児童用防犯ブザー:配布反対、大量の脅迫電話−−町田市教委 /東京
毎日新聞 2013年04月11日 地方版
町田市教委が北朝鮮情勢を理由に市内の朝鮮学校へ防犯ブザーの無料配布を取りやめ、後に撤回した問題で、配布に反対する大量の脅迫電話などで市教委の通常業務に支障が出ていることが10日、分かった。「死ね」「ハンマーで頭を割ってやる」という内容もあり、市は町田署に相談、庁内の警備を強化した。
市教委によると、9日までに市民らから計1612件の電話、メール、ファクスが寄せられた。配布中止を撤回した8日以降、市の決定に反対する抗議が急増。市役所を訪れて直接抗議する市民も多数おり、市教委は「命の危険を感じることもある」と苦慮している。【斎川瞳】
〔都内版〕