福島第1原発:海側フェンス破損
毎日新聞 2013年04月08日 東京夕刊
東京電力は8日、福島第1原発で、放射性物質の海への拡散防止用に設置している水中カーテン「シルトフェンス」の一部が切断しているのが見つかったと発表した。フェンスから放射性物質が拡散したかを分析することにしている。
東電によると、切れたシルトフェンスは6号機の取水口付近。また、1〜4号機と5、6号機の間に魚の移動防止用として設置した物揚げ場付近のフェンスも切れたという。8日午前10時10分ごろ、東電の協力企業の作業員が切れているのを発見した。当時は強風で波が高く、平穏になってから修理するという。