2006-09-29 09:20:39

日本はすごい!?

テーマ:文化差

バターの容器

 上の写真を見ていただきたい。

 何のことはない。 スーパーに売っているただのバターである。

                                                                                  

 しかし、ここには 何かが欠けている・・・ と思った方もいらっしゃるのでは

 ないだろうか?


 そう、あれですよ、あの バターナイフを差し込んでおける差し込み口を

 開けるところ が付いてないのだ!


 こういうのを毎日使ってると、毎日バターナイフを洗わないといけないし、

 朝、バターナイフを探して食卓に持ってこないといけない。。。

 日本でいつごろからああいう差し込み口が付くようになったのかは知らないが、

 やっぱりあれは日本人の発明なのだろう。


                                                                        

 アメリカでいろんな商品やサービスに触れて、その(日本で生活している

 人間から見ての)不便さや粗雑さにイライラするたびに、

 日本がいかに「消費者への心憎いばかりの細かなサービスを発達させてきた

 (ある意味)究極のサービス社会」であるか、がわかる。


 電気製品しかり。

 こっちの機械は、冷蔵庫であれ掃除機であれ、エアコンであれ、とにかくうるさい。

 (エアコンを切らないと電話の声が聞こえない、という家もあるぐらい)

 掃除機などは、「うるさい、吸わない、バカでかくて重い」の三重苦である。。。


 戦後の日本人はアメリカの電化生活にあこがれたのだから、

 一番最初は同じところからスタートしたはず。

 そこから、日本では製品に改良に改良を重ね、今のような便利な製品に進化を

 遂げていったのに対し、アメリカの製品は(ある面では)そのころから大して

 変わってないのかもしれない。


 それと、ガソリンスタンド。

 セルフだといえばそうなのだが、本当にただガソリンを自分で入れるだけ。

 (日本のセルフの店にあるような、静電気防止のタッチパネルもない)

 まあ、これは来る前から知っていたから、驚きはしなかったが、

 店員がほかのどの業種よりもニコニコしてて、なんでもやってくれる、

 日本のガソリンスタンドがなつかしくてたまらない。


                                                                        

 でもね、

 サービスというのは、あまりに進化してしまうと、人間の肌触りが抜けて

 いく、というのもたしかだしね。。。


 スーパーに行ったって、レストランに行ったって、日本の店員っていうのは、

 ほとんどマニュアル通りの笑顔で、マニュアル通りしゃべってるだけだし。


 それに比べると、こちらでは、

 それぞれの店員が、みな「自分のスタイル」で「自分の笑顔」で

Have a nice day ! とか言ってくれるもんなあ。


 「マニュアルどおりのサービス」が行き渡っている日本のような社会は、

 ある意味では「安心できる社会」なんだけど、

 日常生活の中で、毎日、名も知らない店員から

 マニュアルにはない笑顔や言葉をもらっていると、

 なんだか心があたたまるし、細かい不便のことなど、

 まあ、どうでもええか~、

 という大らかな気持ちになる。 ←ちょっと誇張 






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コメント

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1 ■でもバターナイフの穴は

笑顔はいいけど、バターナイフの穴は欲しいな。

2 ■そもそもバターナイフが・・・

「穴がなけりゃ自分で切って穴を作れば・・・」
という声も聞こえてきそうだけど、
そもそもあそこに差し込めるぐらいの大きさの
バターナイフ(しかもちょっと取っ手との間に
角度のあるやつ)そのものが売ってないんだよ
ねえ。。。

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