由緒正しき日本食
テーマ:グルメ上の写真を見ていただきたい。 わが家の今日の夕食である。
私たちが日本出国時にアメリカに持ち込んだ食材・調味料はゼロ。
(もちろん、日本にいる誰かから送ってもらったというのもゼロである)
そこで 問題。
そのような初期条件のもとで、
上記の食事を作るには、一体どれだけの食材・調味料を買い揃える必要があるか?
料理をあまり作らない人にはちょっと難しいかもしれないが、ほぼ完答に近い
正解者には、(私たちが日本に帰ってから)何かおごらせていただきます!
ちなみに、料理は
(上)サーモンの刺身、いくら、(なぜか)キャベツ
(中)左から、納豆、(何も載っていない)ただの取り皿、いんげんのあえもの
(下)左から、肉じゃが(おととい作ったものの余り)、(刺身をつける)醤油、白菜と油揚げの卵とじ
である。
ご飯とビールは画面には写っていないが、ちゃんと食卓にのぼっていることをつけ加えておこう。
こういう食事ができるようになるまでに、私たちは2週間ぐらいかかったが、この程度の小さい
町でいろいろ買い揃えていこうと思えば、相当早い方だろうと思う。
大家さんが調理道具や食器をほとんど置いていってくれたのも大きいので、もしそういうもの
まで一から買い揃えるとなれば、1ヶ月どころではすまないだろう。
シャーロッツビルには4軒ほど、日本食の食材をある程度売っているスーパーがあるが、
品揃えにはバラツキがあるので、全部こまめに回って、買い揃えていく必要がある。
(スーパーで思いがけず見つけた白菜を買った際、白菜を英語でnappa cabbageという
のを初めて知った。後で見たら、ちゃんと辞書に載っていたが)
もちろん、ここではどうやっても揃わないものもあるが、それはワシントンDCにでも
出かけた時に探してみようと思う。
ちなみに、お刺身は、West Main Marketにある魚屋さんで、二週間に一回「お刺身デー」
があり、事前に何が入るかはメールで連絡をくれるので、ほしいものと分量を書いてそれに
返信して、予約しておくことができるので、助かる。
しかし、もう一度、上の写真を見ていただきたい。
なんと 由緒正しき日本食 であろうか!!
こう思うのも、先日、大学のメインキャンパスとぼくのいる研究所との間にある
日本食レストラン(その名をTokyo Roseという、昔のキャバレーみたい)で、
お昼に、Obentou Boxなるものを食べたからかもしれない。
出てきたものは、サーモンとはまちの刺身(少なくとも、今晩うちで食べたものより
おいしいということはない)、カリフォルニアロール(寿司)、やきとり一串、
赤だし(だしが珍妙な味)、(なぜか)福神漬け、(なぜか)中華風のクラゲの酢の物
であった。
お茶(たぶんティーパックで煎れたものだろう)は有料で、上記ランチと合わせて
13ドルちょっとした。。。もう二度と行く気はしない。
この店の隣にはTaiwan GardenというChinese Restaurantがあるが、
こちらはウーロン茶飲み放題、スープ、春巻きの皮を揚げたもの、
日替わりで8種類の料理の中から選べるメインプレート(焼き飯か白飯つき)、
最後にはフォーチュンクッキーまで出てきて、4ドル62セント。
味はまあ我慢できる、という程度だが、Tokyo Roseとはまさに好対照。
それにしても、あんな珍妙な組み合わせのもの(それもまずい)を出されて、
これが日本食だと言われてもねえ・・・
「ふつうの日本食」のレストランというのは、こっちでやっても採算がとれない
のかな? あるいは。。。