＜楽天1-4日本ハム（11日）＞楽天・美馬が１１日の日本ハム戦（東京ドーム）に先発し、８回途中９安打４失点で今季初黒星（１勝）を喫した。

　初回、二死一塁から味方守備のミスで先制点を献上。右翼・牧田がフライの目測を誤り、一塁走者を返してしまった（記録は二塁打）。そんな不運にもめげず、美馬は粘りの投球。５回にマギーの１号ソロで打線が同点に追いつくと、８回まで毎回安打を許しながらも要所を締めた。

　ところが、昨季から続く“一発病”が大事な場面で出てしまった。８回、二死一、二塁からアブレイユへの４球目。ここまでのピンチで低めに制球できていたスライダーが高めに浮き、左翼席中段まで運ばれた。マウンドでガックリ肩を落とした右腕はこの一発で降板。１１０球の力投も打線の援護がなく、チームは今季初となる同一カード負け越しとなった。