北朝鮮ミサイル 韓国国防省、「発射は夜間の可能性もある」
韓国の国防省は、午後4時から10日2回目の会見を行い、「ミサイル発射は夜間の可能性もある」として、24時間監視を緩めないことを明らかにした。
国防省のキム・ミンソク報道官は「予断はできないが、北朝鮮は過去にも奇襲効果を狙い、明け方時間に発射したこともあるので、韓米が協力して、24時間監視を続けます」と語った。
ミサイルは、東の海岸の複数の箇所に、いつ発射があってもおかしくない状態で構えられているが、発射に踏み切るのかどうかも含めて、全ては北朝鮮次第といえる。
また同時の核実験やテロの可能性も否定できないとして、警察は、特に都市部でのテロ警戒態勢を強化したという。
また、市民生活は一見するところ、平常通りの平穏ではあるが、北朝鮮の連日の威嚇により、市民の間に不安の声も生じ始めているのは事実。
ソウル市内のタクシー運転手は10日、「自分はニュースで情報を得ているので、心配はしていないけれども、若い人たちはSNS上のうわさやデモに惑わされないか心配だ」と話していた。
IT大国といわれる韓国では、こうした手段で広まる市民のうわさが、あっという間に大衆全体に広がる傾向にある。
ただ、こうした韓国の社会の動揺こそが、北朝鮮の狙い通りともいえるため、朴槿恵(パク・クネ)政権は、今のところ、挑発に屈しない強い姿勢を貫き、国民には平常通りの生活を呼びかけている。