本仮屋リイナアナ　私はツンデレ

　女優、本仮屋ユイカ（２５）の妹、本仮屋リイナアナ（２２）がフジテレビ系＝東海テレビのアナウンサーとしてデビューした。１日の入社初日からの出演に加え、研修も本格スタート。ゆったりした雰囲気が早くもお茶の間の人気を集めている。

　１日、スタートした東海３県放送の情報番組「スイッチ！」（月〜金曜午前９時５０分）に出演。花見会場からリポートしたり、スタジオで視聴者のファクスを読んだり、奔走している。

　アナウンサーを志望したのは祖母の言葉がきっかけ。幼いころ、テレビアナウンサーに「元気をもらえる」と喜ぶ祖母に「おばあちゃんに幸せを感じてもらえる」と夢を描いた。小学生のユイカが女優の道に向かい劇団に入ったころのことだ。

　中高時代は陸上部に所属。「短距離は才能だけど、努力の競技」である中距離８００メートルを選んだ。大学時代は陸上部マネジャー。姉を通して芸能関係者と接する中、スカウトされることもあったという。しかし「アナウンサーの道が一番」と事務所所属は断った。３月末、東京・新国立劇場にヒロインとして立ったのが初演技で初舞台。「名古屋からたくさんの方が来ていただいて歓迎されているとうれしかった」と喜ぶ。

　東京、大阪、沖縄を含む１１局を受験。「キー局と違って取材も企画もできる。名古屋が好きだから来たんです」ときっぱり。「地域の方に話し掛けてもらえる。やっと夢がかなって毎日がすっごく楽しい」とかみしめる。

　目元やおっとりした雰囲気はそっくり。「姉は緻密で、私は大胆、姉は夢見がちで私は現実的、姉はデレデレで私はツンデレ。どちらが姉か分からないと言われることもあります」とリイナ。

　３月１０日には、名古屋ウィメンズマラソンに出場。初マラソンを４時間３９分でゴールした。研修中の２月にはジョギングで足慣らしし、名古屋の風景にもすっかりなじんだ。

　昨年５月の内定の知らせに「姉が泣いて喜んでくれてうれしかった」という。先週、出演映像を見せたところ「妹びいきなので上手、上手とほめてくれました」という仲良し姉妹だ。チャンカワイ（３２）からは「ボーヨミーナ」とからかわれたが、「すごくしっかりしています。反省会では必ず何か話し、考えながら仕事をしています」と上司も評価する。

　「報道には特別な思いがあります。生きる力を伝えるのは報道と思う」と将来も見据える。「私がアナウンサーとして出演している番組に姉が女優として出演してくれたら」と姉妹共演も夢見ている。