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<フィギュア>「試合を心から楽しみたい」鈴木SP2位

毎日新聞 4月11日(木)21時51分配信

<フィギュア>「試合を心から楽しみたい」鈴木SP2位

女子SPで華麗な演技をする鈴木明子=国立代々木競技場第1体育館で2013年4月11日、木葉健二撮影

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦は11日、女子ショートプログラム(SP)で、鈴木明子は66.56点で2位。今季自己最高得点を更新する好演技。鈴木が誇らしげに両手を突き上げ、歓声に応えた。

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 自己評価は「ベストではない」と控えめ。得点源に期待した冒頭の2連続3回転ジャンプが、3回転−2回転になってしまったからだ。だが、一つ目の3回転を着氷した時に「(続けて3回転を)つけてはいけない下り方だな」と察して2回転に切り替える冷静な判断ができたからこそ、演技が途切れなかった。その後もミスなく滑りきり、全ての要素でプラスの評価を受けた。

 世界選手権で12位に終わり、その後は練習でも「ミスなくやらなければ」と自分を追い詰めた。だが28歳になった3月28日の誕生日を境に気持ちを切り替え、浅田や村上佳菜子から「これからも皆で頑張ろう」と記されたお祝いの色紙ももらって前向きに。今大会は「開放して自分のスケートを取り戻そう」と、思い切った滑りに徹し、自信のあふれる演技につなげた。

 好きだからこそ続けてきたスケート。その思いが鈴木を支えてきた。「試合を心から楽しみたい」。今季最終戦で、改めて原点に返ろうとしている。【石井朗生】

最終更新:4月11日(木)22時25分

毎日新聞

 

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