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指輪
家に前まで帰り着いたリンは悩んでいた?

(祖父に今日の事を話そうか・・・まさか、アストラの王子に気に入られた
など話したら祖父はビックリするだろう・・・?)

そんな事を考えていたら、家の扉が開いた。

リンはビックリしたが扉を開いた、老人は優しく笑い。

「外で気配がしたので見たら、やっぱりリンじゃったか」

そう老人は言うと、リンに早く中に入るよう手招きをした。

「やっぱり、ケフカお爺さんはまだまだ、現役だね!気配も分かるなんて」

そう、リンが誇らしげに言うと、ケフカは少し寂しそうに言った。

「もう、昔の様にはいかんよ。最近は腰をやってからは動くのもキツイもんじゃ」

「まだまだケフカお爺さんには、力(魔力)があるじゃない!」

リンはケフカの弱音を認めたくなっかた。

リンにとってケフカは目指すべき人物なのだから、だから何時までもケフカは誇り高き人で
あって欲しいのである。

「食事まだだよね?」

「今すぐ準備するね」

そう言うと、リンは台所に行き昨日、作り置きしていたスープの鍋に火を付けた。

(お爺さんには今日の事はやっぱり言えないな・・・心配を掛けたくないから)

そう、思いながら食事の用意をしていたリンだったが・・・

ケフカはテーブルの椅子に座って、リンの後ろ姿を見ていたが、いつもと違って落ち着きのない
と思い、気になったのかリンに声を掛けてみた。

「リンよ、今日は何かあったのかい?・・・悩み事があるなら言ってごらん」

リンはケフカの言葉にビックっと肩を上げた。

「えっ!?・・・何の事?・・今日は何時も通りだったよ。」

リンはそう言ったが、ケフカには誤魔化しは効かなかった。

「リンよ何時もお前は何かを隠す時は目が泳ぐ!・・・さっきも目が泳いでいたぞ!」

自分でも知らない癖があるのを指摘されてリンは苦笑いした。

「やっぱり、ケフカお爺さんには隠し事は出来ないんだね・・・」

リンは今日の出来事を、詳しくケフカに話した。

話を来ていたケフカは最初は大きく目を開けて動揺していたが、話に連れケフカは何やら
覚悟を決めた様子だった。

「そうか・・・とうとう、アレク様が来られたか・・・アネル様を追って・・・」

ケフカはそう呟くと、リンの目を見て真剣な表情でこう言った。

「リンよ・・・お前がしている右手の指輪だが、今まで外そうとした事はあるか?」

リンはケフカが言ってる事が理解、出来なかったが今までリンは指輪を外そうとした事は
あったが何故か指輪は外れなっかたのだ。

「ううん・・今まで外そうとした事はあったけど外れなかったよ?・・・どうして?」

そう聞いたケフカは、リンの指輪がしてある右手を握り、そっと呪文を唱えるとケフカに
握られていた右手に魔法陣が現れ、それを見ていたリンは何が起こったか解らないまま放心状態
だったが、現れた魔法陣が粉々に砕けると一緒に、リンの体の中で何かが弾けた。

「ケフカお爺さん・・・今にはいったに何が起こったの?」

不安そうにリンはケフカに訪ねてみた。

「リンよ・・・もしも、お主が大事にしておる人を本気で助けたいと願った時にだけ、
この指輪を外す事が出来る・・・今のリンなら・・・済まない・・・今はこれしか言えん」

ケフカはリンの右手から手を離すとそう呟き席に戻った。

呆気に取らせていたリンだったが、ケフカが言った事が深く心に残った。
そろそろ、大きく物語を動かせてらいいなと思っております。


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