急激な円安が中国の輸出に大きな打撃、シンクタンクは“1ドル=120円がバランスいい”とも―中国報道
2013年04月10日

中国銀行が9日公表した為替レートによれば、人民元の対日本円レートは4日以降の4営業日で1元=15円まで上昇し、9日には16円に近付いた。上げ幅は6.6%。過去6カ月間で日本円は人民元に対して22%下げている。深セン商報が伝えた。
広発証券の陳果アナリストは「円安は中国の輸出に悪影響を与える。2013年第1四半期に日本の輸出が回復しはじめ、日本は量的緩和策の恩恵を受けた。ただ1%の円安は中国の対日輸出を1%以上押し下げる」と説明した。陳アナリストは、この円安が長く続くと予測している。