GOD EATER ~RED・GODDESS~ (真王)
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コクーンメイデン戦です

もちろんパートナーはサクヤさん



雨降る嘆き

今日はサクヤとの合同任務だ。聞いた話では、サクヤは旧型銃身神機使いのようだ。

(おそらく私は前線で陽動、サクヤさんは後方でバックアップってところね…)

スミカの今日の神機は、先日リンドウと行ったミッションでの装備とまったく同じである。

今日の討伐目標は『コクーンメイデン』だ。その場を全く動かないこのアラガミは、頭部からレーザー…開いた胴体からは無数の鋭い刺…視覚の広さを利用して敵を見つけることができる。現在世界に広く生息し、一つの場所に集中して大量発生することもある…などという特徴があるアラガミ。

スミカがエントランスのソファでデータベースから仕入れた情報をおさらいしていると、サクヤがやって来た。

先日と同じ露出度の高い格好である。
黒いナイトドレスのような衣装に身を包み、胸元を大胆に露出している。
腰に巻かれたパレオはよく見るとうっすら透けており、黒いホットパンツを着用しているのがわかる。

そのパレオの上からさげているポシェットの紐や胸元のステッチ、首元や右腕に巻かれたリボンは緑と黒で統一されていた。

ヒールが高いサンダルを見事に履きこなし、元々綺麗な脚線をさらに際立たせる。

(私も露出挑戦してみよ)

そんなことを考えながら、スミカはサクヤに挨拶した。

「おはようございます!サクヤさん」
「はあ〜い!おはよう」

明るい挨拶で「気さくなお姉さん」の雰囲気を出しているサクヤ。

「今日の任務ではよろしくね!」

と、サクヤは微笑みながらスミカに言った。

「はい!こちらこそ、よろしくお願いします!」








二人が向かった任務地は「嘆きの平原」と呼ばれる場所だ。

常に雨が降り続けている地域で、丸く広い平原となっているこの場所は、かつてはビルが建ち並ぶ都市の一部だった。

今となってはアラガミの徘徊ルートになっており、その中心に吹き荒れる巨大な竜巻は、実はアラガミが引き起こしているのではないかと言われている。

また、因果関係があるのかは不明だが、この近辺は巨大なアラガミも目撃されている。

サクヤはアラガミの声が辺りに響いたのを聞くとすぐに表情を変え、さっきまでとは打って変わって真剣な空気を漂わせた。

「早速ブリーフィングを始めるわよ!」

ここに来るまで聞いていた優しい声、それが今はただただ凛々しい。

「今回の任務ではスミカは前線で陽動、私は後方でバックアップします!遠距離型の神機使いとペアを組むときは、これが基本戦術だからよく覚えておいて。くれぐれも先行しすぎないように…後方支援の射程内で行動すること!OK?」
「わかりました」

スミカの声を聞いたサクヤは「ふふ…」と微笑んだ。

「ちょっと緊張してる?」
「ぜんぜん、私としてはまだまだ余裕を感じますよ」
「ん!頼りにしてるわ…さあ、始めるわよ!」

再び声と表情を戦闘モードに切り替えるサクヤ。

それに頷いたスミカは、待機地点から飛び降りて今日の討伐目標…コクーンメイデン3体の索敵を始めた。

少し進むと、スミカはまず一体目のコクーンメイデンを発見した。向こうはこちらより先に気づいたらしく、レーザーを放ってくる。

ただ目標に向かってまっすぐに飛ぶレーザーはホーミング性能がない…そのことを知っていたスミカは横にスライドしてかわす。

続けてレーザーを撃ってくるがそれもかわし、大きくジャンプしてスミカはコクーンメイデンの後ろを取った。

そして、コクーンメイデンがこちらを向いた瞬間に、その頭をレーザーが貫いた。

サクヤが後ろから、コクーンメイデンの頭を狙ってくれていたのだ。

スミカは怯んでぐったりと身体を倒し、だらし無く開いたコクーンメイデンの胴体に捕喰形態の神機を突っ込む。

「いただきます!」

バーストしたスミカは一気に斬撃を叩き込み、一体目のコクーンメイデンを撃破する。

(さすがね〜…今日は余り補助しなくて済みそうかな?)

なんて不謹慎なことを思うサクヤ。もちろんそんなことするつもりは彼女にはないが。
そうこうしているうちにスミカは地を駆け、二体目のコクーンメイデンに向かっていた。
スミカとコクーンメイデンの距離が20mほどになったときサクヤはレーザーを放つ。

レーザーはスミカの脇をすり抜けるように飛び、コクーンメイデンの頭にまた命中した。
バーストが続いていたスミカは再び斬りかかり、あっという間にコクーンメイデンを倒す。

「…あと一体…あそこね」

残る一体は20メートル離れている場所。
スミカはダッシュで残るコクーンメイデンを追う。

気付いたコクーンメイデンはレーザーを放つが全て避けられる。

「さぁこれで」
「よけて!」

サクヤの声が聞こえた。
するとコクーンメイデンの腹から針が飛び出してきた。
油断したゴッドイーターなら体中串刺しだろう。
だがスミカは、

「おっと」

瞬時に体を操作して針の間にやり過ごした。

(針の間に!?普通誰も出来るものじゃないわ!)

驚くサクヤを尻目にスミカは止めを刺していた。

「ねぇ新人君。今針の間に・・・」
「あれですか?実は昔ここに入る前に師匠に鍛えられたんですよ。一斉に飛び出す攻撃をかわす訓練を」
「あなた師匠がいたの?」
「はい、今師匠はなが~い旅に出てますけどね」
「す、すごい師匠がいたのね」
「さてもうすぐアナグラ帰還時間ですよ」
「そ、そうね」

スミカたちはアナグラに帰還した。

「ところでその露出服自作なんですか?」
「え?ああこれ?独自に作ったのよ」
「じゃあ私も動きやすい服つくろっかな?」
「出来るの?」
「実は裁縫術得意なんですよ」

と帰る途中こんな会話があったとか。


次回は上田エリック・・・である