2009-05-17 ホントこのごろ、昔を思い出すなあ
ブログに携わる人々は今一度「片桐彩子日記」を読むといい
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昔々、「HEXAGON」という、とびっきりにファニーでキレキレのテキストを書きまくっていたサイトがありまして。「片桐彩子日記」を読んだダメ側の大人たちは爆笑のあまり床を転げ回り、かわいい女子中学生は「ああんお兄ちゃん好き好き大好き!」と頬を真っ赤にしてもだえて、やっぱり床を転げ回っていたのでした。
当時(も今も)、比類なきダメさかげんを誇っていた僕も例外ではなく、カレー将軍鼻田香作のブラックカレーを味わった太っちょのように、1日に何度も何度もなんどもナンドも読み返したものです。特に8月31日の日記の、ラブ・シンクロイドさん(仮名)への返信は、何百回読んだことか。そのせいで今でも全文、暗唱できるほどです。「絶対かかあかかかかかか片桐さんプレイしてるだろッ!」って、後半の「か」は6回ね。これ豆知識な*1。なので僕はネット上で何か文章を書こうとすると、どうしても「HEXAGON」の影響を色濃く受けたテイストになってしまう、あるいは「HEXAGON」に似せてしまう。足下にも及ばないけど*2。
おっと、話が逸れた。そうそう、一時期はテキストサイト界隈*3のトップに君臨した…というと過言だけど、まあ、かなりの知名度を誇った「HEXAGON」。そのサイト主の名前をヤマグチノボルといいます。
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そのヤマグチノボル氏が、なんかエロゲのシナリオを担当したとか、小説を書くとかって話が聞こえてきまして、僕は、エロゲはともかく小説はずっとチェックしていました。
だってファンだから。HEXAGON節を読みたいから。
ヤマグチノボル氏も、そんな僕の気持ちに応えてくれた、わけではないけれど、小説の中にちょっとだけ、ほんのちょっとだけだけど、本の中にファニーなテキストを交ぜてくれていたりします。レモンちゃんとか。
そして、僕はこっそり涙するのです。ああ、「HEXAGON」は、「片桐彩子日記」はここにある、と。
『ゼロの使い魔』は一般的にいってライトノベルでしょう。いや、一般的も何も、間違いなくライトノベルです。
だけど、「片桐彩子日記」に熱狂し、今でも単行本からファニーなテキストを拾って涙する僕にとっては、『ゼロの使い魔』はテキストサイトの延長線上の存在なのです。
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なので、
このエントリ、『ゼロの使い魔』でライトノベル全般を語るっていうのは、僕にとってはなんというか、クラシックを聴いてJ-POPを語るような、そんな違和感があったりするのです。
この違和感、僕だけの、とても特殊なものだというのはよくわかっているし、それをもって批判とかするつもりもまったくなくて。
ただ、なんとなくだけど、こんなふうに感じる人が、僕以外にもごく少数いるかもな、特に女子中学生とか!女子中学生とか!!(大事なことなので(ry)と思い、その人に向けて、何となくいろいろ書いてみたのです。いるとうれしいな。女子中学生とかね(しつこい)。
というか、
「ゼロの使い魔」はライトノベルだ。ぼくはライトノベルのことについてそれほど詳しくないのだが、この「ゼロの使い魔」はすごく正統的なライトノベルだと思った。非常にオーセンティックな、ライトノベルの鑑のような作品だと思った。
というくだりを読んで、ブックマークにも書いたけど
Ri-fie text, メモ 「ワオ!ノボル!あなたの本ってラノベの代表扱いされるまでになったのね!アンビリーバブル!信じられない!」と僕の心の中の片桐彩子さんが驚いてた
ライトノベル界制覇おめでとう!と、喝采したのでした。
片桐彩子さんと一緒にね。
フフ…フフフ…フハハハハハ!!ヤマグチノb…いや、ヤマグチィ!あなたの…もとい、貴様の、片桐彩子…じゃねーや、彩子は俺の中で暮らしてるぜフゥハハハーハァー!!
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ウェブニック制覇しました。うるあッ!ウェブニック!どうしたコラ!アイサツまだかッ!ああああああんッ!とらやの羊羹もってさっさとこねえかッ!オラオラオラアッ!
ハックルベリーの中のかたは、とらやの羊羹を持っていくといいと思うよ!