航空交通管理センター:「ミサイル発射」…全国に「誤報」
毎日新聞 2013年04月11日 22時00分(最終更新 04月11日 22時35分)
北朝鮮のミサイル発射に備えていた国土交通省航空局は、航空交通管理センター(福岡市東区)が11日午後4時59分ごろ、誤って「ミサイルが発射されました」というメッセージを全国の空港事務所など59カ所に発信していたと発表した。
センターは全国の空の交通などを一元的に管理している。航空局運用課によると、センター職員が同5時の日勤と夜勤の業務引き継ぎの際、コンピューターの運用システムに事前登録されていたミサイル発射の予定稿の送信ボタンをクリックしてしまったという。宛先も事前に全箇所が登録されていた。職員は誤送信に気づき、4分後に訂正のメッセージを送信した。一部の航空機には誤情報が伝えられたが影響は確認されていないという。【松谷譲二】