【スペイン・バルセロナ発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦の2試合が10日(日本時間11日)行われ、バルセロナ(スペイン)はホームでパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)と1―1で引き分け、2戦合計3―3となったが、アウェーゴールの差で準決勝進出を決めた。ケガで出場が危ぶまれたFWリオネル・メッシ(25)が後半途中から出場し、同点弾を演出。6季連続での4強進出に貢献した
チームを救ったのは、不死鳥のごとくピッチに帰ってきたメッシだった。アウェーでの第1戦の前半に右大腿部を痛めて交代。6日の国内リーグ・マジョルカ戦を欠場し、CL第2戦の出場も危ぶまれた。だが、メッシは交流サイト「フェイスブック」で軽症を強調。9日の前日練習と試合当日朝の練習にも参加した。ドクターからのOKがなかなか出ずにビラノバ監督も起用を迷ったが、ベンチスタートという形で機をうかがった。
エース不在の影響からか開始直後からなかなか攻撃のリズムを作れず、逆にPSGのカウンターでピンチを招いた。スコアレスで折り返した後半5分、やはりカウンターからFWイブラヒモビッチに絶妙なスルーパスを出され、MFパストレに先制を許した。
このままでは敗退となる状況下で、指揮官はすぐにメッシにアップを命じると17分、MFセスクに代えて背番号10をピッチに送り込んだ。これで攻撃陣にリズムが生まれ、バルサ得意のパスワークもよみがえった。そして26分に待望の同点弾が生まれた。
メッシがドリブルで持ち込んでマークを2人引きつけ、ゴール前のFWビリャに縦パス。DFを背負いながらビリャはワンタッチでさばき、最後はフリーのペドロが右足で豪快に決めた。メッシがピッチに現れてからわずか9分、バルサは本来の輝きを取り戻した。
欧州CLではホームで2009年10月のルビン・カザン(ロシア)戦以来約3年半も不敗だったが、その記録も途切れなかった。同点弾のペドロも「メッシにお礼を言わなければならないね」。DFピケは「僕らは世界一の選手について話しているんだ。もし、メッシがいるならどんな状況でも使わないと。彼が足を引きずっていようとも、彼がいるだけで僕らの気分も相手の気分も変えてしまうのだから」とメッシの存在の大きさを改めて強調した。
準々決勝のACミラン戦に続く辛勝劇でつかんだ4強の座。ここからがバルサとメッシの本領発揮の場になる。
本紙でもおなじみの競馬評論家の清水成駿や本紙虎石、血統評論家水上学&〝生ける伝説〟安藤勝己元騎手が参戦!「東スポ@競馬 春のGⅠ大討論会 安藤勝己も登場with競馬ラボ」がニコニコ生放送された。春のGⅠ戦線を心から楽しみたい競馬ファンは絶対にチェック。
「本屋大賞」「CDショップ大賞」などプロが選ぶ賞が注目を浴びる中、アイドルDVDにもついに賞が誕生。アイドルDVDのプロたちが売り上げやアイドルの性格、さらにイベントの様子などから2012年最もDVDで輝いたMVPアイドルを選んだ。