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千葉市 実績悪い職員を分限免職に4月11日 18時32分
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千葉市は、仕事にすぐに取りかからず、市民から苦情が寄せられていた男性職員について、その後の研修でも能力や生活態度が改善しなかったとして、勤務実績がよくない職員を免職にできる制度を初めて適用したことを明らかにしました。
千葉市は勤務実績がよくない職員や仕事への適性が欠けているおそれのある職員について、去年4月から研修制度を導入し、この1年間に10人が対象となりました。
このうち50代の男性の一般職員は、仕事にすぐに取りかからず、市民から苦情が寄せられたほか、勤務中の居眠りなども多かったため、半年間の研修でさまざまな指導を行いましたが、改善しなかったということです。
このため、千葉市はこの職員1人を先月29日付けで分限免職の処分にしました。
分限免職は不祥事を起こした職員などに懲罰として行われる懲戒免職とは違い、実績や適性に欠ける職員を免職にできる制度で、懲戒免職とは違い、退職金は受け取れます。
総務省によりますと、勤務実績がよくないことを理由に分限免職になった地方公務員は平成23年度には全国で29人に上り、千葉市では今回が初めてです。
千葉市の熊谷俊人市長は、「残念だが、職責を果たせないまま市民の税金を使うわけにもいかない。こうした職員が出ないよう、研修で資質の向上を図っていきたい」と話しています。
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