日新聞 2013年04月12日 19時31分(最終更新 04月12日 20時40分)
【ロサンゼルス堀山明子】インターネット交流サイト最大手の米フェイスブック創業者、マーク・ザッカーバーグ氏(28)が11日、移民制度改革などの実現を目指す政治活動団体「FWD.us(フォワード・アス)」を設立したと発表した。米西部カリフォルニア州のIT(情報技術)産業の先進地シリコンバレーの企業幹部と連携し、高度な技術を有する移民の受け入れに向け、就労ビザの発給要件緩和などを議会に働きかける。
11日の米紙ワシントン・ポストへの寄稿で明らかにした。共同発起人には米グーグルのシュミット会長や、米ヤフーのメイヤー最高経営責任者(CEO)も名を連ねている。
寄稿の中でザッカーバーグ氏は、自身が講師を務めた高校卒業生向けITセミナーで、最も優秀だったメキシコ系の生徒が不法移民で大学進学を決意できずにいるという実例を紹介しながら「米国の移民政策はおかしい。現在の世界に合っていない」と主張した。