アーチャー




「ああ。時間を稼ぐのはいいが―――
             別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

プロフィール
身長:187cm/体重:78kg
属性:中立・中庸
イメージカラー:赤
特技:ガラクタいじり、家事全般
好きなもの:家事全般(本人は否定)
苦手なもの:正義の味方

+  ステータス

TYPE-MOONのゲーム『Fate/stay night』の登場人物。アニメ版及び公式ゲームでの声優は諏訪部順一氏。
紛らわしいがアーちゃんではないし、日本一ソフトウェアのゲームに出演もしていない。

生前偉大な功績をあげて死後においても尚信仰の対象となった英雄が成る「英霊」と呼ばれる存在。
『stay night』本編の舞台である第五次聖杯戦争において「アーチャー(弓騎士)」のクラスのサーヴァントとしてゲームのメインヒロインの一人・遠坂凛に召喚される。
「宝具(いわゆる必殺武器)」を幾つも使いながらも誰もその正体が分からず、凛の召喚が乱暴だった為記憶を一部失い「自分でも自分の正体が分からない」と 言い張っている 謎のサーヴァント。
そういった経緯もあって本編中は勿論、ネタバレ防止的な意味も含め、ファンからも生前の名である真名で呼ばれることはほぼない…のだが、「何を今更」という感もある。mugen的には特に。

現実主義者で皮肉屋だが忠義者。根底の部分ではお人良しで子供っぽい。
格闘戦・武器戦・対魔術戦・料理・掃除も何でもそつなくこなし、本人は否定しているが家事仕事が好き。シナリオ担当の奈須きのこ先生曰く 「技能・執事があるなら、間違いなくA+」。
上記ステータスのどの数値よりも高いのは、笑うところ? それとも泣くところなの?

弓兵のクラスながらあまり弓は使わず、中華風の双剣による近接戦闘を好む。
剣の専門職であるセイバーをして「美しい」と言わしめる剣技を持ち、音速を超える剣戟を放ってランサーアサシンと渡り合う一方、たまに弓を使ったと思えば英霊のシンボルである筈の宝具を矢として放ち「使い捨て」にしたりと英霊として異常な行動も取る。*1

『Fate』の主人公・衛宮士郎との相性は最悪で、互いを敵視している。…が、その一方で凛や彼の養父すら見抜けなかった士郎の特性を理解し、的確な助言を送ることもある。
また、青をイメージカラーとするランサーとは外見・性格・出自・英雄としての在り方など多くの部分で対称的な間柄であり、本編・外伝作品問わず幾度となく激突することになる「因縁の相手」である。
『stay night』における最初の戦闘シーンは彼らによるものであり、その場に居合わせた凛と士郎、そしてモニターの前のプレイヤー達に「英霊同士による人智を超えた闘い」の開幕を告げた。…月面とか言うなし。

この作品を象徴するキャラの一人であり、作中で彼が果たす役割は非常に大きい。『Fate』の半分は彼の物語と言っても差し支えない程である。
公式人気投票で男性キャラでありながら(エロゲなのにメインヒロイン一名を差し置いて) 2回連続で3位になった 人気キャラである。
そもそも彼女は6位と5位なのでアーチャーがいなくてもTOP3じゃないけど。

+  詳細な原作設定(重大なネタバレ含む)


外伝作品でのアーチャー

+  『hollow ataraxia』での活躍

+  『EXTRA』での活躍

+  『タイガーころしあむ』での活…躍…?

その他、リリカルなのはとのコラボ漫画でなのはさん達が凛にサーヴァントとして召喚された代わりにユーノ君の所に召喚されていた。


格闘ゲームでのアーチャー

公式ではCAPCOMが発売する世紀末3D格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』がある。
また、2D格闘ゲームとして悪夢の同人作品『Fate/sword dance』があり、MUGEN入りしているのはこちら。

+  『unlimited codes』での活躍


MUGENでのアーチャー

国内で二体のキャラが存在するが、一体はちびキャラ、もう一体は公開停止中ということで中々動画での出番に恵まれず、現在では彼の改変キャラの方が色々な意味で有名になってしまっているようだ。

  • ドロウィン氏製作 『風雲イリヤ城』ドット
ドロウィン氏によって製作された『hollow ataraxia』のミニゲーム、『風雲イリヤ城』でのデフォルメされたドットを元にしたちびキャラ。
同氏製作のキャスターと違い、ボイスは搭載されていない。
ちびキャラゆえの食らい判定の小ささや、ライフ・ゲージの自動回復、お料理道具を呼び出して攻撃する超必殺技「アンリミテッド クッキング ワークス」がワンボタンで発動可能(ボタン連打で調理器具の射出数アップ)など、可愛いらしい(?)見た目に反して結構強い。
デフォAIはないが、お家氏と蓬莱氏による外部AIが存在する。
お家氏AIは10段階のレベル設定が可能で、主にダッシュ使用の有無とクッキングワークスの調理器具射出数が変化する。

  • 栗氏製作 『Fate/sword dance』ドット
もう一体は『sword dance』を大幅アレンジしたもの。
ボイスも『sword dance』のものが使用されている為、諏訪部氏の声に慣れた人は違和感を覚えるかもしれない。
ディスプレイネームが 完全に原作のネタバレになってる が、こまけぇことはいいんだよ!
初期状態ではattack100・defence130と非常に堅く設定されているのだが、
火力が全体的に低いために彼我共にダメージを与え辛く、試合がグダることが多々ある。
気になる人はdefenceを下げ、代わりにattackを少し上げてみると良いかもしれない。

通常はそれほど強力ではないが、『固有結界』の詠唱完了でかなりの強さを発揮する。
発動条件は試合中にある一定のゲージで7回詠唱する事。回数や発動はラウンド持ち越し。
『uc』と違い詠唱中は隙だらけだが、対AI戦では相手が攻撃技だと勘違いするのか、ガードを固めて動かないこともある。…殴られる時は殴られるけど。
発動後は背景が変わって常時ゲージMAXになり、こうなれば独壇場、宝具を出し放題のまさにアーチャーの世界となる。

AIは搭載されていないが、cafe氏製作の外部AIが『作品別 主役不在トーナメント』にて公開された。
レベル設定可能な他、専用BGMの音質をクリーンにするサウンドファイルも同梱。
現在はキャラ・AI共に公開終了しているため入手は困難である。

+  原作再現パッチ


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー


*1
その異常性は ラグナロクやマサムネを「なげる」ようなもの とでも言えば、『FF』のプレイヤーには伝わり易いかもしれない。
*2
アニメ版ではギルガメッシュがランサーに止めを刺す際にカラドボルグ(の原典)を使用しているが、使用者がウルスターゆかりの者でなくても対ランサーに一定の効果を発揮するという暗示なのか、それともただ単にギルガメッシュが「遊んだ」だけなのかは不明。
原典なのに形状がアーチャーの使うカラドボルグIIと同じだったのは気にするな!
*3
『FF』において一点もののアイテムを「なげる」プレイヤーが居ないように、自身を象徴するアイテムである宝具を使い捨てにする英霊は居ない。
「アイテム無限増殖の裏ワザ」よろしく、同じ宝具の複製品を幾つでも何度でも投影可能なアーチャーだからこそ気兼ねなく使える、実に贅沢かつチート気味な反則技だと言えるだろう。