下記は、韓国保守派の雄、趙甲済氏の最新コラムである。民団系の新聞『統一日報』から日本語訳を引いておく。
脱北者たちが最も驚くことは?
国民の誰もが大統領の誕生日を知らないとは!
2009年10月10日
趙甲済
今日、脱北者たちと対話して新しい事実が分かった。 脱北者たちが韓国にきて最も驚くことの一つが、韓国人の中で誰もが大統領の誕生日を知らないという事実だ。北韓では金正日、金日成の誕生日を知らないと収容所に送られる。
日本でも、土井たか子、福島瑞穂ら旧社会党の幹部は、毎年、朝鮮総連が主催する金日成・金正日の誕生祝賀会で、「万年長寿を祈る」旨の祝辞を述べていたから、独裁者親子の誕生日を正確に覚えているかも知れない。
例えば、平成14(2002)年2月15日、金正日の「生誕60年を祝う」誕生祝賀会(東京、朝鮮会館)には、社民党の土井たか子党首、福島瑞穂幹事長、村山富市元首相が揃って参列している。
この年9月に小泉訪朝があり、金正日が拉致を認めたわけだが、常識ある日本人にとっては、金正日の「犯罪」はすでに疑いようのない事実だった。
菅直人、千葉景子の2閣僚が、拉致実行犯・辛光洙(シン・グァンス)の釈放嘆願書に署名した件が問題になっているが、福島瑞穂の金正日「生誕祝賀」事件も国会で大いに追及すべきだ。
当時の『朝鮮新報』(総連の機関誌)より
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/sinboj2002/2/0220/81.htm
金正日総書記の誕生日記念
東京で祝賀宴、在日朝鮮人中央大会も
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金正日総書記の誕生日を記念し15日、東京で祝賀宴と在日朝鮮人中央大会が開かれ、総聯中央の徐萬述議長と各副議長、局長、中央団体と事業体の責任者、関東地方の総聯本部活動家、同胞らが参加した。
東京・千代田区の朝鮮会館で行われた祝賀宴には、社会民主党の土井たか子党首をはじめ与野党の国会議員、日朝国交促進国民フォーラム会長の村山富市元総理、朝鮮統一支持日本委員会の槙枝元文議長、チュチェ思想国際研究所の井上周八名誉理事長、共同通信社の斎田一路社長をはじめとする政界、経済界、マスコミ関係者、社会・文化人など日本の各界人士と、ロシアをはじめとする40余カ国の大使、駐日公館員、国際機関代表、特派員ら600余人が参加した。
徐議長があいさつし、総書記が祖国と民族に貢献した業績を称えながら、金日成主席の生誕90周年と朝鮮人民軍創建70周年を迎える今年、21世紀の強盛大国建設で新たな飛躍を成し遂げ、朝鮮半島の平和と安全を守り、国の統一を実現するために、総書記は年始から精力的に活動していると指摘した。……