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福島第一原発 移送中の汚染水が漏れる
4月11日 19時3分

地下の貯水槽からの水漏れが相次いでいる東京電力福島第一原子力発電所で、今度は水漏れが確認されている貯水槽から別の貯水槽に水を移す作業中、配管のつなぎ目から水が漏れるトラブルがありました。
漏れた水の量は20リットル余りで、東京電力は海への流出はないとしています。

東京電力によりますと、11日午後2時ごろ、水漏れが確認されている3号貯水槽にたまった水を別の貯水槽に移そうとポンプを動かしたところ、およそ3分後に配管のつなぎ目から水漏れが起きました。
このため東京電力は直ちにポンプを止め、汚染水の移送を中止したということです。
東京電力によりますと、水が漏れたのは貯水槽を覆っている土の上で、漏れた水の量は状況から22リットルと推計され、水は土に染み込み、海への流出はないとしています。
東京電力は、水漏れの原因を調べたうえで問題がないと判断できれば、水の移送を再開したいとしています。
福島第一原発では、貯水槽から水漏れが相次いで見つかったことから、今後貯水槽は使わない方針で、保管されている汚染水すべてを地上のタンクなどに移すとしていました。
ただ、移し替えには時間がかかることから、東京電力は、水漏れが確認されている3号貯水槽にたまった水については、今のところ問題がない6号貯水槽に一時的に移すことにしていました。

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