サブカテゴリー

PR:

ミサイル発射なら制裁強化 G8が北朝鮮非難声明 韓国は監視継続

 ロンドンで開かれた主要国(G8)外相会合は11日、弾道ミサイル発射の動きなどを続ける北朝鮮を「最も強い言葉で非難」する議長声明を採択した。議長のヘイグ英外相は会合後の記者会見で「ミサイル発射や核実験があれば重要な追加措置を取ることで一致した」と述べ、制裁強化を図る方針を示した。

 声明は、北朝鮮がミサイル発射を強行すれば国際社会で「さらなる孤立を招く」と強く警告し過去の国連安全保障理事会の決議順守を要求。ロシアを含むG8は断固としたメッセージを打ち出すことで結束を誇示し東アジアの緊張緩和を求める立場を明確にしたが、北朝鮮の反発は必至だ。

 聯合ニュースは11日、複数の韓国政府消息筋の話として、ミサイル発射準備を終えたとみられる北朝鮮がミサイルを格納庫から出し入れしていると報道。韓国政府は、不意打ち的に発射する可能性があるとみて米韓の偵察手段を総動員して監視を続けた。

 北朝鮮は新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」のほか、短距離の「スカッド」や中距離の「ノドン」を載せたとみられる発射用車両を東部・元山北方に配置。車両を随時移動させるなど不審な動きを見せているとされる。日米韓の厳しい監視の隙を突いて発射することで、ミサイルの運用能力を誇示する狙いがありそうだ。

 北朝鮮は今回、海上の航行禁止区域も設定せず発射経路が把握できないようにしており、韓国国防省関係者は「日米による迎撃を回避するためではないか」とみている。

 G8は声明で、拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害に対しても懸念を表明し、今後人権問題解決に向けた取り組みを強化する必要性も確認した。(共同)

[ 2013年4月12日 00:32 ]

Webtools & Bookmarks
Yahoo!ブックマークに登録

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

クイックアクセス
【楽天】オススメアイテム
スペシャルコンテンツ