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次はかなり、少ないです。
暗闇
王宮のとある室内で、男は机に座り、さっき届いたばかりの手紙を読みながら人を待っていた。

ドアを叩く音がして、男は低い声で言った。

「入れ!」

ドアを開け、入ってきた兵士は男に敬礼をして、恐る恐る口を開く。

「要件とはなんでしょうか?・・・様」

そう答える兵士に、男はそっと手紙を渡した。

「この者を知っているな・・・」

兵士は手紙をを読み終えると最初は驚いた顔をしていたが、その後、ニヤッとした表情を
浮かべて、こう言った。

「はい!本日、お会いになりましたので大丈夫です!」

そして、男は兵士から手紙を返して貰うと

「お前に20人私の息が掛かった部下を貸してやる・・・それとこの腕輪と短剣を貸してやる!
失敗は許されない・・・その時は解っているな・・・」

「!?」

兵士は驚いたが、その言葉の意味と腕輪と短剣のから発する忌々しい魔力に兵士は納得しそれらを自分の袋に
直した。

そして兵士は又、男に敬礼をすると部屋を出て行った。

一人になった男は手紙を読み直しながら、ボソッと独り言を言った。

「アレク様・・・貴方がこの国に来たのは宿命ですよ・・・絶望の淵で死ぬといい・・・!」

男は低い声で笑っていた・・・。



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