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落ちこぼれ
草の束を掴むと、よいしょ、と体を引き上げた。
下級兵士洋の革の胴当てや肩当てが体に食い込み痛いので外して軽装になった
リンは見る限り、草むらに飽き飽きしていた。

「はあ~・・・皆と同じ仕事がしたいな~」

リンは兵士になってから4年目になるのだが、同じ同期の者はそれぞれ役職を貰い
仕事をしているのだが、リンは隊長から落ちこぼれの烙印を押され日々、雑用ばかり
していたのである。
本日の仕事は、街の外れにある池周りの草刈が仕事であった。

リンには2つ疑問があった、1つは見た目なのだ、今年16歳になったのだが身長は157ほどで
筋肉があまりついておらず、どうしても13歳にしか見えないのである。

そして、もう1つが魔力である。
この世界では少なくても多少は魔力を持って、生まれて来るのだがリンは全く、魔力を持って
いないのである。

「なんで、僕だけこんな目に会うのかな・・・・」

リンはこの4年間、仕事が終わってからは、1人でずっと剣と魔術の練習をしていたのだが、
魔術については、魔力が無いにで上達などしないし、剣の腕前もそこそこしか上達しなっかったのである。


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