迂回寄付:竹本直一衆院議員が500万円
毎日新聞 2013年04月11日 11時28分(最終更新 04月11日 12時23分)
自民党大阪府連会長の竹本直一衆院議員(72)=比例近畿=が2011年、代表を務める自民党支部に計500万円を寄付し、全額を自分の資金管理団体に還流させていたことが分かった。政党支部を介した迂回(うかい)寄付に当たり、竹本議員の事務所は「所得税の還付を受けた。事務所の人件費を補うためだった」などと説明している。
政治資金収支報告書によると、竹本議員は11年3月2日に300万円、同年11月28日に200万円を、自分が代表の「自民党大阪府第十五選挙区支部」に寄付。同年12月16日に、850万円を資金管理団体「新国土研究会」に寄付していた。支部に寄付した500万円について税控除を受けたとみられる。
竹本議員は96年に初当選。厚生労働政務官や副財務相を歴任し、現在6期目。【堀文彦、山下貴史】