初日SP5位の無良「4回転転倒は本当に悔しい」=フィギュア国別
スポーツナビ 4月11日(木)19時2分配信
フィギュアスケートの世界国別対抗戦2013が11日、東京・国立代々木競技場で開幕した。
初日の男子ショートプログラム(SP)では、高橋大輔(関大大学院)が80.87点で2位、無良崇人(中京大)は77.65点で5位スタートだった。トップは世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)で86.67点。転倒があったものの、貫録を見せた。
この結果、チーム別順位は米国が1位、日本が2位につけた。続いて18時40分から、女子SPが行われる。
無良は冒頭の4回転トゥループで転倒したものの、滞空時間の長いトリプルアクセル、後半の3回転コンビネーションジャンプで挽回。「6分間練習の時も失敗する感覚は全くなかったので、逆に本当に悔しい」と4回転の転倒を悔やんだが、77点台の得点には「もっと下だと思っていたので、ちょっと安心しました」と笑顔を見せた。
あす12日のフリーに向けては「しっかり調整して4回転もしっかり磨いて、世界選手権のようなしっかりとした演技が最後までできれば」と気合。日本チームの連覇に貢献する順位アップを誓った。
■無良崇人「しっかりとした演技が最後までできれば」
――冒頭の4回転の転倒は?
「調子が良かったので、違う方向に進んでしまったというか、力が入りすぎてしまったかなと。6分間練習の時も失敗する感覚は全くなかったので、逆に本当に悔しいなと思います。
トリプルアクセルはあまり調子が良くなくて心配ではあったのですが、しっかりと決めることができたので良かったかなと思います。
(得点は)もっと下だと思っていて、70点台頭くらいかなという感じがしていたので(点が思ったより高く出て)ちょっと安心しました」
――初の国別対抗戦だが?
「自分の出番になって、スタートの位置につくときに、チームメートをすごく近く感じるので、すごく心強いなと感じています。
フリーではしっかり調整して4回転もしっかり磨いて、世界選手権のようなしっかりとした演技が最後までできれば良いなと思います。
今シーズンに関して、昨シーズンまでと比べたらショートへの苦手意識は少なかったかなと思いますし、やはり4回転−3回転を安定した形でショートに入れることができるようになったのは五輪シーズンに向けて良い収穫だったかなと思います」
最終更新:4月11日(木)22時51分